( 香水工場の )
香る生活
2023年の金木犀キャンペーンをレビュー
キャンペーンが終わったので・・(2023/10/29)
( 今年のキンモクセイ )
金木犀キャンペーンが10月25日に終了しました。
金木犀キャンペーンは当社の恒例イベントで毎年やっております。
キャンペーン終了日はもともと10月10日でしたので今年はかなり長くなりました。
原因はキンモクセイが開花しない!という事情。
それに香りも全体的に弱々しい。
元気いっぱい、はじけるような輝きではなかったような・・
私はキンモクセイの香りにノスタルジー的な雰囲気を感じる方なんですが、そのノスタルジックな訴えも薄かった印象です。
当社的2023年のキンモクセイ開花日は10月14日。
金木犀キャンペーンはもう20年くらい続けていますが、これほど開花日が遅かった日はないですね・・
金木犀キャンペーンは当社にとって繁忙期でこの期間の売上は会社存続の大きな糧となります。
ありがたいですね~
キンモクセイのお花に商売が大いに助けられている状況です。
今年の結果は大盛り上がりとは言えませんが、今年も多くのお客さまにご愛用いただきました。
キャンペーン期間中、またすべての期間において当社製品をお買い上げ頂いた方々に御礼申し上げます。
今「今年の結果は大盛り上がりとは言えない」と言いましたが、その原因を考えてみました。
原因は下記2点:
一つには今年のキンモクセイの花にあるのでは?・・
毎年キンモクセイの香りが漂うと「キンモクセイの香水ってあるのかな?」とふと思い、ネット検索で当社を発見する人々が一定数おられます。
しかし、今年はキンモクセイの香りが弱々しく輝きがなかった点で、香水を探そうというモチベーションが弱かったか?・・キンモクセイ香水を探したい方の絶対数が少なかったと推測しています。
そしてもう一つがキンモクセイ製品のバラエティ化・飽和化ではなかろうか。
とにかく市場にキンモクセイ香水が爆発的に増加しました。
香水だけでなくキンモクセイのフレグランス、クリーム、ヘアオイル、入浴剤・・
そしてキンモクセイのケーキ、プリン、デザート、お酒・・キンモクセイ関連のコスメ・食品があふれてています。
デパートやコスメ専門店だけでなく、雑貨屋さんやスーパーにも花の季節になると「キンモクセイコーナー」が出現する有様です。
フレグランス業界で「キンモクセイは売れる!」というウワサが語り始められたのは2015年くらいだったかな?・・
そこからコスメブランドがキンモクセイに参入し始め、数年前からはトイレタリーや食品ブランドさんが追随という形態となりました。
こうなるともはやピークアウト、「たまごっち」のごとく突然ブーム終焉とならないか?・・と私は数年前に予言しましたが、今年も予言は当たりませんでした。
「まだ持ちこたえていたか、キンモクセイ!」・・が今年の私の感想です。
来年はどうなるでしょうか?・・どうなっても当社はキンモクセイ香水を販売し続けると思います。
(2023-10-29)
( 今年のキンモクセイ )
例外的に長くなった今年のキャンペーン
金木犀キャンペーンが10月25日に終了しました。
金木犀キャンペーンは当社の恒例イベントで毎年やっております。
キャンペーン終了日はもともと10月10日でしたので今年はかなり長くなりました。
原因はキンモクセイが開花しない!という事情。
それに香りも全体的に弱々しい。
元気いっぱい、はじけるような輝きではなかったような・・
私はキンモクセイの香りにノスタルジー的な雰囲気を感じる方なんですが、そのノスタルジックな訴えも薄かった印象です。
キンモクセイの開花日
当社的2023年のキンモクセイ開花日は10月14日。
金木犀キャンペーンはもう20年くらい続けていますが、これほど開花日が遅かった日はないですね・・
ビジネス的な話
金木犀キャンペーンは当社にとって繁忙期でこの期間の売上は会社存続の大きな糧となります。
ありがたいですね~
キンモクセイのお花に商売が大いに助けられている状況です。
今年の結果は大盛り上がりとは言えませんが、今年も多くのお客さまにご愛用いただきました。
キャンペーン期間中、またすべての期間において当社製品をお買い上げ頂いた方々に御礼申し上げます。
原因を考えてみた
今「今年の結果は大盛り上がりとは言えない」と言いましたが、その原因を考えてみました。
原因は下記2点:
一つには今年のキンモクセイの花にあるのでは?・・
毎年キンモクセイの香りが漂うと「キンモクセイの香水ってあるのかな?」とふと思い、ネット検索で当社を発見する人々が一定数おられます。
しかし、今年はキンモクセイの香りが弱々しく輝きがなかった点で、香水を探そうというモチベーションが弱かったか?・・キンモクセイ香水を探したい方の絶対数が少なかったと推測しています。
そしてもう一つがキンモクセイ製品のバラエティ化・飽和化ではなかろうか。
キンモクセイ製品の飽和
とにかく市場にキンモクセイ香水が爆発的に増加しました。
香水だけでなくキンモクセイのフレグランス、クリーム、ヘアオイル、入浴剤・・
そしてキンモクセイのケーキ、プリン、デザート、お酒・・キンモクセイ関連のコスメ・食品があふれてています。
デパートやコスメ専門店だけでなく、雑貨屋さんやスーパーにも花の季節になると「キンモクセイコーナー」が出現する有様です。
2015年頃からはじまったキンモクセイブーム
フレグランス業界で「キンモクセイは売れる!」というウワサが語り始められたのは2015年くらいだったかな?・・
そこからコスメブランドがキンモクセイに参入し始め、数年前からはトイレタリーや食品ブランドさんが追随という形態となりました。
さあ、来年はどうなる?
