( 香水工場の )
香る生活
オリジナル香水制作サービス終了(2012年)
オリジナル香水の制作サービス(「香りデザイン」「セルフデザイン」)を2012年2月末をもってクローズいたします。
( 香りのデザイン )
( 法人向けオリジナル香水制作サービス )
オリジナル香水制作サービスには企業向けと個人向けがあります。企業向けサービスは2008年に休止しました。
休止理由は欧米と比較して香水市場そのものの立ち上がり弱かったこと、ビジネス的な需要が薄いということ、需要の内容が当社の思惑とは違っていたことが理由です。
「思惑」とは、たとえばクライアントから比較的多かったご要望が有名製品のコピー香水。ターゲットははっきりしていてるリクエストでしたが、オリジナル性の意味もなくそういうご要望はすべてお断りしました。
( 個人向けオリジナル香水制作サービス )
個人向けサービスは企業向けサービス休止後も継続していました。こちらは対面でなくインターネットを介したオンラインサービス。
企業向けサービスと比較すると安価ですが、反面香りへの思い入れという点では、パフューマーにとっては、個人のお客様の方がおもしろかったようです。
限られたコミュニケーションの中で香りのイメージをお聞きする形式のサービスでしたので、お客様に満足のいくサービスがご提供できたか反省すべき点も多くあります。
一方ご自分の香りを繰り返し再制作依頼くださるお客様も相当数おられますので、好評いただいていたことも事実です。
収益性という点で採算が合わず、またパフューマーの負担が大きことから今回クローズすることになりました。ご利用いただいたみなさまには御礼申し上げます。
※「news」でのアナウンスメント → 香りのデザインサービス終了のおしらせ(2012年2月)
(2012-02-10)
( 香りのデザイン )
企業向け:終了済み
( 法人向けオリジナル香水制作サービス )
オリジナル香水制作サービスには企業向けと個人向けがあります。企業向けサービスは2008年に休止しました。
休止理由は欧米と比較して香水市場そのものの立ち上がり弱かったこと、ビジネス的な需要が薄いということ、需要の内容が当社の思惑とは違っていたことが理由です。
「思惑」とは、たとえばクライアントから比較的多かったご要望が有名製品のコピー香水。ターゲットははっきりしていてるリクエストでしたが、オリジナル性の意味もなくそういうご要望はすべてお断りしました。
個人向け:2012年2月終了予定
( 個人向けオリジナル香水制作サービス )
個人向けサービスは企業向けサービス休止後も継続していました。こちらは対面でなくインターネットを介したオンラインサービス。
企業向けサービスと比較すると安価ですが、反面香りへの思い入れという点では、パフューマーにとっては、個人のお客様の方がおもしろかったようです。
限られたコミュニケーションの中で香りのイメージをお聞きする形式のサービスでしたので、お客様に満足のいくサービスがご提供できたか反省すべき点も多くあります。
一方ご自分の香りを繰り返し再制作依頼くださるお客様も相当数おられますので、好評いただいていたことも事実です。
収益性という点で採算が合わず、またパフューマーの負担が大きことから今回クローズすることになりました。ご利用いただいたみなさまには御礼申し上げます。
※「news」でのアナウンスメント → 香りのデザインサービス終了のおしらせ(2012年2月)
(2012-02-10)
( 香水工場の )
香る生活
ミニドラマ「水仙」 映像メイキング
(2012/02/08)
香水をテーマにしたミニドラマ(香水CM)をシリーズで制作中です。
そして、2012年2月シリーズ第6作目となる『フローラル・フォーシーズンズ 水仙』(『Floral 4 Seasons Suisen』)ができあがりました。
香水という目に見えない対象をどのように映像化するのか、香水の楽しみや幸福感をどのようなドラマやストーリーで語るのか、この悩みは尽きません。
登場人物たちが紡ぎ出す仕草や表情に香りの物語を感じていただければ幸いです。
香水ミニドラマ(香水CM)シリーズでは、毎回テーマとなる香水製品を取り上げます。今回の製品は「フローラル・フォーシーズンズ 水仙」。「水仙」は、海岸などに群生して咲く可憐な花、スイセンの香りをイメージした香水です。
スイセンの花の香りは甘く切なく春の訪れを思わせる香り、遠い記憶を呼び覚ます香りです。香りを嗅ぐすべての人に幸福感を与えます。スイセンをテーマにした香水が「水仙」です。
当社パフューマーが2年間、スイセンの開花に合わせてフィールドワークと調香を繰り返して制作した香りです。白い花の凛とした雰囲気と輝く黄色い色彩を余すことなく表現しました。
