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アロマテラピーと香水

( 「医・薬・食・香」同源 )
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アロマテラピーと香水の関係

「アロマ」とは「芳香」「香り」「匂い」という意味の英語「AROMA」のカタカナ表記です。一般によい香りを指しますので悪臭は含みません。

アロマは芳香という意味と同時に「アロマテラピー」の意味でも使用される場合があります。

アロマテラピーとは植物エッセンシャルオイルによる芳香で心身の健やかな健康や美容を促進する考え方であり医学的手法です。

アロマテラピーでは植物から抽出されるエッセンシャルオイルを主な手段に使用しますが、エッセンシャルオイル自体は天然香料であり、香水の重要な原料です

「医・薬・食・香」同源

香りの元である香料は、食べ物であり、薬であり、食べ物や薬を長期保存したり、味付けしたりする薬品でした。

香水の原料である香料と食品・医薬品の元となる香辛料(スパイス)はかなりオーバーラップします。

実際古い時代、10世紀くらいまで香料と香辛料(スパイス)は言葉の違いさえなかったと推測されます。

香水にもアロマテラピー的な発想に歩み寄る傾向が強くなってきています。

「世界初の香水」という説もあるハンガリアンウォーターは、実は香水ではなく薬品だったという説も根強いのです。当時は香水と薬品の境目がはっきりしていないので薬品といえば薬品だったと思われます。

香水とアロマテラピーの違い

香水はファッション、アロマテラピーは健康へのアプローチ。香水は衣食が一応充足した日常生活の上に立つプラスアルファであり、アロマテラピーは生活そのものを改善するプロモーター。

香水の目的は、美の演出・気分の高揚で、アロマテラピーの目的は健やかな健康の増進。使用する原料・材料にも違いがあります。

アロマテラピー的なる香水の未来

香水の「医・薬・食・香」同源思想への回帰トレンドの中で、香水の一部のカテゴリーは今後よりアロマテラピーに近づくと推測されます。

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