こうなるともはやピークアウト、「たまごっち」のごとく突然ブーム終焉とならないか?・・と私は数年前に予言しましたが、今年も予言は当たりませんでした。
「まだ持ちこたえていたか、キンモクセイ!」・・が今年の私の感想です。
来年はどうなるでしょうか?・・どうなっても当社はキンモクセイ香水を販売し続けると思います。
(2023-10-29)
( 香水工場の )
香る生活
今年の『サンタの贈り物』は?・・
少し気が早いのですが、年末キャンペーンのおしらせです・・(2023/10/06)
(『贈り物』シリーズ・・左から『ローズの贈り物』『サンタの贈り物』)
今年の『サンタの贈り物』は『クリスマスツリー』となりました。
『クリスマスツリー』は過去何度かリリースしているアイテムです。
毎年12月に限定香水をリリースする当社の恒例イベント。
新作候補の香水か、過去にリリースした作品のリバイバルの場合もあります。
今年は『クリスマスツリー』の再登板となりました。
『黒文字の花』は今年の『5月の贈り物』で初リリースした香水でした。
例年より多めに生産しましたが、わずか三日で完売した製品です。
(購入を希望されながら購入できなかったお客さまにはお詫び申し上げます)
12月キャンペーンでは『黒文字の花』4mLキューブボトルを下記のいずれかのお買い物にプレゼントとしてお付けします。
(『黒文字の花』4mLキューブボトル。写真で見ると大きく見えますが、小さな親指大サイズ)
5月キャンペーンでは『黒文字の花』はとても人気でした。
『黒文字の花』が秀逸な商品かどうかは別として、爆発的に売れた背景は、クロモジの高い知名度と "限定商品" の希少性が原因と当社では分析しています。
数量限定、期間限定、地域限定・・人の心理として私たちは "限定モノ" に弱い、「なくなる前に手に入れたい」という衝動・・誰もが体験する経験ですよね。
逆に企業は売上をかさ上げするために "限定マーケティング" に頼りがちで、世の中『限定商品』が過熱気味です。
三日で完売した『黒文字の花』はその後の社内ミーティングで反省材料となりました。
原料の調達都合や新作候補の香水などもあるので、限定商品を完全に止めるわけにはいきません。
しかし、限定感をなるべく抑えた売り方、あおらない販売方法を心掛けようということになりました。
今回プレゼントとして採用する『黒文字の花』は来年5月にも『5月の贈り物』としてリリース予定です。
また『クリスマスツリー』は来年の『サンタの贈り物』として再登板しますので、今回ゲットしなくても大丈夫・・と感じてもらえれば幸いです。
『5月の贈り物』『サンタの贈り物』は、ともに新作香水候補のデビューの場所でもあったのですが、お披露目チャンスの場は別途作ることになります。
長年の販売スタンスが今年の年末キャンペーンよりちょっとだけ変化します、どうぞお楽しみに。
(2023-10-06)
(『贈り物』シリーズ・・左から『ローズの贈り物』『サンタの贈り物』)
2023年『サンタの贈り物』
今年の『サンタの贈り物』は『クリスマスツリー』となりました。
『クリスマスツリー』は過去何度かリリースしているアイテムです。
『サンタの贈り物』とは?
毎年12月に限定香水をリリースする当社の恒例イベント。
新作候補の香水か、過去にリリースした作品のリバイバルの場合もあります。
今年は『クリスマスツリー』の再登板となりました。
プレゼントは『黒文字の花』
『黒文字の花』は今年の『5月の贈り物』で初リリースした香水でした。
例年より多めに生産しましたが、わずか三日で完売した製品です。
(購入を希望されながら購入できなかったお客さまにはお詫び申し上げます)
12月キャンペーンでは『黒文字の花』4mLキューブボトルを下記のいずれかのお買い物にプレゼントとしてお付けします。
(『黒文字の花』4mLキューブボトル。写真で見ると大きく見えますが、小さな親指大サイズ)
『黒文字の花』は人気だったが・・
5月キャンペーンでは『黒文字の花』はとても人気でした。
『黒文字の花』が秀逸な商品かどうかは別として、爆発的に売れた背景は、クロモジの高い知名度と "限定商品" の希少性が原因と当社では分析しています。
『限定』は売れる!