2011年12月のロケハンに続き、スイセンが「おそらく満開だろう」と予想された2012年1月18日にロケを敢行しました。
ロケ地は、千葉県側アクアラインの橋脚の下、および千葉県鋸南町の「水仙ロード」。
房総半島のスイセンは、淡路島・越前海岸とともに日本を代表するスイセンの群生地です。
午前7時渋谷UTBアカデミー前に集合し、監督・カメラマンその他10名以上のクルーとともに数台のロケバスに分乗しロケ地に向かいました。
千葉県鋸南町は、スイセン栽培が盛んな土地です。江戸時代から正月を飾る花として栽培され、現在でも山の斜面を利用して広大なスイセン畑が拡がります。
現在、鋸南町のスイセンは主に大消費地・東京への出荷されますが、同時に、スイセンの風光明媚なスポットとして多くの観光客を惹きつけています。
当初、ロケ地は鋸南町からやや内陸に入った「をくづれ水仙郷」に設定されていましたが、ロケ当日、現地に入るとスイセンの刈り取りが進んでおり、急遽ロケ地を変更、観光客でにぎわう「江月水仙ロード」に向かいました。
「江月水仙ロード」ではスイセンがちょうど見頃でした。観光客が少なく撮影にぴったりの畑を見つけ、その農家にお願いしてスイセン畑にカメラと三脚やカメラクレーンを入れさせてもらいました。
条件は「スイセンを可能な限り踏まないこと」(快く撮影を許可してくださったご主人へ、この場を借りて御礼申し上げます)。
気候が穏やかな房総半島とはいえ、山の斜面のここそこには雪も残る1月中旬。寒さに凍える役者さんには気の毒でしたが、カメラが回り出すと寒さを微塵も感じさせない演技にプロ意識を感じさせます。
遠くからのショット、アップでのショット、作品になればわずか数秒から1秒程度のカットも、それぞれが数十分から数時間を要する撮影です。
今までのシリーズでは、最高に寒いロケでした。
次のロケ地は、アクアラインの橋脚の下(木更津市)。陽がある内に撮影のセットアップを済ませたいので急いで移動です。食事する時間もありませんので移動中のロケバスの中でお弁当を掻き込む感じです。
冷たい飯も、空腹のときは最高です。
ハリウッド経験が長い斉藤監督によれば、米国の映画ロケではスタッフに暖かい食事を出さないとストライキやボイコットが起きるそうです。あちらではサンドイッチ以外、冷たい食べ物は冷遇されている印象があるようです。
しかし、我がニッポンでは昔から弁当文化がありますので、冷飯も心からうまく感じます。
太陽が沈む頃から、みるみると寒さが増します。周期は見渡す限りのすすき野。北風を阻む壁もなければ暖をとる建物のもない状況です。
ロケ数日前、プロデューサーからメールが来ました。「23時終了予定。外ロケ。凍死する可能性あり」。ジョークではありませんでした。
映像を見ていただければ、役者さんが全員おおむね薄着であることがわかりますが、かなりの我慢をお願いしています。
寒さで顔が青ざめていくとカメラ写りがやや幽霊のように見えましたが、不思議なことにできあがってきた作品は平然たる表情、こんなところにもプロの仕事を感じてしまいます。
思い出せば、2年前のドラマ『金木犀』のロケ日は、その夏の最高気温が記録された日でした。空調がない撮影現場ではじっとしているだけで、汗が噴き出ましたが、秋物着物を着た女優さんの額から汗が出ないことに驚かされました。
役者さんとはこういう人々なんですね。
『水仙』の撮影終了は午前2時。すでに私は現場を離れていましたが、撮影機材を渋谷UTBに持ち帰りすべてが終了したのは午前3時と聞いています。
クルーたちは電車の始発を待って自宅に帰っていきました。メンバーのよっては24時間ノンストップ労働、お疲れさまでした→ UTB映像アカデミーのみなさまへ
・放映ページ
・ムービーメイキング
・プロデューサー:松澤 和行
・監督・脚本:齊藤 勇貴
・音楽:桑原 秀綱
・制作:UTB映像アカデミー
(2012-02-07)
香水ミニドラマシリーズ
香水をテーマにしたミニドラマ(香水CM)をシリーズで制作中です。
そして、2012年2月シリーズ第6作目となる『フローラル・フォーシーズンズ 水仙』(『Floral 4 Seasons Suisen』)ができあがりました。
香水という目に見えない対象をどのように映像化するのか、香水の楽しみや幸福感をどのようなドラマやストーリーで語るのか、この悩みは尽きません。
登場人物たちが紡ぎ出す仕草や表情に香りの物語を感じていただければ幸いです。
スイセンがテーマの香水「水仙」
香水ミニドラマ(香水CM)シリーズでは、毎回テーマとなる香水製品を取り上げます。今回の製品は「フローラル・フォーシーズンズ 水仙」。「水仙」は、海岸などに群生して咲く可憐な花、スイセンの香りをイメージした香水です。
