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( 香水工場の )

香る生活


「藤」「すみれ」など・・再開予定
長らくお待たせしている「藤」「すみれ」「ねりこ・スノーミント」「スノーミント・ミニ」の復旧見込み (2019/06/09)

オードパルファム 藤
( オードパルファム「」 )

オードパルファム 藤
( オードパルファム「すみれ」 )


一年以上苦しんだ原料が再開


何度も「原料調達がどうのこうの」と言い訳しておりますので、みなさまも聞き飽きているかと思いますが、今日は、久しぶりに朗報です。

入手困難となり苦しんでいた原料の一つ (Iso E Super, Amber Fleur) が、またもやスポットで入荷しました。

インド Privi Organics社の工場が、2年前の爆発から復旧再開し、軌道にのりはじめていて、少しずつ、世界中の市場で出回りはじめたようです。

ヨーロッパの香水メーカーさんからも安堵の声が上がっているとか。



再開予定


休止せさるをえなかった下記アイテムに関して、それぞれ生産見込みが立ちました:

・藤 → 再開:2019年7月1日

・すみれ → 再開:2019年8月1日

・練り香水・スノーミント → 再開:2019年8月1日

・スノーミント・ミニ → 再開:2019年8月1日



( ねりこ「スノーミント」 )


在庫切れ info に登録されているお客様には、再開したらすぐに個別メールにてお知らせいたします。


(2019-06-09)
( 香水工場の )

香る生活


「すずらん」一時休止とリニューアル
「白檀」に続き、おまえもか (2019/06/09)

オードパルファム すずらん
( オードパルファム「すずらん」 )


「すずらん」一時休止とリニューアルのおしらせ
・販売休止:すでに休止中
・リニューアル:2019年10月~12月(流動的)
・新名称:「すずらん 2019」



「すずらん」の話


当社の「すずらん」は、すずらんの花をテーマとした香りです。

2001年にリリースされました。人気があるアイテムで、現在でもよく売れています。

(正確には「売れていました」過去形。最近在庫切れとなり、そのまま休止となりましたので)

処方の作成は、1990年代で、当社内での古典的製品、クラッシック・パフュームの一つ。


クラッシック・パフューム


当時の当社は、設立間もなくフリーマーケット出品のようなパフューマリー(香水ショップ)でしたので、パッケージもボトルも素人感がある商品でした。

しかし、それが、結果的に 20年も生き残り、未だ売れ続けていますので、当社内でのヒット作といえる一品。

スズランというお花の圧倒的な知名度のおかげで、初めての人でも試してもらえる可能性が高かったという点で、たとえば、同時期に商品化した「牡丹」「菊」「コスモス」のようなアイテムより有利でした。

20年も続いてくれてありがたいことです。

(みなさまに、感謝申し上げます)


非常にポピュラーなスズラン香水


当社の「すずらん」以外にも、世の中には、本当にたくさんのスズラン香水があります。

お花のスズランの香りがそれだけ美しく、人々の憧れになるものですので、納得です。

そして、優れたスズラン香水もたくさんあります。

だから、当社があえてスズラン香水をリリースして、他のブランドさんとの競合に巻き込まれる必要はないのですが、ローズ香水同様、香水ブランドたるもの、ローズとスズランは避けて通れないと感じです。

スズラン
( 野に咲くスズラン、香りだけでなく姿もかわいい )