数量限定、期間限定、地域限定・・人の心理として私たちは "限定モノ" に弱い、「なくなる前に手に入れたい」という衝動・・誰もが体験する経験ですよね。
逆に企業は売上をかさ上げするために "限定マーケティング" に頼りがちで、世の中『限定商品』が過熱気味です。
『黒文字の花』の反省
三日で完売した『黒文字の花』はその後の社内ミーティングで反省材料となりました。
原料の調達都合や新作候補の香水などもあるので、限定商品を完全に止めるわけにはいきません。
しかし、限定感をなるべく抑えた売り方、あおらない販売方法を心掛けようということになりました。
来年『5月の贈り物』は『黒文字の花』
今回プレゼントとして採用する『黒文字の花』は来年5月にも『5月の贈り物』としてリリース予定です。
また『クリスマスツリー』は来年の『サンタの贈り物』として再登板しますので、今回ゲットしなくても大丈夫・・と感じてもらえれば幸いです。
『5月の贈り物』『サンタの贈り物』は、ともに新作香水候補のデビューの場所でもあったのですが、お披露目チャンスの場は別途作ることになります。
長年の販売スタンスが今年の年末キャンペーンよりちょっとだけ変化します、どうぞお楽しみに。
(2023-10-06)
( 香水工場の )
香る生活
金木犀キャンペーン、延長します~
まだ咲かないキンモクセイの花・・(2023/10/05)
(更新:2023/10/18) 金木犀キャンペーンは 10月25日まで
(ピークを迎えたウスギモクセイの花・・2023/10/03、武蔵国分寺公園)
当社では毎年、金木犀キャンペーンなるイベントを開催しています。
今年の開催は例年通り「9月25日~10月10日」に設定していました。
例年だとこの期間で武蔵野のキンモクセイが開花し満開を迎え、そして散っていく期間にぶつかります。
ちょうど一年前の10月5日はキンモクセイの花びらが落ちてしまい「地面がオレンジ色に」と業務日誌に書いていました。
今年は本日10月5日現在で、まだ小さな蕾・・
(キンモクセイの蕾・・2023/10/04、武蔵国分寺公園)
一番上の写真は満開ですが、こちらはキンモクセイでなくウスギモクセイ。
会社近くの武蔵国分寺公園内に鎮座する立派な樹木で、花の色がやや薄く香りもキンモクセイよりやや弱め。
このウスギモクセイの満開から10日ほどでキンモクセイが開花するケースが多いので、ここ数日でこの辺のキンモクセイが開花する可能性は低いようです。
というわけで、金木犀キャンペーンの延長を決定しました。
開花時期が見えませんので「当面延長中~」という表現で継続していきます。
会社周辺のキンモクセイが咲き満開となり、そして散る頃にキャンペーンもクローズさせていただきます。
(更新:2023/10/18) 金木犀キャンペーンは 10月25日まで
お客様コメント:
2023/10/13 (Fri) 15:41:48
・コメント:
福岡市内です。金木犀がやっと香りだしました。まだ花姿は控えめですが、この頃がいちばん香ります。
・・おかーぽん
(国分) 例年、福岡は東京から1ヶ月くらい遅れて咲き出すことが多かったのですが・・今年は同時開花ですね・・
(2023-10-05)
(更新:2023/10/18) 金木犀キャンペーンは 10月25日まで
(ピークを迎えたウスギモクセイの花・・2023/10/03、武蔵国分寺公園)
金木犀キャンペーン開催中ですが・・
当社では毎年、金木犀キャンペーンなるイベントを開催しています。
今年の開催は例年通り「9月25日~10月10日」に設定していました。
例年だとこの期間で武蔵野のキンモクセイが開花し満開を迎え、そして散っていく期間にぶつかります。
ちょうど一年前の10月5日はキンモクセイの花びらが落ちてしまい「地面がオレンジ色に」と業務日誌に書いていました。
今年は本日10月5日現在で、まだ小さな蕾・・
(キンモクセイの蕾・・2023/10/04、武蔵国分寺公園)
ウスギモクセイが満開
一番上の写真は満開ですが、こちらはキンモクセイでなくウスギモクセイ。
会社近くの武蔵国分寺公園内に鎮座する立派な樹木で、花の色がやや薄く香りもキンモクセイよりやや弱め。
このウスギモクセイの満開から10日ほどでキンモクセイが開花するケースが多いので、ここ数日でこの辺のキンモクセイが開花する可能性は低いようです。
金木犀キャンペーンの延長決定
というわけで、金木犀キャンペーンの延長を決定しました。
開花時期が見えませんので「当面延長中~」という表現で継続していきます。
会社周辺のキンモクセイが咲き満開となり、そして散る頃にキャンペーンもクローズさせていただきます。
(更新:2023/10/18) 金木犀キャンペーンは 10月25日まで
お客様コメント:
2023/10/13 (Fri) 15:41:48
・コメント:
福岡市内です。金木犀がやっと香りだしました。まだ花姿は控えめですが、この頃がいちばん香ります。
・・おかーぽん
(国分) 例年、福岡は東京から1ヶ月くらい遅れて咲き出すことが多かったのですが・・今年は同時開花ですね・・
(2023-10-05)
( 香水工場の )
香る生活
在庫切れが少々発生中・・
9月17日一部回復します・・(2023/09/05)
当社は小さな企業ゆえどの製品も量産していません。
それゆえたまに在庫切れが発生しています。
4mLキューブボトルは約40アイテムありますが、その10%=4種類前後で在庫切れを起こしているケースが多いのです。
香水原料は供給が不安定なものが多く、突然入手できなくなる場合があります。
天候や自然災害、あるいは成分の自主規制も大きな要因。
そのため当社では40種類の4種類=10%程度は「仕方ない在庫切れ」と見なしています。