スイセンの花の香りは甘く切なく春の訪れを思わせる香り、遠い記憶を呼び覚ます香りです。香りを嗅ぐすべての人に幸福感を与えます。スイセンをテーマにした香水が「水仙」です。
当社パフューマーが2年間、スイセンの開花に合わせてフィールドワークと調香を繰り返して制作した香りです。白い花の凛とした雰囲気と輝く黄色い色彩を余すことなく表現しました。
ドラマ『水仙』メイキング
2011年12月のロケハンに続き、スイセンが「おそらく満開だろう」と予想された2012年1月18日にロケを敢行しました。
ロケ地は、千葉県側アクアラインの橋脚の下、および千葉県鋸南町の「水仙ロード」。
房総半島のスイセンは、淡路島・越前海岸とともに日本を代表するスイセンの群生地です。
午前7時渋谷UTBアカデミー前に集合し、監督・カメラマンその他10名以上のクルーとともに数台のロケバスに分乗しロケ地に向かいました。
千葉県鋸南町は、スイセン栽培が盛んな土地です。江戸時代から正月を飾る花として栽培され、現在でも山の斜面を利用して広大なスイセン畑が拡がります。
現在、鋸南町のスイセンは主に大消費地・東京への出荷されますが、同時に、スイセンの風光明媚なスポットとして多くの観光客を惹きつけています。
当初、ロケ地は鋸南町からやや内陸に入った「をくづれ水仙郷」に設定されていましたが、ロケ当日、現地に入るとスイセンの刈り取りが進んでおり、急遽ロケ地を変更、観光客でにぎわう「江月水仙ロード」に向かいました。
スイセン畑の中で
「江月水仙ロード」ではスイセンがちょうど見頃でした。観光客が少なく撮影にぴったりの畑を見つけ、その農家にお願いしてスイセン畑にカメラと三脚やカメラクレーンを入れさせてもらいました。
条件は「スイセンを可能な限り踏まないこと」(快く撮影を許可してくださったご主人へ、この場を借りて御礼申し上げます)。
気候が穏やかな房総半島とはいえ、山の斜面のここそこには雪も残る1月中旬。寒さに凍える役者さんには気の毒でしたが、カメラが回り出すと寒さを微塵も感じさせない演技にプロ意識を感じさせます。
遠くからのショット、アップでのショット、作品になればわずか数秒から1秒程度のカットも、それぞれが数十分から数時間を要する撮影です。
今までのシリーズでは、最高に寒いロケでした。
アクアライン橋脚の下で
次のロケ地は、アクアラインの橋脚の下(木更津市)。陽がある内に撮影のセットアップを済ませたいので急いで移動です。食事する時間もありませんので移動中のロケバスの中でお弁当を掻き込む感じです。
冷たい飯も、空腹のときは最高です。
ハリウッド経験が長い斉藤監督によれば、米国の映画ロケではスタッフに暖かい食事を出さないとストライキやボイコットが起きるそうです。あちらではサンドイッチ以外、冷たい食べ物は冷遇されている印象があるようです。
しかし、我がニッポンでは昔から弁当文化がありますので、冷飯も心からうまく感じます。
太陽が沈む頃から、みるみると寒さが増します。周期は見渡す限りのすすき野。北風を阻む壁もなければ暖をとる建物のもない状況です。
ロケ数日前、プロデューサーからメールが来ました。「23時終了予定。外ロケ。凍死する可能性あり」。ジョークではありませんでした。
映像を見ていただければ、役者さんが全員おおむね薄着であることがわかりますが、かなりの我慢をお願いしています。
寒さで顔が青ざめていくとカメラ写りがやや幽霊のように見えましたが、不思議なことにできあがってきた作品は平然たる表情、こんなところにもプロの仕事を感じてしまいます。
思い出せば、2年前のドラマ『金木犀』のロケ日は、その夏の最高気温が記録された日でした。空調がない撮影現場ではじっとしているだけで、汗が噴き出ましたが、秋物着物を着た女優さんの額から汗が出ないことに驚かされました。
役者さんとはこういう人々なんですね。
『水仙』の撮影終了は午前2時。すでに私は現場を離れていましたが、撮影機材を渋谷UTBに持ち帰りすべてが終了したのは午前3時と聞いています。
クルーたちは電車の始発を待って自宅に帰っていきました。メンバーのよっては24時間ノンストップ労働、お疲れさまでした→ UTB映像アカデミーのみなさまへ
ミニドラマ『水仙』のスタッフ
・放映ページ
・ムービーメイキング
・プロデューサー:松澤 和行
・監督・脚本:齊藤 勇貴
・音楽:桑原 秀綱
・制作:UTB映像アカデミー
(2012-02-07)
( 香水工場の )
香る生活
ミニボトルで拡がる香水の楽しさ
先日、福井・越前海岸に水仙を見に行きました。福井市内では大雪がみるみる積もる様子に驚きました。「豪雪」とはこういうことか、と圧倒されました。今年の日本列島、とくに日本海側は近年まれにみる大雪だそうです。
ミニボとは?
