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( 香水工場の )

香る生活


ボンファブリック、活用事例2
再利用、ありがとうございます (2021/01/31)



ボンファブリックとは?


コットン布です。

当社では「ボンファブリック」(Bon Fabric = よい布)と呼んでいます。

ボンファブは、昨年の11月くらいから、通販の箱に入れる緩衝材として利用をはじめました。

当社の緩衝材は、プラ袋に空気を詰めたエア材がメインですが、コットン布の併用も進めています。

「ネコポス箱」は、サイズ的にお入れできませんが、「宅急便」の箱には、入り始めています。

(仕入れ量が、安定しないため、現状、まだ一部)

さて、このボンファブですが、未晒(みさらし)の木綿布、何か利用してもらえたらうれしい・・


利用事例、その2


同じく Twitterで発見。

上の写真は、かぼちゃぴーまん さんのエコバッグ。

そうきたか、器用な方ですね。

重い重量にも耐えられるはずだ。

自作のバッグだと、なんとなく、愛着アップしますよね。

再利用、ありがとうございます。


(2021-01-31)
( 香水工場の )

香る生活


ボンファブリック、活用事例1
再利用、ありがとうございます (2021/01/31)



ボンファブリックとは?


コットン布です。

当社では「ボンファブリック」(Bon Fabric = よい布)と呼んでいます。

ボンファブは、昨年の11月くらいから、通販の箱に入れる緩衝材として利用をはじめました。

当社の緩衝材は、プラ袋に空気を詰めたエア材がメインですが、コットン布の併用も進めています。

「ネコポス箱」は、サイズ的にお入れできませんが、「宅急便」の箱には、入り始めています。

(仕入れ量が、安定しないため、現状、まだ一部)

さて、このボンファブですが、未晒(みさらし)の木綿布、何か利用してもらえたらうれしい・・


利用事例を発見!


Twitterで、実践利用例を発見しました。

上の写真は、六月さんの作品。

水彩画の水取りに利用いただいているようです。

すてきな葉牡丹の絵ですね。
(最初、バラと思いましたが、誤解でした)

最初、どうしても作品に目が行きますので、

「お~、ボンファブの上に絵をのおう~」

と思い込んでしまいました。

よく見れば、我がボンファブは、右の水取りクンの方ですね。

お役に立てて光栄です。

(2021-01-31)
( 香水工場の )

香る生活


ニオイがしない! 恐ろしい新型コロナ
嗅覚障害は元に戻るのか? (2021/01/09)

マスクが手放せない
( マスクはつらいが、そうも言ってられない状況 )


新型コロナとニオイ感覚


COVID-19 が世界的流行をはじめて、すぐに嗅覚 (きゅうかく = ニオイの感覚) 異常の事例が相次いだ。

のどの痛みや発熱、咳といった症状より先に「味がしない、香りがしない」という症状からはじまる人もいる。

ニオイが感じられない障害は、嗅覚のトラブル。


嗅覚障害の発生率


新型コロナウイルス感染症と嗅覚・味覚障害」( 東京大学保健センター )によると、ヨーロッパの病院などで、新型コロナ患者の「85%」に嗅覚障害が見られたという。

つまり、新型コロナに感染すると、かなりの人に嗅覚障害が現れる。

嗅覚障害は、ニオイがわからなくなる障害だが、重要なことは、味もしなくなる点。

ここが辛い、なんといっても人にとって、食べる喜びは、精神的な安定と幸福感をもたらすクオリティー・オブ・ライフの重要なファクター。


嗅覚障害が味覚障害をも招く


味覚は、通常「辛い」「甘い」など 5種類程度のおおざっぱな味を関知する。

しかし、味の深みや繊細さを味わう器官は嗅覚で行われる。

だから、嗅覚障害になると、ワインの味も「何を飲んでいるかわからない」。

おいしいケーキを口に入れても「甘い何かを食べている」程度の感覚らしい。


回復するのか?