在庫切れのまま、ついに調達不可能でそのまま「廃盤」に至るケースもあります。
今回は4mLキューブボトルではこの仕方ない10%を大きく超えて10種類=25%ものアイテムが現状、在庫切れとなっています。
これは多すぎ、アナウンスすべきだろうとこのブログでご案内しております。
「タイッツー」というX(Twitter)ライクな国産SNSがあり、7月に企業アカウントを取得しました。
その記念に8月、タイッツーユーザーさまを対象にミニ企画を実施したところ想定より盛り上がって、在庫切れアイテムがいろいろ発生しました。
8月の増産で一部回復したものの、未だ10アイテムが在庫切れとなっており現在鋭意増産中です。
そして、9月17日には在庫切れのうち4アイテムが販売再開予定となています。
(2023-09-05)
在庫切れが発生することも
当社は小さな企業ゆえどの製品も量産していません。
それゆえたまに在庫切れが発生しています。
4mLキューブボトルは約40アイテムありますが、その10%=4種類前後で在庫切れを起こしているケースが多いのです。
現在、通常より多い在庫切れ
香水原料は供給が不安定なものが多く、突然入手できなくなる場合があります。
天候や自然災害、あるいは成分の自主規制も大きな要因。
そのため当社では40種類の4種類=10%程度は「仕方ない在庫切れ」と見なしています。
在庫切れのまま、ついに調達不可能でそのまま「廃盤」に至るケースもあります。
今回は4mLキューブボトルではこの仕方ない10%を大きく超えて10種類=25%ものアイテムが現状、在庫切れとなっています。
これは多すぎ、アナウンスすべきだろうとこのブログでご案内しております。
8月タイッツー企画の影響
「タイッツー」というX(Twitter)ライクな国産SNSがあり、7月に企業アカウントを取得しました。
その記念に8月、タイッツーユーザーさまを対象にミニ企画を実施したところ想定より盛り上がって、在庫切れアイテムがいろいろ発生しました。
8月の増産で一部回復したものの、未だ10アイテムが在庫切れとなっており現在鋭意増産中です。
そして、9月17日には在庫切れのうち4アイテムが販売再開予定となています。
(2023-09-05)
( 香水工場の )
香る生活
「機能性フレグランス」の未来はバラ色?
それとも焦燥感の裏返し?・・(2023/09/04)
( 『ウィメンズヘルス』の記事「更年期の症状にも効く? 機能性フレグランスとは」 )
今日はハースト婦人画報社の雑誌『ウィメンズヘルス』に掲載された
という記事を紹介して私が感じたことを書きたい。
米国の大手メディア、ハースト社『ウィメンズヘルス』は女性の心と健康をテーマにした世界的な婦人誌。
日本ではハースト婦人画報社がデジタル版のみ展開しているようです。
ところで「ハースト婦人画報社」は以前は「アシェット婦人画報社」でしたが、いつのまにか「ハースト」になちゃったんですね・・
婦人画報社といえば、歴史とクオリティにおいて日本における女性誌の押しも押されもせぬ存在、権威ある雑誌社さんですよね。
その『ウィメンズヘルス』の記事が今日のテーマ、もともとイギリス版ウィメンズヘルスの記事で、その日本語版で読ませてもらいました。
第二の脳といわれる腸が気分を調節するホルモンのセロトニンを分泌することや、サウンドバスやクジラの鳴き声にリラクゼーション効果があることは知っていても、香りにパワーがあることまでは知らない人も多いはず
「第二の脳といわれる腸」・・いきなり話題の話から読者をつかみます。
(近年、腸周辺が騒がしい~)
腸とくに大腸の重要性に関する記事は10年くらい前から盛り上がりを見せはじめた印象。
大腸で暮らす細菌フローラがカラダの免疫力に大きな役割を果たしているのではないか、睡眠に深く関わっているのではないか、幸せホルモンのセロトニンなどの分泌をコントロールしているのではないか・・
(睡眠や脳内ホルモンと大腸の間に本当に相関関係あるの?・・イメージしにくい・・が以前の気持ちだったが、あるかも・・が現在の印象)
一方で日本人に少なかった大腸ガンは今ではガンによる死因の1位もしくは2位というポジション、日本でも腸への関心は高まっている。
そんな読者の気持ちをガッツリつかんだ後「でも、香りも凄いパワーがあるんだよ~」という書き出しに「どれどれ、どんな内容かな~」と期待して読んだ。
脳内化学物質を詳しく分析
気分を魔法のようによくしてくれる香りのコンビネーションの特定に奮闘している
このような香りを放つ“機能性フレグランス”は、ポジティブな感情を増幅させて・・更年期の症状の改善を目的として使われることもある
うん?・・若干トーンダウン気味。
機能性フレグランスが中年女性の更年期の症状を緩和することも分かった。
とくにミモザは、複数のメカニズムを介して抗不安作用、抗うつ作用、記憶力強化作用を発揮することが判明。
エビデンスの解説が薄いし具体的な事例がない点が惜しい。
とくに「中年女性の更年期の症状を緩和」する実例に期待していたが・・
(ミモザの件は、当社にもミモザ香水があるのでよい話なのだが・・)
ミモザは効くかもしれないが、それを言えばローズも捨てがたい。
花の香りには血糖値や血圧を下げ、不安を取り除き、ポジティブな気持ちにさせてくれるものがある。
更年期症状に効くものもあるだろう。
念のため原文の元記事を見に行く:
Functional fragrance: Meet the perfumes proven to boost your mood
「機能性フレグランス:気分を高めてくれることが証明された香水に出会おう」
日本語訳よりも長い記事で具体的な商品紹介まであったが、更年期障害の部分は日本語訳と同じ内容で具体性はなかった。