当社の香水には、ミニボトルとフルボトルがあります。一般的な香水のミニボトルをイメージされるとやや恥ずかしいのですが、要は試験管みたいなボトルです。
「香水ミニボトル」と呼んでいますが、略して「ミニボ」。これがなかなか楽しいボトルです。
3拍子そろったミニボ
当初はフルボトルをお買い上げいただく前のサンプル的な目的がありました。
しかし、ミニボトルでも案外楽しめることと、また、「小さく」・「価格お手ごろ」・「持ち歩き便利」なことから、ミニボを日常のご使用のためにお買い上げいただくお客様がどんどん増えています。
普段の生活にお使いいただきたいミニボ
当社もミニボを一つの香水製品として普段の生活でお使いいただくことをオススメしておりますので、ネーミングを「サンプルボトル」から「ミニボトル」へ変更し、生活の中の香水として以前にもまして前向きにオススメしております。
はじめてのお客様はとまどうかも?ミニボの開け方
ところで、このミニボ、なじみのお客様には目を閉じていてもお使いいただけますが、はじめてのお客様には案外、使い方がわからない方がおられます。
それは、一般的な香水が、スプレータイプで「香水とはミストででてくるもの」という常識があるからではないかと思われます。
だから、ミニボははじめてのお客様にはわかりにくいのかもしれません。場合によっては、ミニボを開けるとき、中身をこぼされたりする事例もあります。
※力を入れすぎると、勢いよくキャップが取れ、香水がこぼれる場合も!
ミニボ解説ページはこちら
そこで、ミニボの開け方の説明ページを作成しました。
【開け方】
(1)ボトル本体を片手で持ちます。
(2)もう一方の手の指でキャップを挟みます。
(3)キャップはネジ式ではありません。左右に揺らしながらゆっくり上方向に引き上げてください。※力を入れすぎると、勢いよくキャップが抜けて、こぼれる場合があります。
ミニボの開け方・楽しみ方
ぜひお楽しみください。
(2012-02-07)
( 香水工場の )
香る生活
ジンくんカード、香りのカード配布中
(2012/02/04)
あれよと2月に突入しました。このところ日本列島は寒波に覆われ、あまりの寒さに活動もやや鈍り気味です。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
寒いとはいえ、ロウバイは生命を燃やすように咲いていますし、梅の花のつぼみも力をみなぎらせています。春の予感が一歩一歩と近づく気配です。
今日は「ジンくんカード」をご紹介します。
なんだろう?と感じるのは、ますはネーミングですよね。
「ジンくん」は「ジンチョウゲ」のジンです。
当社ではジンチョウゲを「復興の花」と決めて、昨年4月より、当社の人気香水「沈丁花」の30ミニボトルの売上の一部を被災地への義捐金に充ててきました。
そして、来月は売上全額を義援金に充てたいと意気込んでいます。
沈丁花なかまプロジェクト
そういう活動も参加いただけるお客様が存在しないことには自己満足だけの空回りに終わります。
なんとかプロジェクトを当社なりに盛り上げたいと知恵を絞ったアイデアの一つが、キャラクターの制作でした。その名が「ジンくん」。
ジンくんカードには、香水「沈丁花」の香りが少しだけ付けられています。これを封をしない透明OPP袋に入れて、ご注文商品に同梱してお配りしています。
届いた商品を開けたとき、お客様には、香るか香らないかわからない程度にかすかに香るジンチョウゲが感じられるでしょう。
そして、その中で興味を抱いたお客様の一部がカードを手に取ってくれる・・・参加いただけるかどうかは別としては、押しつけにならない程度に、まずはお知らせできるという流れを想定しています。
この香りに春を感じていただければ、当社もハッピーです。
(2012-02-04)
寒波と春の予感
あれよと2月に突入しました。このところ日本列島は寒波に覆われ、あまりの寒さに活動もやや鈍り気味です。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
寒いとはいえ、ロウバイは生命を燃やすように咲いていますし、梅の花のつぼみも力をみなぎらせています。春の予感が一歩一歩と近づく気配です。
「ジンくんカード」とは?