強烈な思い出


この記事を書いていて、ふと昔の記憶が蘇ってきました。だいぶん前、あるお客様からの電話は印象的でした。

偉大なブランド、Christian Dior のスズラン香水のファンとか。

香水好きな方は、銘柄がおわかりかもしれませんが、ここでは伏せておきます。

そのブランドの廃盤に伴って、別のスズラン香水をお探しでした。

当社「すずらん」が、Dior に似ているかどうか、根掘り葉掘り、聞かれました。


世界ブランドと比較されても・・


そして、最後は、あの大ブランドの価格があれで、無名のお宅の香水がこの価格、高くないですか?というオチでした。

ハナから冷やかしだったか。

当社の「すずらん」は、欧米の大ブランドさんたちのスズラン香水とは違って、素朴だと思いますね。

これ以降、欧米ブランドがお好きな方には、当社香水は、すすらんに限らず、あまりオススメしないと前向きに発信するようにしている。


「すずらん」廃盤のおしらせ


さて、ここからが今日のメインテーマ。「すずらん」も調達できなくなった原料のため販売休止となりました。

休止理由は「白檀」と同じですが、「すずらん」の場合、リニューアルのための処方の組み直しをやっておりますが、現状、完成しておりません。

「すずらん」も「白檀」同様、リピートされる固定のお客様が多いだけに、なるべく現行の香りを維持したいのですが、これが難しく、この先、うまくリニューアルできるか不明です。

リニューアルしても香りが、かなり変わる可能性がある点が悩ましい。

一応、「白檀」同様、9月1日リニューアルを目指しています → (追伸 2019/8/1) 9月1日リリースは失敗となりました。



「すずらん」一時休止とリニューアルのおしらせ
・販売休止:すでに休止中
・リニューアル:2019年10月~12月(流動的)
・新名称:「すずらん 2019」




(2019-06-09)
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香る生活


「白檀 2019」ラベル案アンケート
昨日の記事(「白檀」一時休止とリニューアル )の続編、ラベル案が上がってきました、選定中です (2019/06/09)

サンダルウッド(白檀)
( オードパルファム「白檀 2019」ラベル案 )


香りとラベルの関係


商品ラベルは、中身の商品名を伝えることが、その一番の役割。

ですので、ネーミングだけのラベルもありますが、ある程度面積が確保できる場合は、なるべく装飾を入れて、中身のテイストや雰囲気などを伝えるイメージも加味したいところです。

文字だけのラベルでも、そのフォントなどで、なるべくイメージも込めるようにしています。


なぜデザイン変更?


現行のオードパルファム「白檀」は、ボタニカル柄を幾何学的な模様にデフォルメしたものです。

古代文明の雰囲気がでていて、私は好きです。

このまま使い続けたいのですが、香りが少し変わりますので、新規のデザインを採用することにしました。


9案、お好きなものは?


サンダルウッド(白檀)といえば、歴史的に長い伝統があるだけにクラシカルな柄がよい。

また、リニューアル後の「白檀 2019」は、「白檀」の香りを基本的に踏襲していますので、あまり大きく柄は変更しないという条件で、デザイナーに制作してもらいました。

9案、私はあれがいいかと思いますが、スタッフの意見は割れています。


Twitter・Facebook も動員して


このアンケート、数日後、Twitter と Facebook でも呼びかけてみます。

もしよろしければ、みなさまも TwitterFacebook にてご参加ください。

もしくはこちらへお便りお待ちしています → dm2@fragrance.co.jp (全角「@」を半角の「@」に変更してご使用ください)


(2019-06-09)
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香る生活


白檀、一時休止とリニューアル
長年、ご愛用いただいた「白檀」の香りが少しだけ変わります (2019/06/08)

サンダルウッド(白檀)
( オードパルファム「白檀」 )


「白檀」一時休止とリニューアルのおしらせ
・販売休止:在庫が切れ次第(1ml/4mlはすでに在庫切れ)
・リニューアル:2019年9月1日
・新名称:「白檀2019」(Sandalwood 2019)



人気の「白檀」


当社の「白檀(サンダルウッド)」は、白檀の香りをテーマとした香水で、2004年にリリースされました。

(15年前ですね。長い間、販売しているんだな)

白檀らしい香りを重視し、そこに墨の香りを加味した、とっても和的な印象の香水です。


香水と白檀オイル


香水には、案外、白檀オイルが隠し味やその他の目的で使用されています。

香りの持続性をよくしたり、セクシーさの演出でも、ムスクとはまた違った味わいが出せる原料であり、たいへん人気があります。

ところが、白檀オイルの香りを比較的そのままストレートに出している香水は、あまり多くないようです。

たとえば、"白檀香水" のカテゴリーでリリースしてるものでも、白檀の香りがしないものも多く、その分、当社の「白檀」は珍しいのか、おかげさまで好評をいただいております。