実は数年前からフレグランス業界では「機能性フレグランス」(Functional fragrance)はよく語られるテーマ。
権威ある雑誌などでしばしば取り上げられるようになった。
つまりフレグランスや香水をたんに気持ちを上げる化粧品から、もっと機能がある・効能効果がある商品へ!というトレンドがフレグランス業界にある。
記事にあるジボダン(Givaudan)やシムライズ(Symrise)は世界的な香水原料メーカー、彼らの研究所では機能性フレグランスへの注力と先行投資が続いていることは周知の事実で「凄いフレグランス」への期待が高まっている。
しかし、世界に向けて発表するにはまだ具体的な実例が薄くて人々を説得できるレベルではないかもしれない・・が現状の私の印象。
世界のフレグランス需要は拡大傾向にあるが、成長の牽引力はアジア・南米・インド・中東。
しかし欧米ではやや閉塞感が漂っている印象をいだく。
私には、むしろ機能性フレグランスが現状の行き詰まり感や差別化ができない焦燥感の裏返しに見えてしかたない。
実際にパワフルな効能効果があるフレグランスが生まれたとすると、それは医薬品であってフレグランスではなくなるという矛盾があるが、それは第二のハードル。
まずは多くの人が体感できるような実例がないことには、いくら研究所でのエビデンスが積み上がっても、人々を説得できるステージに上がれない。
この分野を信じて強力に先行投資を推し進めるフレグランス業界の巨人達の勝敗はいかに?・・まだ何とも言いがたい。
※フレグランスと比較して植物の香り成分「精油」だと機能性に関するエビデンスは非常に多い。みなさんもご存じの・・●認知症に効果があるローズマリー、●脂肪燃焼を促進するグレープフルーツオイル、●ハゲに効く白檀オイル・・などなど。しかし、どうでしょうか?・・これらの効果を実際に体験した人を、みなさんも聞いたことがないのでは?・・なかなか奇蹟は起きにくい。
お客様コメント:
2023/09/28 (Thu) 19:48:31
沈丁花・金木犀が好きです
・コメント:
≫世界のフレグランス需要は拡大傾向にあるが、成長の牽引力はアジア・南米・インド・中東。
≫しかし欧米ではやや閉塞感が漂っている印象をいだく。
≫私には、むしろ機能性フレグランスが現状の行き詰まり感や差別化ができない焦燥感の裏返しに見えてしかたない。
機能性...。
確か、健康番組でローズリーなどを朝に嗅ぎ、夜はラベンダー・オレンジを嗅ぐと認知症予防になると、何年も前に言ってましたからね。
機能で香りを選んでいるわけではなく、手に届く値段かつ、思い出補正もあるので、ロボットや機械機能みたいな「スペック」の話をされてもなぁ...と思います。ロマンがありませんね。
アジアはそんなに香りに対して敏感でしょうか?
何年も前のダウニーから、香料過敏症・アレルギーの報道が出てから、一気にトーンダウンしてしまったと思います。
良くも悪くも、マスコミや声の大きな人達が、自分達に都合が良い様に舵取りをしている気がします。
日本の会社は、資生堂さんがついに香水事業(アメリカ産を除いて)を辞め、化粧品に絞るとかで作らなくなりました。
少女時代(2010年代)にはファンシーショップで500円~1000円で、目薬大の香水が売られていたものですから、安価で手に届きやすくないと、未来のお得意様になる『子供』は、香水に触れる経験がなくなり、業界が先細りするのかな?と感じます。
今で言うところの「街の本屋」を、郊外の大手「DVDレンタルショップ」が潰して行ったら、子供が漫画を買わなくなり、海賊版で済ませるので、本が売れなくなって、読書人口が減っているのと似ていますね...。
今、慌てて小売を増やす試みをしていると記事で読みました。
識字率や学力にも開きが出るだろうと、出ていました。
昔潰れてしまった香水屋で、武蔵野ワークさんを知り、その後取り扱いがなくなり、店自体もなくなって...。
今日久しぶりにリンクを追っていたら、辿り着きました。
またどこかで実際に香りを試せたら嬉しいです。
・・伊予柑
(国分) 「昔潰れてしまった香水屋」はどこだろう?・・当社の実店舗は新宿伊勢丹の旧「BPQC」という売り場でしか販売したことがないので、そこでしょうか? もう15年くらい前のこと、その頃からご愛用いただいたのかな?~長いお付き合いに感謝申し上げます。資生堂さんは香水をほぼ止められました、香水は先細りと判断されたのでしょう。しかし、逆に巨人が去った空白地帯を参入チャンスととらえ参入した新興ブランドさんが過去10年それなりにあり、中にはかなり大きな売上を立てている会社さんもあるようです。当社はもう27年やっていますが、相変わらず静かに運航中です
2023/09/05 (Tue) 16:43:20
機能性…ん~(笑)
・コメント:
『機能性フレグランス』…研究テーマとしては興味深いですが、個人的消費者目線では「ふ~ん?」という感じ(笑)
私にとってフレグランスは純粋に香りを楽しむためのもので、そこに機能的な何かを期待している訳ではなく…
たとえ『◯◯に効きますよ!』と言われても好みの香りでなかったら絶対に買わないだろうし…(^^;)
香りの効果は、忘れていた記憶を呼び覚ましてくれるだけで充分かな^_^
・・かぴ
(2023-09-04)
( 『ウィメンズヘルス』の記事「更年期の症状にも効く? 機能性フレグランスとは」 )
記事の紹介(大手雑誌さんから)
今日はハースト婦人画報社の雑誌『ウィメンズヘルス』に掲載された
という記事を紹介して私が感じたことを書きたい。
米国の大手メディア、ハースト社『ウィメンズヘルス』は女性の心と健康をテーマにした世界的な婦人誌。
日本ではハースト婦人画報社がデジタル版のみ展開しているようです。
ところで「ハースト婦人画報社」は以前は「アシェット婦人画報社」でしたが、いつのまにか「ハースト」になちゃったんですね・・