今日は「ジンくんカード」をご紹介します。
なんだろう?と感じるのは、ますはネーミングですよね。
「ジンくん」は「ジンチョウゲ」のジンです。
ジンチョウゲ、復興の花
当社ではジンチョウゲを「復興の花」と決めて、昨年4月より、当社の人気香水「沈丁花」の30ミニボトルの売上の一部を被災地への義捐金に充ててきました。
そして、来月は売上全額を義援金に充てたいと意気込んでいます。
沈丁花なかまプロジェクト
参加いただけるお客様あってのプロジェクト
そういう活動も参加いただけるお客様が存在しないことには自己満足だけの空回りに終わります。
なんとかプロジェクトを当社なりに盛り上げたいと知恵を絞ったアイデアの一つが、キャラクターの制作でした。その名が「ジンくん」。
香水「沈丁花」の香りをお付けして配布
ジンくんカードには、香水「沈丁花」の香りが少しだけ付けられています。これを封をしない透明OPP袋に入れて、ご注文商品に同梱してお配りしています。
届いた商品を開けたとき、お客様には、香るか香らないかわからない程度にかすかに香るジンチョウゲが感じられるでしょう。
香りに春を感じてもらえれば・・・
そして、その中で興味を抱いたお客様の一部がカードを手に取ってくれる・・・参加いただけるかどうかは別としては、押しつけにならない程度に、まずはお知らせできるという流れを想定しています。
この香りに春を感じていただければ、当社もハッピーです。
(2012-02-04)
( 香水工場の )
香る生活
セレブ香水と世界市場の規模
(2012/02/03)
パリス・ヒルトンさんは欧米の人気スター。有名ホテルブランドの創業者一族のご令嬢ということで、セレブなイメージのスターですが、一方でお騒がせキャラとして、テレビのリアリティショーなどで活躍されています。
欧米では、スターや有名人が自身の香水をリリースすることは定番となっています。香水業界では「セレブ香水」と呼ばれ、とくに2000年以降ブームとなり、現在もこの傾向が継続中です。
パリス・ヒルトンさんもご自身でプロデュースした香水をお持ちで絶好調とのニュースがありました。ご紹介しつつ、香水の世界市場について考えてみます。
パリス・ヒルトンさんがはじめて香水をリリースしたのは2000年代中頃。
ときとしてライバルと目されるポップスターのブリトニー・スピアーズさん(彼女もご自身のセレブ香水をリリース)と比較した記事を記憶しています。
そのマスコミ報道では評判や売上の方は、ブリトニー・スピアーズさん優勢で、あまり芳しくないという内容でした。
しかし、このほど、「FHM」に語ったパリスさんの発言が話題になっています。
「香水はすごくうまくいっているの、2005年から1,000億円売り上げたわ」
FHMは、イギリスの男性総合誌。メンズファッションからセレブのゴシップ、政治問題、生活情報と幅広い分野をカバーする欧米で人気、とくにイギリスではベストセラー雑誌で、影響力も大きいだけに話題性があります。
多くの読者の第一印象は「そんなに売れるのか!」
記事からを引用します:
「香水のプロデュースは制作のすべての面で関わっている。香水は非常に上手くいっていて(doing really well)、2005年から13億ドル(1,000億円)の収益を上げました」
---------------QUOTE--------------
"I'm involved in my products every step of the way. My fragrances are doing really well at the moment," Hilton tells FHM UK's January issue. "They've produced more than $1.3 billion in revenue since 2005."
Paris Hilton: I've Earned $1.3 Billion Since 2005
(http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/paris-hilton-ive-earned-13-billion-since-2005-201241)
---------------QUOTE--------------
※「収益」(in revenue)は、厳密に考えるとややこしいのですが、ここではパリスさんご自身のビジネスの売上げではなく、全世界での「小売りベースの売上げ」と判断しています。
7年で1,000億円なら、単純に年間140億円程度の売上になります。平均単価から考えると年間4百万本〜5百万本の売り上げ。全世界で数秒に1本売れ続けていることになります。
この数字は、香水単品の売上としたは非常に大きな数字です。驚異的。
世界的なメジャーブランドでも香水単品を100億円売り上げるブランドさんは数える程度と思われますので本当に驚異的な数字です。
数字が本当なら、ヒルトン香水は香水のメジャーブランドに対抗しうるか、もしくは凌駕するパワーです。
世界の香水市場で、どれくらいのシェアを彼女は獲得したのだろうと考えると、はたと私は世界の香水市場の市場規模を調べたことがないことに気づきました。
日本の香水市場の市場規模は、よく空想するのですが、意識は世界市場に向かっていなかったようです。
これはよいチャンス、ちょっと調べてみました。すぐにヒントになりそうなページがありました。
ブラジルの香水やコロンの市場規模は世界トップ (2011/05/05)
http://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-quimico/?materia=8642
--------------(引用)--------------
Euromonitorコンサルタント社の調査によると昨年のブラジルの香水、フレグランスやオーデコロンのマーケット規模は米国の53億4,700万ドルを追越す60億2,900万ドルに達して世界トップ、3位には24億9,700万ドルのドイツ、4位は24億4,800万ドルのフランス、5位は21億7,100万ドルのロシアであった。