コロナで嗅覚障害になる原因は不明。

上の記事では、「新型コロナウイルスには、神経親和性がある」と説明されている。

だから「ウイルスによる直接的な神経の障害の可能性も考えられます」と。

「神経親和性」?・・ヤバそうなコトバですね、神経細胞が破壊されるの?といめーじしてしまう。

神経細胞は、嗅覚・聴覚・視覚を問わず、いったん死滅すると、他の細胞と違って、再生が厳しい。

つまり、破壊されたら回復があまり望めない。

上の記事では、嗅覚障害になっても、「感染回復後、1週間で 72% が回復」するという。

だから7割の人は、嗅覚神経が直接的に攻撃され損傷するわけでないが、残り3割はどうなのか?

いずれにしても治験量が圧倒的に不足しており、まだ誰もわからない。


未だ回復しない人々


もう一つ記事を紹介します。

コロナ嗅覚異常-本当のおそろしさ」(東洋経済)。

この記事は、The New York Times の記事「Some Covid Survivors Haunted by Loss of Smell and Taste」(By Roni Caryn Rabin, Jan. 2, 2021)の翻訳版。

コロナによる嗅覚障害の始まり方がショッキングだ。

「あたかもスイッチがパチンと切り替わったようにいきなり嗅覚が消える」。

そして、いったん嗅覚障害になると治るのか?・・これが知りたい。


たいていの患者は通常、数週間以内に回復し、嗅覚と味覚を取り戻す。

が、嗅覚と味覚が失われたままとなる患者も一部には存在する。

これらの感覚がいつ戻るのか、そもそも戻るのかどうかは医師にもわからない


治癒には数年かかる場合もある?


大半の人は治るが、コロナからは回復しても、嗅覚が戻らない人もいる。

戻るにしても半年、1年、2年とかかる人もいるかもしれない。

さらに元通りというわけでなく、ニオイの感じ方が弱くなった患者さんもいて、今後正常に戻るかどうか、わからない。

今回の新型コロナでない、今までの一般的な嗅覚障害では、正常に戻る場合、半年~数年かけて戻す人もいて、完治するにしても長い治療が必要となるケースが多いと聞く。


スミア症候群:食べ物がガソリンのようなニオイに


ここでは様々な嗅覚異常を勝手に「スミア症候群」と命名してみた。

新型コロナで嗅覚異常は、「ニオイがしない」という現象(アノスミア) だけでなく、「嗅覚錯誤」「錯嗅(さくきゅう)」に陥る人もいるようだ。

日本では、あまり聞かないが、海外では事例が多い。

嗅覚錯誤とは、本来とは違ったニオイを感じる障害である(パロスミア)。

ワインの香りを「ガソリンのようなニオイ」とか、ステーキが「犬の糞」に感じられる事例が挙げられていた。

そして、何のニオイもしないのに強烈なニオイを感じるケースもある、多くは強烈な悪臭として感じられる (ファントスミア)。

奇々怪々な現象である。


私の場合


もし、香りビジネスをやっている私が感染し、スミア症候群になったら・・と考えると恐ろしい。

身体的な不幸にプラスして、仕事を失う可能性もある・・恐怖の日々が続いている。



健康な人にも起きる心理的スミア



※今日の記事には嗅覚障害の専門用語がでていたので、ご紹介:


・anosmia (アノスミア、嗅覚消失症、嗅覚脱失)・・ニオイがあるのに感じない

・parosmia (パロスミア、錯嗅(さくきゅう)、刺激性異嗅症)・・本来とは違うニオイに感じる

・phantosmia (ファントスミア、嗅覚幻覚、自発性異嗅症)・・ニオイが存在しないのに感じる

・dysosmia (ダイソースミア、異臭症)・・parosmiaとphantosmiaを指す症状


これらは嗅覚神経の異常によって起きる生理的現象(物理的現象)の場合が多いが、生理的には正常ながら、心理的に起きる場合もある。

そして、心理的なスミア症候群は、健康な人でも、日常的に、それなりの頻度で発生している・・が、ボクの経験上の推理。

嗅覚は、頼りなく、揺らいでいる。

ピアノのレッスンに行きたくない子供が、レッスンの日になると「鍵盤からヘンなニオイがする!」というエピソードも、一時的な心理的ファントスミアではなかろうか。





(2021-01-09)
( 香水工場の )

香る生活


ミモザ:パフューマーの秘密の原料
ミモザの香りは、控えめだけどナチュラル (2021/01/07)

ミモザのフワフワの花
( 真冬にこの色彩で満開となるミモザ、香りもいいのだ )


国分寺の地場野菜にまじって


国分寺は東京とはいえ畑も多い。

畑のそばでは野菜の無人販売所もあったりする、そんなのどかな土地。

近所のスーパーには地場野菜コーナーがあり、野菜にまじってミモザの切り花が売られていた。

まだ、ほぼ蕾の状態で花はわずかだが、かすかに香る。


ミモザは有名な香水原料


ミモザは香水原料になる花の一つ。

ただ、ミモザの香りはわかりやすいとは言いがたい。

ローズやジャスミンのようなスーパースターではない。

買ってきたミモザを花瓶に生けて香りを楽しんでいる。


ミモザってなに?