「白檀」一時休止


このブログでも、何度かお伝えしていますが、近年、原料の調達が厳しさを増してきており、それが原因で、製品そのものが廃盤になるケースも増加中です。

実は「白檀」も一部の原料が、調達不可能となり、数年前から、やがてこの製品はリニューアルせざるを得ないことはわかっていました。

その「一部の原料」は、白檀オイルのような主要な原料でないため製品そのものの廃盤でなく、リニューアルという形になりました。


リニューアルは、くせ者


しかし、リニューアルってなかなか、くせ者なんです。

当社製品内では非常に人気がある香りで、リピートのお客様が多いだけに、ちょっとでも香りが変わると、お客様を失う可能性があります。

(実に悩ましい)

本当は、このままこの香りを守り続けたいというのが本音。しかし、仕方ありません、原料が手に入らないのですから。

現行の製品は、これを書いている6月8日の時点で、キューブとミニボトルがすでに在庫切れ、あと25mLのフルボトルが多少残っていますが、これが終了すると「白檀」は販売休止となります。


「白檀」リニューアル


処方を組み直す作業は終了しています。香りを確かめましたが、ほぼ「白檀」の香りながら、ほんの少しライトなテイストになりました。

しかし、リピートのお客様には、ひどく変わった印象を受ける方もおられるのではないか、と予想しています。

(香りが変化しない場合でも、何かのはずみで、「香りが変わった」と感じる人は、香水の場合、常に一定数存在しますので)


また、処方が若干変化したことを明示するために、ネーミングも変更します:

(日本語表記) 「白檀」 → 「白檀2019
(英語表記)  「Sandalwood」 → 「Sandalwood 2019」



「白檀」一時休止とリニューアルのおしらせ
・販売休止:在庫が切れ次第(1ml/4mlはすでに在庫切れ)
・リニューアル:2019年9月1日
・新名称:「白檀2019」(Sandalwood 2019)




リニューアル・アナウンス遅れのお詫び


近年では、転売目的のバイヤーさんも多く、リニューアル・アナウンスだけで買い占めが起きるケースがあります。

本来なら、半年や1年くらい前にはアナウンスしたかったのですが、お許しください。


【関連記事】
白檀2019、リリース (2019/08/31)
一時休止とリニューアル (2019/06/08)



(2019-06-08)
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香る生活


綺麗すぎるシャクヤクの香り
シャクヤクは、ボタンの花にそっくり、だから香りはない、と思っていた・・ (2019/06/07)

シャクヤクの花
( バラのような豪華さ、シャクヤクの花 )


区別が付きにくいシャクヤクとボタン


花の雰囲気がそっくりで、私はてっきり同じ花だと思っていたが、園芸に詳しい人からすると、まったく別物らしい。

ともにボタン属なので、似ていて当然だが、でも同じ花ではない。

ちなみに英語名は、どちらも「peony」(ピオニー)で、英語圏では区別されていない。


ボタンは中国の国花?


ボタンは、中国の国花とされるという情報も多いが、wikipediaによれば、(正しいかどうか不明ながら) 国花ではないようだ。


(牡丹は) 清代以降、1929年までは中国の国花であったとされることもあるが、清政府が公的に制定した記録はみられない。

1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。

中華人民共和国政府は近年、新しく国花を制定する協議を行い、牡丹、蓮、菊、梅、蘭などの候補が挙げられたが、決定に至らなかった。



豪華さゆえに愛される?