婦人画報社といえば、歴史とクオリティにおいて日本における女性誌の押しも押されもせぬ存在、権威ある雑誌社さんですよね。
その『ウィメンズヘルス』の記事が今日のテーマ、もともとイギリス版ウィメンズヘルスの記事で、その日本語版で読ませてもらいました。
腸パワーと香りパワー
第二の脳といわれる腸が気分を調節するホルモンのセロトニンを分泌することや、サウンドバスやクジラの鳴き声にリラクゼーション効果があることは知っていても、香りにパワーがあることまでは知らない人も多いはず
「第二の脳といわれる腸」・・いきなり話題の話から読者をつかみます。
(近年、腸周辺が騒がしい~)
腸とくに大腸の重要性に関する記事は10年くらい前から盛り上がりを見せはじめた印象。
大腸で暮らす細菌フローラがカラダの免疫力に大きな役割を果たしているのではないか、睡眠に深く関わっているのではないか、幸せホルモンのセロトニンなどの分泌をコントロールしているのではないか・・
(睡眠や脳内ホルモンと大腸の間に本当に相関関係あるの?・・イメージしにくい・・が以前の気持ちだったが、あるかも・・が現在の印象)
一方で日本人に少なかった大腸ガンは今ではガンによる死因の1位もしくは2位というポジション、日本でも腸への関心は高まっている。
そんな読者の気持ちをガッツリつかんだ後「でも、香りも凄いパワーがあるんだよ~」という書き出しに「どれどれ、どんな内容かな~」と期待して読んだ。
更年期障害にミモザの香りが効く?
脳内化学物質を詳しく分析
気分を魔法のようによくしてくれる香りのコンビネーションの特定に奮闘している
このような香りを放つ“機能性フレグランス”は、ポジティブな感情を増幅させて・・更年期の症状の改善を目的として使われることもある
うん?・・若干トーンダウン気味。
機能性フレグランスが中年女性の更年期の症状を緩和することも分かった。
とくにミモザは、複数のメカニズムを介して抗不安作用、抗うつ作用、記憶力強化作用を発揮することが判明。
エビデンスの解説が薄いし具体的な事例がない点が惜しい。
とくに「中年女性の更年期の症状を緩和」する実例に期待していたが・・
(ミモザの件は、当社にもミモザ香水があるのでよい話なのだが・・)
ミモザは効くかもしれないが、それを言えばローズも捨てがたい。
花の香りには血糖値や血圧を下げ、不安を取り除き、ポジティブな気持ちにさせてくれるものがある。
更年期症状に効くものもあるだろう。
念のため原文の元記事を見に行く:
Functional fragrance: Meet the perfumes proven to boost your mood
「機能性フレグランス:気分を高めてくれることが証明された香水に出会おう」
日本語訳よりも長い記事で具体的な商品紹介まであったが、更年期障害の部分は日本語訳と同じ内容で具体性はなかった。
“機能性”はフレグランス業界のトレンド
実は数年前からフレグランス業界では「機能性フレグランス」(Functional fragrance)はよく語られるテーマ。
権威ある雑誌などでしばしば取り上げられるようになった。
つまりフレグランスや香水をたんに気持ちを上げる化粧品から、もっと機能がある・効能効果がある商品へ!というトレンドがフレグランス業界にある。
記事にあるジボダン(Givaudan)やシムライズ(Symrise)は世界的な香水原料メーカー、彼らの研究所では機能性フレグランスへの注力と先行投資が続いていることは周知の事実で「凄いフレグランス」への期待が高まっている。
しかし、世界に向けて発表するにはまだ具体的な実例が薄くて人々を説得できるレベルではないかもしれない・・が現状の私の印象。
トレンドの裏側
世界のフレグランス需要は拡大傾向にあるが、成長の牽引力はアジア・南米・インド・中東。
しかし欧米ではやや閉塞感が漂っている印象をいだく。
私には、むしろ機能性フレグランスが現状の行き詰まり感や差別化ができない焦燥感の裏返しに見えてしかたない。
実際にパワフルな効能効果があるフレグランスが生まれたとすると、それは医薬品であってフレグランスではなくなるという矛盾があるが、それは第二のハードル。
まずは多くの人が体感できるような実例がないことには、いくら研究所でのエビデンスが積み上がっても、人々を説得できるステージに上がれない。
この分野を信じて強力に先行投資を推し進めるフレグランス業界の巨人達の勝敗はいかに?・・まだ何とも言いがたい。
※フレグランスと比較して植物の香り成分「精油」だと機能性に関するエビデンスは非常に多い。みなさんもご存じの・・●認知症に効果があるローズマリー、●脂肪燃焼を促進するグレープフルーツオイル、●ハゲに効く白檀オイル・・などなど。しかし、どうでしょうか?・・これらの効果を実際に体験した人を、みなさんも聞いたことがないのでは?・・なかなか奇蹟は起きにくい。
お客様コメント:
2023/09/28 (Thu) 19:48:31
沈丁花・金木犀が好きです
・コメント:
≫世界のフレグランス需要は拡大傾向にあるが、成長の牽引力はアジア・南米・インド・中東。
≫しかし欧米ではやや閉塞感が漂っている印象をいだく。
≫私には、むしろ機能性フレグランスが現状の行き詰まり感や差別化ができない焦燥感の裏返しに見えてしかたない。
機能性...。
確か、健康番組でローズリーなどを朝に嗅ぎ、夜はラベンダー・オレンジを嗅ぐと認知症予防になると、何年も前に言ってましたからね。
機能で香りを選んでいるわけではなく、手に届く値段かつ、思い出補正もあるので、ロボットや機械機能みたいな「スペック」の話をされてもなぁ...と思います。ロマンがありませんね。
アジアはそんなに香りに対して敏感でしょうか?
