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( 香水工場の )

香る生活


真夏の香水CMロケ、香水と和服
昨日、香水CMのロケ敢行の記事を投稿しました。真夏のロケはあまりの暑さで、別の意味で強い記憶が脳味噌に焼き付きました。

スタジオからラフカット版の動画が本日届きました。

音楽なしでカットのつなぎを確認するための作品ですが、予想通りシックな雰囲気の出来映えではないかと思います。

気温35度を超える室温の中で撮影されたとは思えない着物の涼しさ加減がグッドでした。

香水と和服の相性のよさは、ヨーロッパのドレスと香水の相性以上のように感じます。


動画、香水「金木犀」01

動画、香水「金木犀」02

動画、香水「金木犀」03
(2010-08-27)
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香る生活


真夏の香水CMロケ、香水と日本の古民家
この夏は暑いですね。とはいえ終わりも近くなりました。

暑い暑い夏は思い出の宝庫。

今年の夏も楽しい思い出をいっぱい作ってください。案外、うらめしい猛暑も終わるとなれば寂しく感じられるのものですよね。


香水ビデオと真夏の古民家


ところで、動画を制作中です。8月17日炎天下の中、ロケにいってきました。近場ですが(*1)。

場所は横浜の古民家。ドラマ撮影用のスタジオとして取り壊されなかった昔の武家屋敷とのことです。

立派な蔵があったり、座敷に梁として回された木材の大きさは現在建築では見ることができないほどの大きさ、感動しました。

(*1)撮影場所:エムズハウス
http://www.nagsy.com/guide.html


香水「金木犀」が語る恋物語


さて、今回の動画は、F4香水シリーズ「金木犀」のプロモーションビデオ(CMビデオ)です。2分程度のストーリーに金木犀が語る恋物語が詰められています。

時代設定は1950年。進駐軍として来日した米国軍人さんと日本人女性との恋のストーリーです。

本物の古民家だけに空調もエアコンもない現場、関東地方はこの夏最高の暑さを記録し続けていますが、ヒロインの衣装は和服で、しかも秋のシーンでは冬物。じっとしているだけで汗が吹き出るはずですが、よく耐えていただきました。


香水と古き良き日本の風景の相性


香水という商品が、案外、日本の古い時代の雰囲気に違和感なく溶け込んでいました。

作品は現在スタジオで編集作業が進められています。公開は9月初旬。

ぜひ「和服+日本の古い風景+香水『金木犀』」の出来具合をご覧ください。香水ビデオは、準備が出来次第、追ってご案内したいと思います。



(2010-08-26)
( 香水工場の )

香る生活


欧米ではやや心配、男が女性香水をつけるリスク
毎日暑いですね。

私の仕事机には夏の間、窓から差し込む一筋の光が午前10時ごろに電話機の上を照らしていくのですが、光は次第に左にそれていき、先週ついに電話機からはずれてしまいました。

太陽が日々低くなっていくことを実感します。

さて、今日の話題はメンズ香水、ではなく男達による女性香水の使用について。


男女区別がなくなりつつある香水


世界的な傾向として香水の男女区別はなくなりつつあり「香りがよければ」「香りが好きなら」男性用・女性用に無関係に使用する人々が増えてきました。

とくに日本は全体的に比較的ライトな香調が好まれるため、男女ともに使える香りが多いことから、香水のユニセックス化が進んでいます。


香水の始まりは男女区別なしのユニセックスから?


香水の起こりが男性用・女性用、どちらがはじまりだったか定かではありません。

しかし、もともと香水は、ハンガリー水のように薬草酒的な食品として作られたはずですので香水はもともとユニセックスなモノとも言えるかもしれません。

香水の発展に関しては意外にもフランスのルイ王家やナポレオンの例があるように男性主導の色彩が濃いかと思います(*1)


(*1)男性が香りに対して優れた才能を示したという意味ではなく、過去において男女の社会的地位の格差に由来する構造的な問題かと思われます。


しかし、ヨーロッパ生まれの香水は、伝統的に男性用と女性用をきっちり区別するようになります。そして、その思想は現在の香水文化にも受け継がれています。


伝統的に男女区別がしっかりしているヨーロッパ香水


現在でもヨーロッパ生まれの香水は、伝統的に男性用と女性用をきっちり区別します。

そのため、女性ブランドがリリースする女性香水は、そのままパルファムやトワレですが、男性用の場合「Pour Homme」(プールオム)や「For Men」(フォーメン)の名称を商品名の前後に明記します。