しかし、いずれにしてもボタンが中国で非常に愛されていることは間違いない。

中国に出かけた際は、ボタンの花をモチーフにした装飾品はよく目にするので実感する。

牡丹柄の服を着た人もよく見かけた。

中国の人々に牡丹が愛される理由は、花の豪華さに違いない。それゆえか、中国では「百花王」とも「花王」とも呼ばれる。


当社の「牡丹」


当社には、オードパルファム「牡丹」という香水が存在した。

今は廃盤となり、販売は終了している。

スパイシーなアクセントが効いた東洋的な香りだったが、正直に言えば、あまり売れたアイテムとは言い難い。

理由は、おそらく、ボタンの花そのものが、日本では中国ほどの人気がないことと、ボタンには、あまりはっきりとした香りない点が大きいだろう。


シャクヤクの香り


ここからは、パフューマーの話である。

お墓参りの前日、献花用にシャクヤクを数本、色違いって買ってみたところ、花を持ち帰る時から香りがした。

自宅で生けると、とたんに部屋中に香りを主張するような強さとなった。

シャクヤクは、あまり香りがない花というイメージだっただけに、頭を「コン、コン」とノックされたような驚きだった。


ホワイトローズ調の香り


鼻を花に寄せてみると、はっきりとした香りが放出されていた。しかも、ホワイトローズのような美しい香り、上品で優雅。

天国のよなう香り・・

花の香りには、官能的な香りから豪華な香りまでいろいろあるが、そのときのシャクヤクの香りを一言で言うなら「綺麗な香り」がぴったりする。

そのシャクヤクは、白い大きな花だったが、他の花の香りも確かめると、今度は違う香りを漂わせていた。


シャクヤクとは?


「芍薬」と書くだけあって、「薬」になる。

漢方では根に薬効があるとされ、婦人科系の漢方薬に多く含まれる。

フランスでは、シャクヤクの香りは有名らしく、白ワインの香りをほめる際に「シャクヤクの香りのような」とか書かれている記事を散見する。

(あくまで受け売り情報)

ことわざでは『立てば芍薬、座れば牡丹』。シャクヤクは美女の象徴でもあるのだ。

どれだけ魅力的な花なんだろう・・今まで、無関心で過ごしてきて、すみません!

(お墓参りのために買ったお花に感動するなんて、亡き父が、もしかしたら・・は考えすぎか)


シャクヤクの香り成分


誰か、シャクヤクの香りを分析した人はいないかな、と検索すると大田花きさんのページがヒット。

(株)大田花きは、日本有数のお花の流通事業者さん。

こちらの会社さんの凄さは、花の香り成分分析を手間暇かけてやられている。

大田花きさんでは、シャクヤクを「芳香花」として分類している。

大田花きLabさんの話を聞いてみよう。


シャクヤクにはバラ、キク、スズラン、カトレアなどあらゆる花の芳香成分が含まれていることが分かっています。


これだ、綺麗すぎる香りのブレンドなんですね。いわば、ブーケ調の香りだ。


綺麗だが、多彩な香りを持つシャクヤク


逆に言えば、様々なブレンドがあるわけで、「これがシャクヤクの香り」という特徴がでにくい。

シャクヤクにも種類があるし、同じ種類でも、個体、土壌、時期、天候によって香りは変化するだろう。

実際、購入した2種類のシャクヤクは、別の香りがしていた。


大田花きさんの分析結果を見ると多種の芳香成分が検出されている。

2~3代表成分をピックアップすると:

・1.8シオネール (菊の花や樟脳のような渋い香り)

・ゲラニオール (バラの花の代表的な香り成分)

・フェニルエチルアルコール (バラの花の代表的な香り成分)


これらは香水の原料としてもすごく重要で、当社も倉庫にそれなりの量を常時備蓄している。

たしかに、こういう組み合わせなら、「綺麗すぎる香り」になることも、うなずいてしまう。

( ただし、これらの香料を混ぜただけでは「綺麗すぎる香り」にはならない、「綺麗すぎる香り」には、多数の微量成分と、それらの絶妙な調和が必要。だから、花の香りにはかなわない、香水は )


【関連記事】
「芍薬」(販売ページ)
新作香水「芍薬・ピオニー」(2021年3月)
2020年、5月の贈り物「芍薬」(2020年3月)
綺麗すぎるシャクヤクの香り(2019年6月)



(2019-06-08)
( 香水工場の )

香る生活


オランダの警察、MDMA香水を配布
なんとも刺激的なニュースですが、読んでみれば納得のキャンペーン (2019/06/07)

MDMA/Ecstacy香水
( XTACY:Ecstacyの香りの香水、ただしドラッグ成分は入っていない )


ドラッグに寛容なオランダ


オランダの喫茶店やバーでは、大麻(カニバス、マリファナ)が公然と吸われていることは有名ですよね。

私はこの辺の事情を知らないので、憶測ですが、法的には禁止されているものの、大麻などのソフトドラッグは、オランダでは、事実上使用が容認されているようです。

(景品の換金が、事実上容認されている日本のパチンコのような感じ?)