何年も前のダウニーから、香料過敏症・アレルギーの報道が出てから、一気にトーンダウンしてしまったと思います。
良くも悪くも、マスコミや声の大きな人達が、自分達に都合が良い様に舵取りをしている気がします。
日本の会社は、資生堂さんがついに香水事業(アメリカ産を除いて)を辞め、化粧品に絞るとかで作らなくなりました。
少女時代(2010年代)にはファンシーショップで500円~1000円で、目薬大の香水が売られていたものですから、安価で手に届きやすくないと、未来のお得意様になる『子供』は、香水に触れる経験がなくなり、業界が先細りするのかな?と感じます。
今で言うところの「街の本屋」を、郊外の大手「DVDレンタルショップ」が潰して行ったら、子供が漫画を買わなくなり、海賊版で済ませるので、本が売れなくなって、読書人口が減っているのと似ていますね...。
今、慌てて小売を増やす試みをしていると記事で読みました。
識字率や学力にも開きが出るだろうと、出ていました。
昔潰れてしまった香水屋で、武蔵野ワークさんを知り、その後取り扱いがなくなり、店自体もなくなって...。
今日久しぶりにリンクを追っていたら、辿り着きました。
またどこかで実際に香りを試せたら嬉しいです。
・・伊予柑
(国分) 「昔潰れてしまった香水屋」はどこだろう?・・当社の実店舗は新宿伊勢丹の旧「BPQC」という売り場でしか販売したことがないので、そこでしょうか? もう15年くらい前のこと、その頃からご愛用いただいたのかな?~長いお付き合いに感謝申し上げます。資生堂さんは香水をほぼ止められました、香水は先細りと判断されたのでしょう。しかし、逆に巨人が去った空白地帯を参入チャンスととらえ参入した新興ブランドさんが過去10年それなりにあり、中にはかなり大きな売上を立てている会社さんもあるようです。当社はもう27年やっていますが、相変わらず静かに運航中です
2023/09/05 (Tue) 16:43:20
機能性…ん~(笑)
・コメント:
『機能性フレグランス』…研究テーマとしては興味深いですが、個人的消費者目線では「ふ~ん?」という感じ(笑)
私にとってフレグランスは純粋に香りを楽しむためのもので、そこに機能的な何かを期待している訳ではなく…
たとえ『◯◯に効きますよ!』と言われても好みの香りでなかったら絶対に買わないだろうし…(^^;)
香りの効果は、忘れていた記憶を呼び覚ましてくれるだけで充分かな^_^
・・かぴ
(2023-09-04)
( 香水工場の )
香る生活
ボンセントオイル、軸なので心配ですか?