--------------(引用)--------------
Euromonitor社は、ロンドンにある大手な市場調査会社。ある程度信用できると考えて空想してみます。
・ブラジル 6,000億円
・米国 5,000億円
・ドイツ 2,000億円
・フランス 2,000億円
・ロシア 2,000億円
上記記事に記載されている国は5カ国ですが、この調子ならトップ10カ国で3兆円、トップ30カ国で5兆円規模。
全世界で、6兆円から8兆円程度でないかと空想しました。
(2012-02-03)
欧米のスターや有名人とセレブ香水の関係
パリス・ヒルトンさんは欧米の人気スター。有名ホテルブランドの創業者一族のご令嬢ということで、セレブなイメージのスターですが、一方でお騒がせキャラとして、テレビのリアリティショーなどで活躍されています。
欧米では、スターや有名人が自身の香水をリリースすることは定番となっています。香水業界では「セレブ香水」と呼ばれ、とくに2000年以降ブームとなり、現在もこの傾向が継続中です。
パリス・ヒルトンさんもご自身でプロデュースした香水をお持ちで絶好調とのニュースがありました。ご紹介しつつ、香水の世界市場について考えてみます。
売り上げ1,000億円
パリス・ヒルトンさんがはじめて香水をリリースしたのは2000年代中頃。
ときとしてライバルと目されるポップスターのブリトニー・スピアーズさん(彼女もご自身のセレブ香水をリリース)と比較した記事を記憶しています。
そのマスコミ報道では評判や売上の方は、ブリトニー・スピアーズさん優勢で、あまり芳しくないという内容でした。
しかし、このほど、「FHM」に語ったパリスさんの発言が話題になっています。
「香水はすごくうまくいっているの、2005年から1,000億円売り上げたわ」
FHMは、イギリスの男性総合誌。メンズファッションからセレブのゴシップ、政治問題、生活情報と幅広い分野をカバーする欧米で人気、とくにイギリスではベストセラー雑誌で、影響力も大きいだけに話題性があります。
多くの読者の第一印象は「そんなに売れるのか!」
記事からを引用します:
「香水のプロデュースは制作のすべての面で関わっている。香水は非常に上手くいっていて(doing really well)、2005年から13億ドル(1,000億円)の収益を上げました」
---------------QUOTE--------------
"I'm involved in my products every step of the way. My fragrances are doing really well at the moment," Hilton tells FHM UK's January issue. "They've produced more than $1.3 billion in revenue since 2005."
Paris Hilton: I've Earned $1.3 Billion Since 2005
(http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/paris-hilton-ive-earned-13-billion-since-2005-201241)
---------------QUOTE--------------
※「収益」(in revenue)は、厳密に考えるとややこしいのですが、ここではパリスさんご自身のビジネスの売上げではなく、全世界での「小売りベースの売上げ」と判断しています。
年間5百万本、数秒に1回で売れるパワー
7年で1,000億円なら、単純に年間140億円程度の売上になります。平均単価から考えると年間4百万本〜5百万本の売り上げ。全世界で数秒に1本売れ続けていることになります。
この数字は、香水単品の売上としたは非常に大きな数字です。驚異的。
世界的なメジャーブランドでも香水単品を100億円売り上げるブランドさんは数える程度と思われますので本当に驚異的な数字です。
数字が本当なら、ヒルトン香水は香水のメジャーブランドに対抗しうるか、もしくは凌駕するパワーです。
世界の香水の市場規模
世界の香水市場で、どれくらいのシェアを彼女は獲得したのだろうと考えると、はたと私は世界の香水市場の市場規模を調べたことがないことに気づきました。
日本の香水市場の市場規模は、よく空想するのですが、意識は世界市場に向かっていなかったようです。
これはよいチャンス、ちょっと調べてみました。すぐにヒントになりそうなページがありました。
ブラジルの香水やコロンの市場規模は世界トップ (2011/05/05)
http://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-quimico/?materia=8642
--------------(引用)--------------
Euromonitorコンサルタント社の調査によると昨年のブラジルの香水、フレグランスやオーデコロンのマーケット規模は米国の53億4,700万ドルを追越す60億2,900万ドルに達して世界トップ、3位には24億9,700万ドルのドイツ、4位は24億4,800万ドルのフランス、5位は21億7,100万ドルのロシアであった。
--------------(引用)--------------
お国別、香水の市場規模
Euromonitor社は、ロンドンにある大手な市場調査会社。ある程度信用できると考えて空想してみます。
・ブラジル 6,000億円
・米国 5,000億円
・ドイツ 2,000億円
・フランス 2,000億円
・ロシア 2,000億円
上記記事に記載されている国は5カ国ですが、この調子ならトップ10カ国で3兆円、トップ30カ国で5兆円規模。
全世界で、6兆円から8兆円程度でないかと空想しました。
(2012-02-03)
( 香水工場の )
香る生活
2012年、日本の香水元年?