逆に男性ブランドがリリースする女性用香水には「Pour Femme」(プールファム)や「For Women」(フォーウイミン)などの明記が普通です。


男性が女性香水をつけるリスク


欧米では男性が女性香水を付けることは、ある種の人々と解釈されるリスクがあります。

自分自身体験がないので、先日フランスで暮らしている人と話す機会があり、ちょっと聞いてみました。

彼女がその世界に詳しいかどうかわかりませんが、返事は

「確かに多い!です」

欧米では、男性が女性香水をつけることは、ときとして象徴的意味がある行為ですので、現地ではそれなりに注意したいとことです。

(2010-08-23)
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香る生活


香水「沈香」への投書

お香のような香り?の香水「沈香」


武蔵野ワークスには風変わりな香水があります。

香水「沈香」。

ありえないような、あっていいような香水。お香やお線香を香水にした感じ?・・・のような印象を受けるかもしれません。

白檀や沈香など、お香やお線香の原料は、人に深い安らぎと癒しを与える効果があります。

そのまま香水にもなるし、食品やサプリメントにも。そして何らかの特効成分が認められる医薬品にもなるかもしれません。

今後、香水業界では、お香やお線香は香水のテーマとして激戦区になるかも?

少なくとも過去20年間香水の一大テーマだった「マリンノート・オゾンノート」のような表面的な香りより、個人的な意見ですが、お香やお線香は、はるかに深淵で遠大なテーマになるポテンシャルがあります。

そんな気持ちもあって、香水「沈香」は当社の大切なアイテムの一つです。


香水「沈香」への投書


香水「沈香」に関する投書をいただきました。お客様にお断りの上、一部省略してこちらに転記させていただきます。

---------------引用---------------
質問:香りのTPOについて

貴社の「沈香」が好きで常用しています。

仕事ではネクタイ裏に軽く振り掛ける程度にしていますが、やはり満員電車の中とかでは沈香の香りは妙に目立ちます。

焼香や線香の匂いとは明らかに違いますが、香水に沈香を用いる人が少ないせいか、お寺とか和装束とか何か特別な存在に取る人もいる様な気がします。

沈香はきわめてシックな香りで好きなのですが、逆にその古典的な香りゆえに、社会性という点ではどうなのでしょうか?・・・
---------------引用ここまで---------------



お香の香りはモダン


「沈香」を含めお香やお線香に、お寺とか和装束のイメージは私にはないので目からウロコです。

逆にそういうイメージが確立されているから、香水でこのへんをやろうとい企業さんも少ないのかもしれません。競合が少ないということはありがたいお話です。大資本系列ブランドさんが市場を荒らし回る前に・・・

このように返答させていただきました。

---------------返答---------------
「沈香」をご愛用いただきありがとうございます。

香木系香りは、仏事への連想が避けがたいのですが、「沈香」はモダンな香りです。よくわかる方にはオシャレに感じられると思います。そして、人気があります。

あまり香りや匂いを気にされない方には古風な香りという印象が一瞬あっても深く感じない・考えない・気にならないのではないかと感じています。

沈香は、ウッディノートという範疇では香水としてそれ程異質なものではありません。ただ、梅雨から夏は湿気の多さゆえヘビーな香調ですので周囲への印象もやや重々しい部分はあると思います。

よって、この季節は薄目にご使用いただくか、あるいは、香りが強いかも?と感じられる場所では鞄等の中に入れてしまえるようにハンカチ等に香りを付けてもらうのが良いかもしれません。

肌に付けてしまうとその場ではすぐに香りを除くことができません。しかし、ハンカチやティッシュペーパーならば鞄にしまえる、香らせたい時はポケット等に入れるなどできます。

個人的に私は、沈香や白檀はスーツに似合うと考えています。モダンで現代的で、おすすめです。

先日お電話いただいた40才前後の女性のお客様は「沈香」のご愛用者です。

彼女自身、「沈香」は好きな香りの一つですが、職場で「よく似合う香りですね」と言われたのが「沈香」だけだったので、この香りばかりつけているとおっしゃておられました。彼女の話に「沈香」が古典的というイメージは微塵もありませんでした。

今後、オン・オフタイムともに香木系香水は静かに愛用者が拡大していくと当社は考えています。とっても長くなり恐縮です。参考にしてください。
---------------返答ここまで---------------

