( 香水工場の )
香る生活
香りアンチエイジング、ブームのその後
先日、マンションのご近所さんと世間話していたら「私もやってみましたよ」と言われ、こんな身近にもいたかと、テレビの影響力に衝撃波。「すぐに飽きましたけど」とも (2018/07/03)
(「たけしのみんなの家庭の医学」2014年2月25日 テレビ朝日)
4年前、テレビ番組で、ローズマリーやラベンダーの香りが、アルツハイマー型の認知症の予防や治療に役立つという内容の番組がテレビで放送されました。
精油の知識がある人からすれば、伝統的・民間療法的に言われていること、しかし、一般視聴者から見れば、それは驚異的な内容。
「香りで認知症が治る!?」
「ありえない」
「お手軽!」
このテレビ番組を見た少なくない人々が、ワラをも掴む思いで精油に飛びつきました。
この番組で紹介された精油は、下記4種類:
・ローズマリー
・ラベンダー
・レモン
・オレンジ
上記の精油は、この番組の翌日から、売れに売れ、すぐに品薄となり、つられて他の精油にも飛び火し、あっという間に、多くの精油が品薄状態へと。
半年くらいは、一部の精油が入手困難でした。
当社では、精油は、香水や化粧品の原料の一部としてよく使うので、我らからすれば、この精油ブームには閉口したものです。
私の周囲にも、ローズマリーやレモンの精油を入れたペンダントをぶら下げる人が出現する始末。
しかし、私の知っている人々は、いつの間にか、案外すぐにペンダントをしなくなった。
このブームは、数年で収束し「香りでアンチエイジング」というアイデアに過剰に熱中している人々は希有となった。
(ただ、私は現在でも「香りでアンチエイジング」には一定の効果があると信じている)
この「香りアンチエイジング」ブームの10年以上も前、2004年前後、グレープフルーツ香りダイエットなるものがブームとなった。
「グレープフルーツの香りにはダイエット効果がある」というもの。
いわるゆ「燃焼系」というコトバで盛り上がった一連のダイエットブームの一端だったが、こちらも数年で収束。
(長くは続きません)
多くのダイエットやアンチエイジング・ブームが来ては去り、来ては去り・・・
研究成果はウソではないだろう。
しかし、一般の我々が気楽に試したところで、実感できるレベルの改善は見られないことが普通。
(それが普通なのだ。奇跡は簡単に起きない)
実感がなければ、サプリメント同様、続けるモチベーションは維持できない、それが人情。
(2018-07-03)
(「たけしのみんなの家庭の医学」2014年2月25日 テレビ朝日)
衝撃のテレビ番組 =「香りアンチエイジング」
4年前、テレビ番組で、ローズマリーやラベンダーの香りが、アルツハイマー型の認知症の予防や治療に役立つという内容の番組がテレビで放送されました。
精油の知識がある人からすれば、伝統的・民間療法的に言われていること、しかし、一般視聴者から見れば、それは驚異的な内容。
「香りで認知症が治る!?」
「ありえない」
「お手軽!」
このテレビ番組を見た少なくない人々が、ワラをも掴む思いで精油に飛びつきました。
奇跡の精油
この番組で紹介された精油は、下記4種類:
・ローズマリー
・ラベンダー
・レモン
・オレンジ
品薄で業務への影響も
上記の精油は、この番組の翌日から、売れに売れ、すぐに品薄となり、つられて他の精油にも飛び火し、あっという間に、多くの精油が品薄状態へと。
半年くらいは、一部の精油が入手困難でした。
当社では、精油は、香水や化粧品の原料の一部としてよく使うので、我らからすれば、この精油ブームには閉口したものです。
ブームは続かなかった
私の周囲にも、ローズマリーやレモンの精油を入れたペンダントをぶら下げる人が出現する始末。
しかし、私の知っている人々は、いつの間にか、案外すぐにペンダントをしなくなった。
このブームは、数年で収束し「香りでアンチエイジング」というアイデアに過剰に熱中している人々は希有となった。
(ただ、私は現在でも「香りでアンチエイジング」には一定の効果があると信じている)
10年前のグレープフルーツ香りダイエット