(2012/01/07)
日本では、すっかりお正月気分がとれた感じですが、ロシアではまだクリスマス気分(というか、ロシア正教では1月7日がクリスマスとか)ですし、中国ではもうすぐお正月を迎えますので、世界的にはまだまだお祭り気分なんでしょうね。
仕事モードの気分を盛り上げ突入した4日の仕事始めも、今年はいきなり3連休を迎え、やや失速気味の国分です。
改めまして。
新年、あけましておめでとうございます。今年も、どうぞ、よろしくお願いします。
最近はTwitterも書き込むようになってブログの更新が遅れ気味ですが、大丈夫です。今から書き書きと闘志を燃やしています。
今年はじめのブログは、日本の香水シーンを占いたいと思います。
2005年くらいから、一貫して日本の香水市場は拡大しています(穏やかではありますが)。
このへんは、1年前に私が書いた記事、日本の香水市場に触れていますが、一般に日本の香水市場は500億円くらいでしょうか。
穏やかな成長の中で、目を見張る分野が男性用香水、あるいはメンズコスメ(男性化粧品)の伸びです。
公的な統計データがなくご紹介できないのが残念ですが、感触として数年前から年10%、あるいは20%程度の成長が継続している印象があります。
取引先のインポートコスメ商社さんなどに聞いても同意見です。
メンズコスメの成長は、特に2007年、トイレタリーの多国籍メジャー、ユニリーバ社が満を持して日本市場に投入した「AXE(アックス)」に遠因を感じます。
AXEの大ヒットで、男性向け香水は一気に成長分野に育ちました。当時、AXEはすでに欧米で人気を博している若者向けフレグランスでしたが、日本市場への投入は遅く、また慎重でした。
AXE自体は「フレグランス・ボディスプレー」と銘打たれるとおり香水というよりトイレタリー的なイメージでマーケティングされました。
しかし、AXEの成功は、AXE以外の欧米高級ブランドの男性用香水や男性用スキンケアなども売れ行きにも貢献した印象があり、個人的には日本のメンズコスメ全体の嵩上げにつながったと考えています。
当社のお客様も90%以上が女性のお客様でしたが、年々男性比率は高まっています。現在では、正確な統計はまだですが、20%程度が男性のお客様と推測されます。
とくにAMAZONマーケットプレイス経由のお客様に至っては60%以上が男性です。
ということで、今年も男性顧客の増加はブル傾向で行くでしょう。
あと、デザイナーズブランドの香水、一般の「ブランド香水」の価格下落は、この一年、目を覆うばかりの惨状です。
ユーロやドルが下落したこともあります。
しかし、一番の大きなマクロ的な要因は、少し言いにくいのですが、大手ブランドさんの大量生産(マスプロダクション)による価格下落が背景にあるのではないかと私は推測します。
これは大手ブランドさんが、近年、次々と大資本を受け入れ、そして、大資本系列に参加することで、否応なく資本主義システムの歯車になったことと無縁ではないしょう。
四半期ごとに利益を確保できない経営者は、株主と組織から退場させられる現状、経営者がブランドの永続性より目先の売上に走ることは資本主義経済の構造的な問題です。
嫌気がさしたパフューマーが次々とスピンアウトして、独自のメゾンフレグランス設立に向かうのも無理のない話です。
欧米では既存ブランドから新進気鋭のブランドへと世代交代への躍動が感じられる昨今です。それらは「メゾンフレグランス」や「ニッチフレグランス」と呼ばれています。
今年は、日本でも、一部、雑貨状態に陥っている並行輸入香水やインポート香水に対して、欧米のマイナーでレアなブランド、聞いたこともないブランドが、日本の香水シーンに数多く登場するでしょう。
と同時に、日本では日本独自の香水への需要もさらに高まると信じています。
感度の高い消費者はすでにホームセンターでワゴンセールになった香水には見向きもしません。多くの化粧品会社が、新しい日本のフレグランス市場に参入する予感がしますし、また新しい香水ブランドが生まれてくる予感がしています。
参入する既存ブランド、新規ブランド。
それは多ければ多いほど日本の香水シーンは盛り上がります。なぜなら秋葉原と同じく同業者が同じ土俵で、お互い切磋琢磨することで、すごい製品が生まれるからです。
いやー、日本の香水シーンが、徐々におもしろくなりそうです。
(2012-01-07)
新年のご挨拶
日本では、すっかりお正月気分がとれた感じですが、ロシアではまだクリスマス気分(というか、ロシア正教では1月7日がクリスマスとか)ですし、中国ではもうすぐお正月を迎えますので、世界的にはまだまだお祭り気分なんでしょうね。
仕事モードの気分を盛り上げ突入した4日の仕事始めも、今年はいきなり3連休を迎え、やや失速気味の国分です。
改めまして。
新年、あけましておめでとうございます。今年も、どうぞ、よろしくお願いします。
香水ブログ、やります!