香水「沈香」


(2010-08-20)
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香る生活


『香る生活』Vol12リリース
いやーお盆ですね。この湿度、この暑さ、逃げ出したくなる毎日ですが、水が不足する中央アジアや中東の砂漠地帯を思うと、まだまだ日本は恵まれています。この熱帯雨林系気候の衰え、秋の訪れはもうすぐ。日本に生まれてラッキーです。

さて、延び延びになっていた『香る生活』Vol12ですが、ようやくリリースです。現在お買い物された商品にお付けして配布中です。

香り探訪の旅


今回の『香る生活』のテーマは「香り探訪の旅」。香料の探す旅とでもいいましょうか、日本数カ所、海外1カ所に香料植物栽培の取材に行って参りました。

香料植物畑を探して、そこで見聞きしてた内容を記事にまとめました。

『香る生活』はもう長いこと出していますが、すべて社内作文、社内制作、社内デザインなので、プロのライターさん達の記事と比較するとややダラダラした文体になりがちでした。

今回はそういう反省を入れてキリリと要点をリズムよく展開するように文体も改善しました。

『香る生活』Vol12、香り探訪の旅


香り探訪の旅


空想ではなく実際に現地を訪れました。

また取引先や特別ルートを使ったVIP待遇取材ではありません。なので、一般的な人から見た現地の様子がリアルに書かれています。

素朴にリアルに私たちが見たもの・感じたものをお届けします。

【内容】
・世界最大のミント畑だった北海道北見
・日本のバラ、ハマナスの再生プロジェクト
・ジュラシックな楽園ニューカレドニアの白檀&ニアウリ
・富良野を染めるラベンダー
・(調香師育成カリキュラム)パフューマーコース見学
・長野県池田町の風の谷のカモミール

(2010-08-13)
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香る生活


お酢の香り
今日は香水の話題から離れて、臭いけど凄い食材・お酢と自分の付かず離れずの歴史を語ります。

お酢が効く夏バテ


昔から夏場は暑さでバテる方です。ジリジリとした日はぐったり。何もやる気がでないこともあります。

しかし、学生時代、お酢がこの夏バテにかなり効果的であることを発見しました。それ以来「夏には酢の物」がいつしか習慣になっています。

他人も同様かどうかわかりませんが、私の場合は、外仕事や外回りがある日でも、朝、たっぷり酢の物を食べていくとなんとか体力を維持したまま帰宅できたものです。

「夏バテ予防=酢の物」

お酢のツンとしたニオイ


お酢のツンとする匂いが苦手の人は少なくありませんが、ハーブなんかを入れ込んだピクルスにすると、あれが案外香り高い食品に変化するから不思議です。マヨネーズが嫌いでない方なら、調理法次第でお酢も好物になると思います。

そんなわけで甲斐甲斐しく学生時代からピクルスを漬ける習慣を身につけたました。ハーブやスパイス(香辛料)はお酢の臭みを取ってくれ、ピクルスをさらに香り高く美味にしてくれる隠し味です。


ハーブ&スパイスで香り高く


月桂樹、クローブ、シナモン、山椒、茗荷、レモンバーム、ウイキョウ、セージ、コリアンダー・・・まあなんかぶっ込んでおけばお酢のニオイは軽減されます。

しかし、適当にぶっ込んでもおいしくならないのが、ハーブとスパイスの使い方の難しさ。クックパッドの鉄人ならここを極めるのでしょうが、いかんせん、男には面倒です。

なわけで、次第にハーブ&スパイスは面倒になりますから「ハーブ&スパイス抜き」になります。

ハーブ&スパイスという香りのモトがなくなっても案外、野菜の持つ香りでピクちゃんもそれなりにおいしいし、いい香りです。

大根は胃袋に入った後に臭いゲップ臭に変化するもののニンジンや生姜などは、お酢の臭みもある程度中和していい案配です。

しかし!そのうち野菜を漬け込むのも面倒になってきます。こうなるとお酢をそのまま飲んじゃえ!という発想になるは男の野生か人間のサガ?人間には、はてしなく楽をしたがる性分があるようです。

生(き)で飲むと危険ですので、水で薄めるのですが、これがまたまずい、臭い、吐きそうの3拍子。

「心頭滅却すれば・・・」と言ってしばらく続けましたが、ついに境地の達せず野菜ピクルスの段階でさまよっています。
(2010-08-07)
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