この「香りアンチエイジング」ブームの10年以上も前、2004年前後、グレープフルーツ香りダイエットなるものがブームとなった。
「グレープフルーツの香りにはダイエット効果がある」というもの。
いわるゆ「燃焼系」というコトバで盛り上がった一連のダイエットブームの一端だったが、こちらも数年で収束。
(長くは続きません)
多くのダイエットやアンチエイジング・ブームが来ては去り、来ては去り・・・
実感できる改善がなければ・・・
研究成果はウソではないだろう。
しかし、一般の我々が気楽に試したところで、実感できるレベルの改善は見られないことが普通。
(それが普通なのだ。奇跡は簡単に起きない)
実感がなければ、サプリメント同様、続けるモチベーションは維持できない、それが人情。
(2018-07-03)
( 香水工場の )
香る生活
ナゾネ試作中
黄色いクリームになりましたが、こちらはバージョン0、本試作はこれから (2018/07/03)
( ローズマリーの試作クリーム「ナゾネ ver.0」 )
ローズマリー精油は、主に水蒸気蒸留(水炊き)という手法で採取します。
ローズマリーには、精油成分が比較的多く含まれ、またローズマリー自体、繁殖力が旺盛であふれるように育ちますので、ローズマリー精油は広く普及し、価格もこなれています。
(ミラクルなローズマリー精油が比較的安く入手できることは感謝の一言)
日本でもローズマリーは簡単に育ちますが、乾燥大地を好みますので、世界のローズマリー産地と言えば、やはりアドリア海を挟んだイタリアの対岸、クロアチアやボスニア。
あるいは、北アフリカ(チュニジアなど)が有名です。
(クロアチアの白い石灰岩大地を埋め尽くすローズマリー畑を見に行きたい、がここ数年の夢)
ローズマリー精油は透明です。化粧品原料の重要な条件の一つは透明・液体であること。
余談ですが、アスタキサンチンという甲殻類の殻から抽出される色素が強力な抗酸化力があるので、昔、これを使ったコスメを試作しました。問題は、これが強烈な"赤色"。
(斬新な赤!)
肌に付けると、血まみれになったようで、本当に使いにくいと悩みました。
(ならば食品にしちゃえ、とアスタキサンチン配合のチューインガムを制作、うーん、なんというか、"血液のような味と香り"・・・)
その点、ローズマリー精油は、無色透明な液体なので、どんな成分にも違和感なく溶け込みます
しかし、今回、採用しているローズマリーは、精油ではなく"エキス"。
精油は、おおむね揮発成分の固まりなら、エキスは、揮発成分を含む多様な成分が含まれます。
試作クリームの黄色は、その証です。
前回の月一メルマガにて、ローズマリーコスメのボランティアを募集しました。
たくさんのご応募、ありがとうございます。
実は、当選者には、6月末に試作品配送を予定していましたが、現行の試作バージョンはまだ完成度が低く、お送りできない状態です。
7月末には、バージョン1か2を郵送できるのではないかと予想しています。
もちろん、色は黄色いクリーム色になるはずです。ご期待下さい。
(2018-07-03)
( ローズマリーの試作クリーム「ナゾネ ver.0」 )
ローズマリー精油
ローズマリー精油は、主に水蒸気蒸留(水炊き)という手法で採取します。
ローズマリーには、精油成分が比較的多く含まれ、またローズマリー自体、繁殖力が旺盛であふれるように育ちますので、ローズマリー精油は広く普及し、価格もこなれています。
(ミラクルなローズマリー精油が比較的安く入手できることは感謝の一言)
日本でもローズマリーは簡単に育ちますが、乾燥大地を好みますので、世界のローズマリー産地と言えば、やはりアドリア海を挟んだイタリアの対岸、クロアチアやボスニア。
あるいは、北アフリカ(チュニジアなど)が有名です。
(クロアチアの白い石灰岩大地を埋め尽くすローズマリー畑を見に行きたい、がここ数年の夢)
黄色の理由
ローズマリー精油は透明です。化粧品原料の重要な条件の一つは透明・液体であること。
余談ですが、アスタキサンチンという甲殻類の殻から抽出される色素が強力な抗酸化力があるので、昔、これを使ったコスメを試作しました。問題は、これが強烈な"赤色"。
(斬新な赤!)