ボトルに戻されて細菌は発生しないの?(2023/08/31)
( 心配不要の理由を解説します )
昨日のブログ「ボンセントオイルの話」の追加記事です。
ボンセントオイルの今回の容器は軸ボトル。
キャップの裏側にスティック状の棒(見た目、お線香花火のような棒)がついていて、これでオイルを絡め取ってお肌にオイルを乗せるタイプです。
当社香水は現在スプレータイプですが、昨年は一部、軸タイプも採用していました。
(スプレー応援派と軸応援派で、お客様の好みは真っ二つでしたね~)
主に使い勝手で両派閥に分かれたのですが、一部にはスプレー派の心配として軸はボトルに戻すので、お肌にある常在菌までボトルに入り汚染されるのではないか?というものがありました。
「ロールオン」という香水容器があり、お肌の上でゴロゴロとボールを回して香水を付ける方式なんですが、ボールが香水内とお肌を行ったり来たり・・
なので香水が汚染したり腐敗したりという事例はないことはない。
香水の主成分は殺菌効果があるアルコールなので、本来細菌などは繁殖できないとされているが、アルコール濃度が低かったり、水が加えられているとこういうトラブルがないとも限らない。
しかし、当社香水に関してはこのトラブルは起きていない、なぜなら当社香水には水分が配合されていないため。
細菌などの微生物の繁殖には必ず水の存在が必要、逆に水がなければ生存できない。
現在発見されている細菌類で水なしに繁殖可能なものは存在しない。
(ただし、宇宙や深海やロシアの永久凍土などに存在する未発見の微生物は不明)
日常生活では細菌類の繁殖に水の存在は絶対的な条件なので、逆に「乾燥」は食品の効果的な保存方法となる。
ビスケットとか細菌発生しない感じですよね。
塩漬けも効果的な保存法ですね。
塩蔵(えんぞう)と呼ばれるんですが、これは水分はありますが、水分活性といって細菌が利用できる水分を塩分でなくしてしまう方法なんです。砂糖漬けも同じ。
当社製品の「ベタガード」「ベタリップ」も水分ゼロなんです。
水分がないので微生物は生存不可能。だから防腐剤なしで製造しています。
そして、今回のボンセントオイル、これも水分ゼロ。
同じく防腐剤なしでも腐敗など起きませんし、お肌の上の見えない常在菌が軸によってボトルに入ったとしても死滅する運命なんです。
食品や化粧品は細菌の発生リスクを検査するため「微生物検査」(チャレンジテスト)といって強制的に細菌や菌類を入れて繁殖を試みるテストを行うことがあります。
ベタガードもボンセントオイルも合格しています・・
(というか水分ゼロ製品はチャレンジテストを実施しないことが業界の常識)
このように軸でも細菌発生リスクはありませんが、お肌に異物があるとボトル内に異物が入り込むリスクがあります。
よってボンセントオイルはきれいなお肌に使用してほしい。
もし心配があるならボトルに軸を戻す前に簡単にティッシュなどで拭いてもらえれば、なおよし、ですね。
・キューブボトルの軸は、ネイルケアでオイルを爪の生え際に付けるときにポンポンと適量が付けられるので便利です。
・爪の生え際にオイルを付ける→爪の周りにクルクルと円を描きながら優しくオイルをのばす(Uの字に)→爪の根元から指の付け根に向かってもクルクル
(2023-08-31)
( 心配不要の理由を解説します )
軸とは?
昨日のブログ「ボンセントオイルの話」の追加記事です。
ボンセントオイルの今回の容器は軸ボトル。
キャップの裏側にスティック状の棒(見た目、お線香花火のような棒)がついていて、これでオイルを絡め取ってお肌にオイルを乗せるタイプです。
問題はボトルに戻す点?
当社香水は現在スプレータイプですが、昨年は一部、軸タイプも採用していました。
(スプレー応援派と軸応援派で、お客様の好みは真っ二つでしたね~)
主に使い勝手で両派閥に分かれたのですが、一部にはスプレー派の心配として軸はボトルに戻すので、お肌にある常在菌までボトルに入り汚染されるのではないか?というものがありました。
ロールオン香水のトラブル事例
「ロールオン」という香水容器があり、お肌の上でゴロゴロとボールを回して香水を付ける方式なんですが、ボールが香水内とお肌を行ったり来たり・・
なので香水が汚染したり腐敗したりという事例はないことはない。
香水の主成分は殺菌効果があるアルコールなので、本来細菌などは繁殖できないとされているが、アルコール濃度が低かったり、水が加えられているとこういうトラブルがないとも限らない。
しかし、当社香水に関してはこのトラブルは起きていない、なぜなら当社香水には水分が配合されていないため。
細菌などの微生物の繁殖には必ず水の存在が必要、逆に水がなければ生存できない。
水と細菌の関係
現在発見されている細菌類で水なしに繁殖可能なものは存在しない。
(ただし、宇宙や深海やロシアの永久凍土などに存在する未発見の微生物は不明)
日常生活では細菌類の繁殖に水の存在は絶対的な条件なので、逆に「乾燥」は食品の効果的な保存方法となる。
ビスケットとか細菌発生しない感じですよね。
塩漬けも効果的な保存法ですね。
塩蔵(えんぞう)と呼ばれるんですが、これは水分はありますが、水分活性といって細菌が利用できる水分を塩分でなくしてしまう方法なんです。砂糖漬けも同じ。
ベタガードはなぜ防腐剤不要か?
当社製品の「ベタガード」「ベタリップ」も水分ゼロなんです。
水分がないので微生物は生存不可能。だから防腐剤なしで製造しています。
そして、今回のボンセントオイル、これも水分ゼロ。
同じく防腐剤なしでも腐敗など起きませんし、お肌の上の見えない常在菌が軸によってボトルに入ったとしても死滅する運命なんです。
微生物検査
食品や化粧品は細菌の発生リスクを検査するため「微生物検査」(チャレンジテスト)といって強制的に細菌や菌類を入れて繁殖を試みるテストを行うことがあります。
ベタガードもボンセントオイルも合格しています・・
(というか水分ゼロ製品はチャレンジテストを実施しないことが業界の常識)
ただし少しの問題も
このように軸でも細菌発生リスクはありませんが、お肌に異物があるとボトル内に異物が入り込むリスクがあります。
よってボンセントオイルはきれいなお肌に使用してほしい。
もし心配があるならボトルに軸を戻す前に簡単にティッシュなどで拭いてもらえれば、なおよし、ですね。
軸のメリット
・キューブボトルの軸は、ネイルケアでオイルを爪の生え際に付けるときにポンポンと適量が付けられるので便利です。
・爪の生え際にオイルを付ける→爪の周りにクルクルと円を描きながら優しくオイルをのばす(Uの字に)→爪の根元から指の付け根に向かってもクルクル
(2023-08-31)
search