ほかの国は?


米国でも近年、大麻の使用を認める州が増えており、大麻栽培が盛んになり、大麻入り食品・サプリメント・医薬品の製造は一大産業に成長しつつあります。

(日本への密輸も増加中)

日本にも大麻を合法化するための活動家が存在します。私は、まったく無関係な会合で、偶然、彼らの話を聞く機会がありました。

その主張によれば、大麻の害は、お酒やタバコよりも少ない上に、病気の治療薬や精神安定剤としてのメリットは大きいという話でした。

とはいえ、それがゲートウェイドラッグとなり、薬物依存に陥る人々もいると思うので、賛否あるかと思います。


ハードドラッグは全世界で禁止


ところで、強烈な依存症を引き起こすコカインやヘロインなどのハードドラッグは、今のところ、どこの国でも禁止のようです。

もちろん、ドラッグに寛容なオランダでも禁止です。

(でも、わずか100年前、1900年代初頭、米国ではアルコール中毒の治療薬として容認されていたとか、今は禁止だけど)


MDMAの闇工場がはびこるオランダ


覚醒剤の代表的な薬物「MDMA = メチレン・ジオキシ・メタンフェタミン」、別名「エクスタシー」は、ドラッグに寛容なオランダでも禁止薬物。

エクスタシーは、日本も含め世界的に、若者たちの流行りのパーティードラッグだそうです。

オランダ国内には、たくさんのMDMA工場 (MDMA Labs) が存在するそうです。

その数、世界最大とも言われ、違法なMDMA製造による爆発や有害ガスの発生など、近隣住民への直接の被害、また排出される危険物質は、河川や田畑の汚染を引き起こしています。動植物への影響も心配されます。


奇抜なアイデア


警察による捜査・摘発と、場所を変えながら闇生産を繰り返すMDMA工場、この膠着状態を打破するために打たれた手の一つが「MDMAの香りがする香水」の配布でした。

その香水の名は「XTACY」。

読み方は「エクスタシー」でしょう。

そのボトルは、おそらく香水の象徴「シャネルNo.5」を意識したデザイン。

もちろん、薬物MDMAが含まれないMDMA香水です。

MDMAの香りと、それが製造されている場合、感じられる香りを国民に広く知らせることで、MDMA闇工場の近隣住民から警察への通報が期待されています。


MDMA闇工場の摘発のための一大キャンペーン


警察は、現在、全国の警察署に配布し、駅やショッピングセンターなど人が集まる場所でのスメリングのイベントを開催中です。

記事によれば、この「XTACY」は、Roorda(オランダの大手広告代理店と思われる)にて特別にトレーニングを受けた2人の女性警察官が、制作したと書かれています。

しかし、広告代理店に調香できるはずもなく、どこかの香料会社とパフューマーさんが絡んでいると思われるが、その辺の情報はありません。

ただ、大がかりなキャンペーンを打つには、広告会社の存在は大きいと思います。


MDMAの香りの香水?簡単じゃないと思う


このキャンペーン、成功するといいですね。

話題性があるので、すでに多くのメディアに取り上げられ、実際、極東の弱小香水メーカーの私の耳にも入るくらいですから、衆目の関心を得るという大きな第一ハードルはクリアです。

しかし、直接の目的であるMDMAの香りを覚えてもらうという点ですが、まあ、厳しいのではないかと思います。

植物にしろ、合成薬物にしろ、その本物成分ナシに香りだけ似せるのは簡単じゃない。技術的には厳しいのではないかと推測します。

しかし、警察官が街に出て、一般の人々に声をかけて、ものめずらしいMDMA香水を手にして、「MDMA撲滅!」「エクスタシー撲滅!」を訴えることって、やり方が新鮮だし、すごく効果があると思うんです。

応援したいなという気持ちになるニュースでした。


※この記事制作のために参考にしたニュース →

This Perfume Teaches You to Recognize the Smell of Illegal Ecstasy

ROORDA: THE CAMPAIGN IDEA TO ERADICATE XTC CREATED BY TWO POLICEWOMAN

(2019-06-07)
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