肌に付けると、血まみれになったようで、本当に使いにくいと悩みました。
(ならば食品にしちゃえ、とアスタキサンチン配合のチューインガムを制作、うーん、なんというか、"血液のような味と香り"・・・)
その点、ローズマリー精油は、無色透明な液体なので、どんな成分にも違和感なく溶け込みます
しかし、今回、採用しているローズマリーは、精油ではなく"エキス"。
精油は、おおむね揮発成分の固まりなら、エキスは、揮発成分を含む多様な成分が含まれます。
試作クリームの黄色は、その証です。
モニターさんのための試作品は次バージョンで
前回の月一メルマガにて、ローズマリーコスメのボランティアを募集しました。
たくさんのご応募、ありがとうございます。
実は、当選者には、6月末に試作品配送を予定していましたが、現行の試作バージョンはまだ完成度が低く、お送りできない状態です。
7月末には、バージョン1か2を郵送できるのではないかと予想しています。
もちろん、色は黄色いクリーム色になるはずです。ご期待下さい。
(2018-07-03)
( 香水工場の )
香る生活
ローズマリーランド
前回投稿の「アンチエイジング原料のテスト」の続編 (2018/06/09)
( ローズマリーランド )
今回試作する製品の名称を、仮称ですが、とりあえず決めました。
ナゾネ(Nazone)
Nazone を英語読みすると、おそらく「ネイゾーン」と読む人が多い?
実は、アイクリームとしての制作をめざしているので、「Eye Zone」(アイゾーン)というネーミングにしようかと。
その派生で「アイゾーン」 → 「ナゾーン」 → 「ナゾネ」となりました。
試作 → 非売品 → (その後はわからない)
というプロセズで進めていく予定です。ローズマリーのポテンシャルにご期待下さい (というか私自身がワクワク)。
もちろん、何事も起こらず頓挫する可能性も。
その方が通常大きい。去年軽く頓挫した Galaxy プロジェクトのリベンジになるか、それとも同同じ結果か、とりあえず先に進みます。
そうそう、ローズマリー配合コスメの専用サイトも制作中ですよ →
( ローズマリーランド )
(2018-06-10)
( ローズマリーランド )
製品名は「ナゾネ」(仮称)
今回試作する製品の名称を、仮称ですが、とりあえず決めました。
ナゾネ(Nazone)
Nazone を英語読みすると、おそらく「ネイゾーン」と読む人が多い?