2月から4月にむけて満開となるミモザ、オーストラリア原産。

1800年代、フランスに輸入されフランスでも人気となる。

寒い冬にあの鮮やかなイエローの花を豪快に咲かせる姿が感動的である。


ミモザのネーミング


ところで、ミモザとは本当はオジギソウのことらしい。

そして、ボクたちが通称している「ミモザ」の本当の名前は「フサアカシア」という樹木。

10メートルも20メートルにもなるアカシアの樹木なのだ。

ミモザとオジギソウ、葉っぱが似ていることから生まれた誤解なのだ。

ミモザをフランスから輸入していたイギリス人が、「オジギソウみたいなアカシア」という意味で「ミモザ・アカシア」と呼んでいた。

それが、いつしか「ミモザ」として世界に広まった。


ミモザの香りは?


私が、ミモザを認識したのはフランスのグラースという街に研修にいったとき。

グラースは、地中海に面した漁村カンヌ (今は映画の街のイメージだが) から車で1時間ほどの丘陵地帯の中にある。

グラースやその周辺はミモザの一大生産地となっている、いやなっていた、と過去形にした方がいいか。

香水原料としてのミモザ畑は、今ではかなり少なくなったが、この地方には 100km以上も続く「ミモザ街道 (Route du Mimosa) 」が残り、世界中の観光客を集める。

だが、私の場合、ミモザの花の香り自体には、あまり認識がなかった。

今回、部屋の中で静かに香るミモザの香りを確かめた。


控えめなグリーン感


花が、あの輝くようなイエローなのに香りのフローラル感は期待値ほどでない。

どちらかといえば、素朴でナチュラルな樹木感やグリーン感を漂わせている。

香水ブランドさんの中には、ミモザをテーマにした香水を出しているところも多々あるが、しかし、ミモザの花に忠実な香りは出会ったことがない。

他社さんのミモザ香水を試すと、たいていきれいな香りに仕上がっていたが、ミモザらしさは失われている。

この後に紹介する記事には、「若い世代よりも高齢の世代に好まれる」という発言がある、なんかわかるな~、と感じた。

香りは花の見た目ほど華やかでないが、深い味わいがある。


パフューマーの感想


花の香りをパフューマーにもかいでもらったら、こういう意見だった:


花の香りは、スパイシーさとグリーン感が混ざった不思議な香り。

華やかな甘さではなく、ずんとくる甘さ。

黄色のフワフワな花の軽やかな可愛らしいイメージとは異なり、メンズっぽさもある香り。

明るさもある。

個人的には素敵で、オシャレ感あり。

・・だそうだ。ちょっと前向きすぎる意見にも感じたが。


ミモザと香水の関係


ミモザの香りについて、今度は「コネクション・フランス (connexionfrance.com) 」誌から紹介したい。

そのまま翻訳するだけの紹介だが、ミモザの香りを端的に教えてくれるよい記事だと思う:



