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スイカズラ(ハニーサックル)

武蔵野ワークス(香水工場)

ハニーサックルの香りを再現。甘くグリーン感漂います。清潔感のある香り。

n901 『スイカズラ』(ハニーサックル)。Honeysuckle。

スイカズラ(ハニーサックル)とは

スイカズラ(ハニーサックル)はふくよかな香りが愛される常緑の野草。スイカズラ科。日本だけでなく海外でも人気の香りのツル植物の花です。園芸種も多いのですが、野生の花の方が香りは強いものが多いようです。

筒状の花は上下に割れ、人が舌を出しているようなおもしろい形が特徴です。白い花は時間とともにレモン色へと変化する楽しさもあります。スイカズラのもともとの名前は「吸い葛」。花から甘い蜜を吸うことができることから命名されたのでしょう。英語のハニーサックル(Honeysuckle=蜜を吸う。Honeyは蜜、Suckleは乳を飲む)も偶然ながら日本語名と同じ由来です。

ネーミングのおもしろさから想像しにくいのですが、ツルを絡ませながら時として他の樹木や植物を覆い尽くしてしまう生命力・繁殖力のある植物です。スイカズラ(ハニーサックル)は中国の最古の薬草辞典「神農本草経」に記載される薬草で、葉や蕾は乾燥させて漢方薬としても利用されます。

甘美な香り、清潔感のある香り、野草の香り

ハニーサックルから採取される精油や香りの成分はごく少量・希少であるだけでなく、他の花同様、お花そのものの香りではありません。そのために他の香料からハニーサックルのナチュラルな香り立ちを再現しました。

その香りに潜む花々は、ジャスミンのような甘美な香り、ミュゲのような優しい香り、シクラメンの清潔感のある香り、野草を思わせるグリーン感のある香り・・・様々な自然の香りのグラデーションで頭の中がいっぱいになります。

開発背景と内容

スイカズラ(ハニーサックル)の香りは可愛らしいと同時に野草の懐かしさを漂わせ、そのナチュラル感がシャンプーやリンスの香り付けとして人気があります。

スイカズラ(ハニーサックル)は香水のテーマとしても世界的に取り上げられ、とくに量産を前提としないメゾンフレグランス系と呼ばれる小規模かつ個性的な香りのクリエーションにこだわるブランドさんには好んで取り上げられる花です。

F4香水シリーズ「スイカズラ(ハニーサックル)」は東京の山の手住宅街を散策して、民家のお宅などで咲き誇るスイカズラの優しい香り、東京の街並み、穏やかさ、ナチュラル感に触発されて制作しました。ちょっりセクシー感も漂わせるやさしいフローラルの香りをご堪能下さい。

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