実は、アイクリームとしての制作をめざしているので、「Eye Zone」(アイゾーン)というネーミングにしようかと。
その派生で「アイゾーン」 → 「ナゾーン」 → 「ナゾネ」となりました。
今後のプラン
試作 → 非売品 → (その後はわからない)
というプロセズで進めていく予定です。ローズマリーのポテンシャルにご期待下さい (というか私自身がワクワク)。
もちろん、何事も起こらず頓挫する可能性も。
その方が通常大きい。去年軽く頓挫した Galaxy プロジェクトのリベンジになるか、それとも同同じ結果か、とりあえず先に進みます。
ローズマリーコスメ専用サイト:ローズマリーランド
そうそう、ローズマリー配合コスメの専用サイトも制作中ですよ →
( ローズマリーランド )
(2018-06-10)
( 香水工場の )
香る生活
アンチエイジング原料のテスト
スキンケアの新しい原料をトライアル中 (2018/06/04)
( 新しいアンチエイジング原料、ヘラの先に付いている黄色い液体がそれ、中身はローズマリーエキス )
先月のキャンペーンで、ネイルケア「こまめ」をフルボトルご購入のお客さまに配布しました。このブログをお読みの読者にも「こまめ」を現在、使用されている方がおられると思います。
お気に召されることを祈るばかりです。
「こまめ」のキー成分は、ハーブのディルエキスでした。
この原料は、化粧品原料メーカーさんから仕入れるのですが、こちらの会社さんは、ローズマリーエキスを利用したアンチエイジング原料も製造されています。
この原料が、気になっていてお願いしてサンプルを分けてもらいました。
医薬品開発をしている人から聞いた話ですが、近年の新薬開発は、病気の原因タンパク質と結合できる物質の分子構造をスパコンを使ってシミュレーションするとか。
だから、コンピューターの中で作り出される分子構造をもとに、逆にそういう物質を創り出す手法だそうです。
このへんは、私の知らない世界なので、聞き違いかもしれませんが、次の話は本当だと感じました。
スパコンでシミュレーションするとはいえ、まったくゼロから分子構造から決めていくより、薬効がある植物を選び、その成分をベースに分子構造を決めていく方が新薬の発見につながりやすい。
「植物には、人智では到達できない薬効成分が、まだまだありそう」
薬効が認められた植物は、とくに「薬草」(やくそう)や「薬用植物」(やくようしょくぶつ)と呼ばれます。
人類が薬草を利用してきた歴史は深く驚異的です。どんな民族でも植物を利用した民間療法の言い伝えは必ずあるものです。
その中でも凄い人類の英知の一つが中国の『神農・本草経』(しんのうほんぞうきょう)という本。
書かれた時代は、後漢時代(日本では、邪馬台国の卑弥呼以前)とされますが、もともとあった民間の伝承や民間療法をもとに集大成したモノと考えられています。
そのもともとの伝承は、紀元前数千年も前に「神農」という神様が、さまざまな植物の根・茎・葉・実を自分のカラダを使って薬効を試し、何度も毒にあたりながら調査したもの。
(「毒にあたる」という部分は、実に人間的ですね)
何度も毒にあたりながらも、そのたびに植物の薬効によって生き返ったとか。
(神様なのにクスリで救われる部分も人間的)
この神農さまは、植物に触れるだけで、どんな薬効があるかわかったといった伝説をどこかで読みましたが、出典を思い出せません。
神農本草経には、数百種類の植物の薬効が掲載されています
しかし、私の印象では、どんな植物も、人にとって、なにかしら薬効があるようです(逆に言えば、植物は副作用リスクを伴う生き物)。
私にとって、超・気になる植物が、ローズマリー。
西洋では伝統的に、記録力によい、膝や関節に効果があるアンチエイジングの植物とされてきました。「記憶力のハーブ」とも呼ばれます。
(香りと記憶をコントロールする脳内の部分は、同じ海馬。記憶と香りは密接な関係がありそう)
ローズマリーは、抗酸化作用があることでも有名で、血行促進や美容効果があります。認知症への効果も。
(私の素人意見ですが、老化とは「毛細血管の破損」と信じる私には、血行や血管をプロテクトする成分こそがアンチエイジングの王道)
ローズマリーに含まれる薬効は、すべて解明されているわけでありません。今後、どんな凄い未知の成分が飛び出すかわからないポテンシャルがあります。