フランス・パフューマーの秘密の原料
香水の都を、ゴールデン・イエローに染め上げるミモザの花


香水の都グラースの周辺の丘陵地帯は、春になるとミモザのおかげで黄色い氾濫とも言える光景が楽しめます。

しかし、この黄色い爆発を起こす花は、目を楽しませるだけではない。

香水業界にとっても最も貴重な原料にもなる花です。

「ミモザは今でもパフューマーの重要な香料」と、天然香料の国際大手 ロベルテの Sebastien Plan 氏は言う。

「ミモザは、フレッシュ、フローラル、かすかにパウダリーな香りで、蜂蜜ぽい部分もあり、それが茎などに含まれるグリーン感と混じり合っている」

ミモザの花は、刈り取られるとすぐに香料を抽出しないと香りが失われます。

40トンの花から 400キロの岩のような外観のコンクリート((注) 香料用語:香料を含んだ油脂などの固形物)が得られます。

コンクリートの純度を上げることで、100キロのアブソリュート((注) 香料用語:溶剤抽出によって抽出された天然香料)が採れる。

フランス・リビエラ地方にある古い街グラースは、長い間、香水の都として栄えてきた。

グラースでは、17世紀、皮革(とくに高級手袋)産業が隆盛しその香り付けが行われたことから、香料産業が興りローズやジャスミンが咲き誇る街へと変貌した。

これらのオイルや天然香料は、現在でも一部のラグジュアリークラスの香水に使用されている。

香水老舗ガリマール社のパフューマー Caroline de Boutiny 氏は、「ミモザの香りは、若い世代よりも高齢な方により好まれる」と言う。

彼女は「ミモザには、ハニーやパウダリックなテイストがあり、それが香り全体に重みと深みを与えます」と付け加えた。

ミモザは、19世紀中頃オーストラリアから庭園の鑑賞用樹木として輸入されたが、今ではグラースの西側に拡がるタヌロンの丘陵地帯をおおう森へと成長している。

「ミモザは、ベルベットみたい」と 85歳の Gilbert Vial さんは表現する。

タヌロンの街以外で暮らしたことがない彼女は、自分のことを「ミモジスト」((注) mimosist:ミモザ・ファンといった感じの造語と思われる)と言う。

しかし、残念ながらこの地方のミモザにとってすべてがバラ色というわけではない。

グローバリゼーションの波は、この地にも影響を及ぼしている。

ミモザの香料は、海外の安価な製品との競合にさらされ、また一方では香水に使用される天然香料の比率は下がり続けている。

60歳になる彼女の息子はこのミモザ農家の最後のひとり。

「1956年の大寒波以前、タヌロンにはミモザ農家が 30戸ありましたが、今はわずか 3戸~4戸ですかね」とのことでした。

(C) AFP/Connexion



The following is the original article:


French perfumers' secret ingredient

Mimosa flowers turn the hills around France's perfume capital a golden yellow for a couple of fleeting weeks each year
2 April 2014


THE HILLS around France’s perfume capital, Grasse, are a riot of yellow in Spring, thanks to the region’s blooming mimosa trees.

But there’s more to the sunny plant than being a springtime feast for the eyes. Mimosa also happens to be one of the most prized ingredients in the perfume industry.

"Mimosa is still a perfumer's mainstay," says Sebastien Plan of Robertet, a major international supplier of the raw ingredients that go into perfumes.

"Mimosa has a fresh, floral, slightly powdery, almost honeyed aspect, which blends with the green scent of the stems," he said.

The flowers, once harvested, have to be processed as quickly as possible before they fade. From around 40 tonnes of flowers, Mr Robertet produces some 400 kilos (880 pounds) of a rock-like substance called ‘concrete’.

This is in turn purified into about 100 kilos of ‘absolute’.

Grasse, situated on the French Riviera, has long been France's perfume capital.

Fields of Provence roses and jasmine sprung up around the area in the 17th century after local tanners started scenting their leather products - especially gloves -- with fragrant floral oils.

Those same oils are still in use to this day, in some luxury perfumes.

While Galimard's perfumer Caroline de Boutiny admits its mimosa scent is more popular with older customers than with the young, she added the scent can “lend weight to a composition with its honeyed and powdered notes.”

The mimosa tree originally arrived in France from Australia in the mid-19th century as a decorative plant for gardens,

Visitors to Grasse can see a luxurious forest of it on the Tanneron hills, to the west of the town.

"Mimosa is like velvet," says Gilbert Vial, an 85-year-old "mimosist" who has never left the town of Tanneron.

Unfortunately, all is not rosy for the flower.

Globalisation of production has affected French growers, who now face competition from cheaper producers in far-flung countries while the declining use of the flowers in the fragrance industry is making its mark.

Vial's 60-year-old son is the last in line to harvest the steep slopes of the family's six hectares (15 acres). "Before the frost of 1956, 30 families grew mimosa in Tanneron,” he said.

“Today there are just three or four of us.”