最近はTwitterも書き込むようになってブログの更新が遅れ気味ですが、大丈夫です。今から書き書きと闘志を燃やしています。
今年はじめのブログは、日本の香水シーンを占いたいと思います。
2012年、日本の香水シーンを占う
2005年くらいから、一貫して日本の香水市場は拡大しています(穏やかではありますが)。
このへんは、1年前に私が書いた記事、日本の香水市場に触れていますが、一般に日本の香水市場は500億円くらいでしょうか。
目を見張るメンズ香水
穏やかな成長の中で、目を見張る分野が男性用香水、あるいはメンズコスメ(男性化粧品)の伸びです。
公的な統計データがなくご紹介できないのが残念ですが、感触として数年前から年10%、あるいは20%程度の成長が継続している印象があります。
取引先のインポートコスメ商社さんなどに聞いても同意見です。
日本のメンズ香水、あの製品がブレイクスルーだったか?
メンズコスメの成長は、特に2007年、トイレタリーの多国籍メジャー、ユニリーバ社が満を持して日本市場に投入した「AXE(アックス)」に遠因を感じます。
AXEの大ヒットで、男性向け香水は一気に成長分野に育ちました。当時、AXEはすでに欧米で人気を博している若者向けフレグランスでしたが、日本市場への投入は遅く、また慎重でした。
AXE自体は「フレグランス・ボディスプレー」と銘打たれるとおり香水というよりトイレタリー的なイメージでマーケティングされました。
しかし、AXEの成功は、AXE以外の欧米高級ブランドの男性用香水や男性用スキンケアなども売れ行きにも貢献した印象があり、個人的には日本のメンズコスメ全体の嵩上げにつながったと考えています。
メンズ香水は今年もブル市場
当社のお客様も90%以上が女性のお客様でしたが、年々男性比率は高まっています。現在では、正確な統計はまだですが、20%程度が男性のお客様と推測されます。
とくにAMAZONマーケットプレイス経由のお客様に至っては60%以上が男性です。
ということで、今年も男性顧客の増加はブル傾向で行くでしょう。
大資本とソリが合わないブランド
あと、デザイナーズブランドの香水、一般の「ブランド香水」の価格下落は、この一年、目を覆うばかりの惨状です。
ユーロやドルが下落したこともあります。
しかし、一番の大きなマクロ的な要因は、少し言いにくいのですが、大手ブランドさんの大量生産(マスプロダクション)による価格下落が背景にあるのではないかと私は推測します。
これは大手ブランドさんが、近年、次々と大資本を受け入れ、そして、大資本系列に参加することで、否応なく資本主義システムの歯車になったことと無縁ではないしょう。
四半期ごとに利益を確保できない経営者は、株主と組織から退場させられる現状、経営者がブランドの永続性より目先の売上に走ることは資本主義経済の構造的な問題です。
メゾンフレグランスの躍進と香水ブランドの世代交代
嫌気がさしたパフューマーが次々とスピンアウトして、独自のメゾンフレグランス設立に向かうのも無理のない話です。
欧米では既存ブランドから新進気鋭のブランドへと世代交代への躍動が感じられる昨今です。それらは「メゾンフレグランス」や「ニッチフレグランス」と呼ばれています。
フレグランス市場に参入する人々
今年は、日本でも、一部、雑貨状態に陥っている並行輸入香水やインポート香水に対して、欧米のマイナーでレアなブランド、聞いたこともないブランドが、日本の香水シーンに数多く登場するでしょう。
と同時に、日本では日本独自の香水への需要もさらに高まると信じています。
感度の高い消費者はすでにホームセンターでワゴンセールになった香水には見向きもしません。多くの化粧品会社が、新しい日本のフレグランス市場に参入する予感がしますし、また新しい香水ブランドが生まれてくる予感がしています。
参入する既存ブランド、新規ブランド。
それは多ければ多いほど日本の香水シーンは盛り上がります。なぜなら秋葉原と同じく同業者が同じ土俵で、お互い切磋琢磨することで、すごい製品が生まれるからです。
いやー、日本の香水シーンが、徐々におもしろくなりそうです。
(2012-01-07)
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