(要は、私は軽度のローズマリー信者)
だから、ベタガードにローズマリー精油を配合しましたし、こまめにもローズマリーです。もう一つ、何かできないかなと、今回入手したローズマリーエキスの原料を元に現在トライアル中です。
私は以前、無線通信のソフトウェアを開発する会社にて仕事をした経験があります。
その際、通信速度を測定して、どの他社製品をもしのぐ結果が出たので、「世界最速スピード」と広告しました。
ウソは言っていません。
しかし、世界最速であるためには、ある一定のテスト条件があったり、テストデータの中で自社の都合がよいモノだけを選択するなど、"厳密な公平さからすれば、世界最速とは言えない" という気持ちもありました。
企業やメーカーが出してくる実験データには、多かれ少なかれ、このような背景があります。データで示された奇跡が、私やみなさんに、そのまま起きるとは考えにくいのですが、期待したいと思います。
当社では、社内で進めているテストに協力して下さるボランティアを募集します。
・実験期間: 2ヶ月
・方法: 当社提供ジェルタイプ・スキンケアを朝夕2回、気になるシワなどに塗布
・提出物: 感想をお電話でお聞かせください
・謝礼: Amazonギフトカード(2000円)
・募集人数: 5名
※条件: 40才以上(自己申告)で小じわなど気にされている部分がある方
※注意点: 湿疹などトラブルの可能性があります
応募方法は、2018年6月号の「月一メルマガ」(6/4発行予定)をご覧下さい。
(URLは、「月一メルマガ」で検索ください)
今までの経験から、ボランティアは20名くらい応募いただけるのではないかと思いますが、今回、ぜひ注意いただきたいことは、実験の過程で湿疹がでるかもしれない点です。
実は、社内のスタッフの一人は、この原料を含むジェルの塗布後、顔に湿疹がでてしまいました。すぐに水で洗いローズジェルを塗ったら30分くらいで正常に戻りました。
安全な原料しか使用していませんが、それでも、スキンケアのテストでは、このようなトラブルはたまに起きます。
湿疹がでても自己責任です、そういうリスクをご承知いただく方にお願いします。
※続編記事 → ローズマリーランド
(2018-06-04)
( 新しいアンチエイジング原料、ヘラの先に付いている黄色い液体がそれ、中身はローズマリーエキス )
「こまめ」は試されましたか?
先月のキャンペーンで、ネイルケア「こまめ」をフルボトルご購入のお客さまに配布しました。このブログをお読みの読者にも「こまめ」を現在、使用されている方がおられると思います。
お気に召されることを祈るばかりです。
「こまめ」のキー成分は、ハーブのディルエキスでした。
この原料は、化粧品原料メーカーさんから仕入れるのですが、こちらの会社さんは、ローズマリーエキスを利用したアンチエイジング原料も製造されています。
この原料が、気になっていてお願いしてサンプルを分けてもらいました。
植物の力
医薬品開発をしている人から聞いた話ですが、近年の新薬開発は、病気の原因タンパク質と結合できる物質の分子構造をスパコンを使ってシミュレーションするとか。
だから、コンピューターの中で作り出される分子構造をもとに、逆にそういう物質を創り出す手法だそうです。
このへんは、私の知らない世界なので、聞き違いかもしれませんが、次の話は本当だと感じました。
スパコンでシミュレーションするとはいえ、まったくゼロから分子構造から決めていくより、薬効がある植物を選び、その成分をベースに分子構造を決めていく方が新薬の発見につながりやすい。
「植物には、人智では到達できない薬効成分が、まだまだありそう」
『神農本草経』(しんのうほんぞうきょう)
薬効が認められた植物は、とくに「薬草」(やくそう)や「薬用植物」(やくようしょくぶつ)と呼ばれます。
人類が薬草を利用してきた歴史は深く驚異的です。どんな民族でも植物を利用した民間療法の言い伝えは必ずあるものです。
その中でも凄い人類の英知の一つが中国の『神農・本草経』(しんのうほんぞうきょう)という本。
書かれた時代は、後漢時代(日本では、邪馬台国の卑弥呼以前)とされますが、もともとあった民間の伝承や民間療法をもとに集大成したモノと考えられています。
そのもともとの伝承は、紀元前数千年も前に「神農」という神様が、さまざまな植物の根・茎・葉・実を自分のカラダを使って薬効を試し、何度も毒にあたりながら調査したもの。