(C) AFP/Connexion



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(2021-01-07)
( 香水工場の )

香る生活


意外に早い、花たちの春の準備
武蔵国分寺公園で撮影した花 (2021/01/06)

ジンチョウゲの蕾
( 春の準備をはじめている花はいろいろ。写真はジンチョウゲの蕾 1/5 )


沈丁花の蕾


近所の公園で、昨日~本日にかけて、数枚、写真を撮ってきました。

最初のショットは、ジンチョウゲ。

ジンチョウゲは、春の香りの花、関東地方では、3月初旬に花を咲かせる。

まだ、1月初旬、新春ですが、すでに蕾(つぼみ)はパンパン。

このパンパン具合、実は12月には、こんな感じでした。

3ヶ月くらい前から蕾をふくらませるジンチョウゲですが、開花している期間は、たった一週間程度。

長く長く待って、この短さ・・


ジンチョウゲの蕾
( こちらは、別の白いジンチョウゲの蕾 )



梅の花


2月にピークを迎えるウメの花もすでにこんな感じ。

一ヶ月後には、甘い香りを漂わせてくれているでしょう。

ウメの蕾
( 開花一ヶ月前 1/5 )


ウメの花のおもしろさは、可愛く控えめに咲き出しますが、最後の方は妖艶なマダムのような姿に変化し、そして、散ります。

変化の激しさがわかりやすいところ。

今年は花の変化を観察してみて。


木蓮の花


このあたりのモクレンの開花は、3月の中旬~下旬。

1月6日現在で、蕾のこの大きさ、驚きでしょ?

特徴はうぶ毛みたいな繊毛。

その役割は、乾燥・紫外線・害虫対策と書いている人がいるが、よくわからない。

見た目だけなら、暖かそうな装い。

モクレンの蕾
( モクレンの蕾、暖かそうなフサフサあり )


こちらも長い期間かけて開花準備ですね。

咲き出せば、1週間くらいで散ってしまうはかなさ。

モクレンの散り方は、潔くドラマチック。

モクレンの蕾
( 曇天の空に伸びるモクレンの蕾、春を待つ 1/6 )


番外編:ローズマリーの花、開花中


地中海原産のローズマリーは、暑い土地に咲くイメージが強いのですが、東京でもよく育ちます。

そして、冬でも開花してしまうタフな花です。

ローズマリーの花
( 真冬でも花を咲かせる生命力旺盛なローズマリー 1/5 )


ローズマリーは、寒さにも、暑さにも強い。

ただし、乾燥した大地を好む植物で、実は雨が多い日本は、ローズマリーにとって暮らしにくいはず。

が、こんな土地でさえ、しかも真冬に花を咲かせるたくましさは、見上げたもの。

力をもらえる花ですね。

ちなみに、ローズマリーの一般的な開花期間は、なんと10月~5月、その開花可能な期間の長さもローズマリーのタフさを物語る。

(2021-01-06)
( 香水工場の )

香る生活


(モニター結果) 香水軸の感想、ありがとう!
リアルなコメントいただきました (2020/12/21)

香水軸(スティックキャップ)
( テスト中の香水軸。プラスティックの種類によって香料耐性はある程度知られているが、実際にテストしてみないとわからない。写真はプラを溶かしやすいオレンジ精油成分リモネンでテスト中 )


香水軸とは?


4mLキューブボトルは、現在スプレー式。

ですが、若干のスプレートラブルがあり、スプレー式でない、お線香花火型の棒で、数滴を肌にのせるタイプの容器を検討中。

「香水軸」や「スティックキャップ」と呼んでいます。


香水軸モニター


11月のメルマガにてモニターを募集しました。

募集人数を超えたので、抽選で20名の当選者にご連絡した。

そして、約50%の人から感想をいただいた。


第三者の冷静な一言が役立つ


我々は、モノを手に取り、ああでもない、こうでもないとやっている。

すると、次第に一般の人々の感覚からズレが生じたりわからなくなる。

こんなとき、第三者の冷静な一言が、熱く偏狭になった人々をクールダウンさせてくれる。


香水軸への移行決定、来年6月リリース


香水軸に好意的な意見が多かった。

しかし、ネガティブな意見の方は、感想を返信されない可能性も高い。

だから、モニターさんのレビューだけで、香水軸への移行というわけではない。

だが、総合的な判断の最後の一押しになった感じ。

香水軸の製造は受注生産。

日本では、香水軸を採用した香水メーカーや香水ブランドはあまりない。世界でも少ない。

(香水軸製品をリリースしたら、香水軸香水の分野では、オンリーワンの香水メーカーになる?・・裏と出るか表と出るか、わからないが・・)