(「毒にあたる」という部分は、実に人間的ですね)
何度も毒にあたりながらも、そのたびに植物の薬効によって生き返ったとか。
(神様なのにクスリで救われる部分も人間的)
この神農さまは、植物に触れるだけで、どんな薬効があるかわかったといった伝説をどこかで読みましたが、出典を思い出せません。
神農本草経には、数百種類の植物の薬効が掲載されています
しかし、私の印象では、どんな植物も、人にとって、なにかしら薬効があるようです(逆に言えば、植物は副作用リスクを伴う生き物)。
ローズマリーのマジック
私にとって、超・気になる植物が、ローズマリー。
西洋では伝統的に、記録力によい、膝や関節に効果があるアンチエイジングの植物とされてきました。「記憶力のハーブ」とも呼ばれます。
(香りと記憶をコントロールする脳内の部分は、同じ海馬。記憶と香りは密接な関係がありそう)
ローズマリーは、抗酸化作用があることでも有名で、血行促進や美容効果があります。認知症への効果も。
(私の素人意見ですが、老化とは「毛細血管の破損」と信じる私には、血行や血管をプロテクトする成分こそがアンチエイジングの王道)
私はローズマリー信者
ローズマリーに含まれる薬効は、すべて解明されているわけでありません。今後、どんな凄い未知の成分が飛び出すかわからないポテンシャルがあります。
(要は、私は軽度のローズマリー信者)
だから、ベタガードにローズマリー精油を配合しましたし、こまめにもローズマリーです。もう一つ、何かできないかなと、今回入手したローズマリーエキスの原料を元に現在トライアル中です。
奇跡は起きるのか?
私は以前、無線通信のソフトウェアを開発する会社にて仕事をした経験があります。
その際、通信速度を測定して、どの他社製品をもしのぐ結果が出たので、「世界最速スピード」と広告しました。
ウソは言っていません。
しかし、世界最速であるためには、ある一定のテスト条件があったり、テストデータの中で自社の都合がよいモノだけを選択するなど、"厳密な公平さからすれば、世界最速とは言えない" という気持ちもありました。
企業やメーカーが出してくる実験データには、多かれ少なかれ、このような背景があります。データで示された奇跡が、私やみなさんに、そのまま起きるとは考えにくいのですが、期待したいと思います。
実験ボランティア募集
当社では、社内で進めているテストに協力して下さるボランティアを募集します。
・実験期間: 2ヶ月
・方法: 当社提供ジェルタイプ・スキンケアを朝夕2回、気になるシワなどに塗布
・提出物: 感想をお電話でお聞かせください
・謝礼: Amazonギフトカード(2000円)
・募集人数: 5名
※条件: 40才以上(自己申告)で小じわなど気にされている部分がある方
※注意点: 湿疹などトラブルの可能性があります
応募方法は、2018年6月号の「月一メルマガ」(6/4発行予定)をご覧下さい。
(URLは、「月一メルマガ」で検索ください)
今までの経験から、ボランティアは20名くらい応募いただけるのではないかと思いますが、今回、ぜひ注意いただきたいことは、実験の過程で湿疹がでるかもしれない点です。
実は、社内のスタッフの一人は、この原料を含むジェルの塗布後、顔に湿疹がでてしまいました。すぐに水で洗いローズジェルを塗ったら30分くらいで正常に戻りました。
安全な原料しか使用していませんが、それでも、スキンケアのテストでは、このようなトラブルはたまに起きます。
湿疹がでても自己責任です、そういうリスクをご承知いただく方にお願いします。
※続編記事 → ローズマリーランド
(2018-06-04)
( 香水工場の )
香る生活
fragrance.co.jpへ、準備はじめ
社名変更よりもインパクトありそうなドメイン名変更。準備をはじめています (2018/05/31)
( 「fragrance.co.jp」は武蔵野ワークスのドメイン )
インターネット上で組織・企業を表す言葉がドメイン名です。
ドメイン名は、他に誰も取得していなければ、比較的いろいろ取れますし、何個でも取得可能です。
しかし、こと「co.jp」ドメインに関して、日本国内の法人1社につき1個しか取得できませんので、企業にとって真剣に取得したい名前です。
当社は、運がよいことに fragrance.co.jp (フレグランス・シーオージェイピー)というフレグランス会社にふさわしいドメイン名を、ずっと昔に取得していました。
しかし、創業以来 azaban.com というドメイン名を利用しており、お客さまもなじみ深いということで、fragrance.co.jp は長い間お蔵入りでした。
そのため、たんに azaban.com のコピーをおくだけのバックアップサイトでした。
見てみます? → www.fragrance.co.jp
これだと、Googleから "重複サイト" と見なされ、悪い運用(場合によって悪意ある運用)とされがちで、検索結果から排除されるペナルティさえ受けるリスクがあります。
しかし、運良くGoogleには、少なくとも "悪質" とは評価されていないようです。
今後、fragrance.co.jp に一本化すればこのリスクも解消すると期待します。
移行をはじめます。
数ヶ月、もしかしたら、1年くらいかかるかもしれません。
新生 fragrance.co.jp も末長くご愛用ください。
(2018-05-31)
( 「fragrance.co.jp」は武蔵野ワークスのドメイン )
お蔵入りのままだった fragrance.co.jp
インターネット上で組織・企業を表す言葉がドメイン名です。
ドメイン名は、他に誰も取得していなければ、比較的いろいろ取れますし、何個でも取得可能です。
しかし、こと「co.jp」ドメインに関して、日本国内の法人1社につき1個しか取得できませんので、企業にとって真剣に取得したい名前です。
当社は、運がよいことに fragrance.co.jp (フレグランス・シーオージェイピー)というフレグランス会社にふさわしいドメイン名を、ずっと昔に取得していました。
しかし、創業以来 azaban.com というドメイン名を利用しており、お客さまもなじみ深いということで、fragrance.co.jp は長い間お蔵入りでした。
そのため、たんに azaban.com のコピーをおくだけのバックアップサイトでした。
見てみます? → www.fragrance.co.jp
これだと、Googleから "重複サイト" と見なされ、悪い運用(場合によって悪意ある運用)とされがちで、検索結果から排除されるペナルティさえ受けるリスクがあります。
しかし、運良くGoogleには、少なくとも "悪質" とは評価されていないようです。
今後、fragrance.co.jp に一本化すればこのリスクも解消すると期待します。
移行作業スタート
移行をはじめます。
数ヶ月、もしかしたら、1年くらいかかるかもしれません。
新生 fragrance.co.jp も末長くご愛用ください。
(2018-05-31)
( 香水工場の )
香る生活
社名の変更?
ここ数年、ときどき持ち上がる問題なんです (2018/05/31)
( 「株式会社」から「合同会社」に移行する外資系企業は多い )
10年くらい前まで、日本で会社を作るとなると、がんばるつもりなら「株式会社」、小規模ならお手軽「有限会社」が常識でした。
当社は有限会社です。
ところが、2006年に新・会社法が施行されると、有限会社は廃止され、すべて株式会社に移行されました。
それまでの有限会社は、特例として有限会社を名乗ることができますが、この特例、いつまで続くやら。
現在の有限会社は法的には株式会社です。
("法的には株式会社"?・・・ちょっとわかりにくい)
法的には株式会社として扱われますが、名称は「特例有限会社」と呼ばれ、以前の有限会社の規制が適用されるという意味不明なポジショニングになっています。
(まあ、まさにこれが移行期間中の "特例" ということなんでしょうね)
政府としては、すみやかに株式会社に移行手続き(登記など)してほしいという願いが、政策や法令ににじみ出ている感じです。
私のカンでは、有限会社は、将来、どこかのタイミングで強制的に株式会社へ移行させられるでしょう。
ところが、2006年の新会社法では、一方で「合同会社」が新設されました。
米国のお手軽会社「LLC」がモデルになっています。
「日本版LLC」とか言われて持て囃されましたが、うーん、なんというか・・・私にはペーパーワークの少なさという点で、以前の有限会社に相当すると解釈しています。