そもそも、海外では、香水たるもの、大容量で豪快にバーッとスプレーされるべきもの、香水軸など、しょぼすぎて、海外では売れないだろう。

香水軸の製造納期は5ヶ月、製品としてリリースできるのは、2021年6月あたりか。


モニターさんの感想例


どんな感想をいただいたか、全文ではないが、掲載します:

当社からモニターさんへの質問は、

「とくにお聞きしたい部分・・ 香水軸は、スプレーと違って、数滴の香水をお肌に落とす方式です。スプレー方式と比較すると香りの拡散性や即効的な楽しさが欠ける点が、当社が心配しているところです」



スプレー式の方が一度に出る量が多いのでワンプッシュでも香りがはっきりして、持続しますが、軸の方も手首に多めに塗るとふんわり香りました。

好みの問題ですが、香水軸の方が塗り直しが多くなります。その分、香水軸の方が長持ちするのですね。

ミニボトルの軸と違い、キューブボトルは軸の先端が丸くなっていたので塗りやすかったです。

スプレーと違い、蓋をあけたときに、ボトルを倒さないように気をつけます。




【良い点】
・ピンポイントでつけることができる。
・微妙な量の調整ができる。
・香水軸の部分がデザイン的にかわいい。

【マイナス点】
・スプレータイプは蓋を外して瓶が倒れても大丈夫ですが、香水軸は気をつけないといけない。
・軸の先を肌につけないよう垂らすのが意外と難しい。
・香りの持続性は弱く感じました。ただ一回スプレーする量と垂らす量が計れないので、単につける量が違っただけかもしれません。




○スプレー付の瓶と違い、香水軸を使っている間は瓶にふたの無い状態で置いておくことになるので、倒してしまうのが少し怖いです。

「香水軸は、スプレー方式と比較すると香りの拡散性や即効的な楽しさが欠ける点が、心配しているところです」

上記については問題ないと思いました。

事務所で香水軸を使ってつけてみたところ、2メートルほど離れたところに座っている同僚はすぐに気づき、「すごくいい香り」と言ってくれました。拡散性に欠けるというほどではないと思います。




アレルギーで肌が弱い方ですが、特に問題無く使えました。

隣に居た香水が苦手な母でも、ほのかな香りで気にならないらしく、香水軸だと周りの人に迷惑をかけずに、これからも使えそうで嬉しかったです。




スプレーの方が好きです。使ったときのふわっと香る瞬間がないのがとても残念。

もともと、香りが薄い所が気に入っているし使いやすいのですが、付けた瞬間のあの香りがテンションがあがります。




軸、スプレーより使いやすいなあとおもいます。

周りに飛び散らないので肌にピンポイントで付けられます。洋服につかないのもよい点ですね。

また量も調整できるのもいいところです。スプレーとの香りの違いについてはわかりかねますが。。。

気になる点は、他社のロールオンを使った時、肌の皮脂がボールにはいるのか汗ばむ時期に濁ったこともありました。

ロールオンよりは皮脂や汗が入り込みにくいかと思いますが。けどいい香りならすぐなくなるからその心配はないかもですね。

あ、あとキャップがめちゃ固かったです。小さいので余計に開けにくく、、、ゴム手袋はめて開けたらすぐ開きましたが。




スプレーよりもずっと良いと思いました。

手首に2滴使いましたが、部屋が匂わなかったので家族からの文句もありませんでした。

手首の近くは匂うので自分だけ楽しめて良かったです。

今3時間経って香りはなくなりましたが、私にはちょうどいいです。小さいボトルは香水軸がいいと思います。




・スプレー式よりも香水がつきすぎなくて私としてはありがたいです。スプレーした際に意図しないところに香水がつくのが・・

・香水をつける際に瓶を倒さないかちょっと心配になります。

・即効的な楽しさが欠けるということは私は感じませんでした。すぐにいい香りが楽しめました。



(2020-12-21)
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