(厳密には違いますが、現在、小規模な会社を興すとしたら、合同会社が一般的な選択肢でしょう)
合同会社の唯一のデメリットは、将来、株式公開ができないことくらい。
案の定、それまで株式会社だった外資系の企業は続々と合同会社に移行中です。
アマゾンジャパン株式会社は、1年くらい前にアマゾンジャパン合同会社に改変しました。
アップルジャパンも、シスコシステムズも、西友(ウォルマート系列)も合同会社になりました、ウエンディーズも合同です。
グーグル合同会社、日本アムウェイ合同会社などもそうですね。
現在、当社は「特例有限会社 武蔵野ワークス」となっていますが、当社も「株式会社 武蔵野ワークス」か「合同会社 武蔵野ワークス」に移行しようかという案が、出ては消えます。
(「武蔵野ワークス」の部分は、もちろん変更しません、会社法がどうであれ、この部分が、実質的な社名ですし、ブランド名ですので)
移行するに当たり、登記手続きなどペーパーワークの時間と労力が惜しいことが一点。
それと、社長は「もはや作れない有限会社は、希少価値がある」と、現在の「特例有限会社 武蔵野ワークス」というネーミングに愛着があることがもう一点。
今回の「来年度のプランミーティング」(当社の会計年度は8月スタート)でも、社名変更はナシとなりました。
(2018-05-31)
( 「株式会社」から「合同会社」に移行する外資系企業は多い )
株式会社に移行してほしい新・会社法
10年くらい前まで、日本で会社を作るとなると、がんばるつもりなら「株式会社」、小規模ならお手軽「有限会社」が常識でした。
当社は有限会社です。
ところが、2006年に新・会社法が施行されると、有限会社は廃止され、すべて株式会社に移行されました。
それまでの有限会社は、特例として有限会社を名乗ることができますが、この特例、いつまで続くやら。
現在の有限会社は法的には株式会社です。
("法的には株式会社"?・・・ちょっとわかりにくい)
法的には株式会社として扱われますが、名称は「特例有限会社」と呼ばれ、以前の有限会社の規制が適用されるという意味不明なポジショニングになっています。
(まあ、まさにこれが移行期間中の "特例" ということなんでしょうね)
政府としては、すみやかに株式会社に移行手続き(登記など)してほしいという願いが、政策や法令ににじみ出ている感じです。
私のカンでは、有限会社は、将来、どこかのタイミングで強制的に株式会社へ移行させられるでしょう。
外資系企業は合同会社に移行中
ところが、2006年の新会社法では、一方で「合同会社」が新設されました。
米国のお手軽会社「LLC」がモデルになっています。
「日本版LLC」とか言われて持て囃されましたが、うーん、なんというか・・・私にはペーパーワークの少なさという点で、以前の有限会社に相当すると解釈しています。
(厳密には違いますが、現在、小規模な会社を興すとしたら、合同会社が一般的な選択肢でしょう)
合同会社の唯一のデメリットは、将来、株式公開ができないことくらい。
案の定、それまで株式会社だった外資系の企業は続々と合同会社に移行中です。
アマゾンジャパン株式会社は、1年くらい前にアマゾンジャパン合同会社に改変しました。
アップルジャパンも、シスコシステムズも、西友(ウォルマート系列)も合同会社になりました、ウエンディーズも合同です。
グーグル合同会社、日本アムウェイ合同会社などもそうですね。
当社も合同に移行する?
現在、当社は「特例有限会社 武蔵野ワークス」となっていますが、当社も「株式会社 武蔵野ワークス」か「合同会社 武蔵野ワークス」に移行しようかという案が、出ては消えます。
(「武蔵野ワークス」の部分は、もちろん変更しません、会社法がどうであれ、この部分が、実質的な社名ですし、ブランド名ですので)
移行するに当たり、登記手続きなどペーパーワークの時間と労力が惜しいことが一点。
それと、社長は「もはや作れない有限会社は、希少価値がある」と、現在の「特例有限会社 武蔵野ワークス」というネーミングに愛着があることがもう一点。
今回の「来年度のプランミーティング」(当社の会計年度は8月スタート)でも、社名変更はナシとなりました。
(2018-05-31)
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