皮脂は、人類の最高スキンケア?
なんだかんだ言ったって、最高のスキンケアは皮脂と思うのですが、勘違い? (2017/09/12 国分)

ホホバオイル
(ホホバの実から採取されるホホバオイルは、皮脂とよく似た成分構成、だから、私は、このオイルが好きなんです。ベタガードにも配合しています)


嫌われがちな皮脂


皮脂は多すぎると何かと嫌われがちです。皮脂は、細菌のエサとなったり細菌繁殖の温床となります。

さらに空気中の酸素と反応して酸化したり、細菌の活動に伴いニオイが発生することも。それは"加齢臭"と呼ばれたり、たんに「臭い」と言われたりするものだから厄介です。

どうかすると酸化した皮脂が「皮膚の老化の原因」となると主張する人もいます。

酸化皮脂がヒトの細胞の老化を促進する?

(私は信じません)

たしかに酸化すると物質は、人から見て、一般に劣化方向に変化しがちですが、それがそのまま老化物質とされる根拠はありません。


皮脂は凄い


いろいろネガティブに言われがちな皮脂ですが、そのメリットは絶大です。

皮脂の存在は、あまりにも当たり前すぎて、普段私たちは感謝の気持ちも沸きませんが、もし皮脂がなければ?・・・皮膚自体の危機です。

人の皮膚を防衛する成分として皮脂は凄いです。ぬるっとした感じで皮膚に付いているだけなのに、その恩恵は計り知れません。

皮脂が不足すると、人の肌は外界からの乾燥や刺激でダメージを受け、あっという間に皮膚の防衛ラインは突破されます。

たとえば、アトピーを患っている人の皮膚は、皮脂が少なく乾燥して落屑(らくせつ = 皮膚の角質が剥離すること)が観察されるケースが多いと思います。


皮脂がとくに優れた点 = 全自動分泌


私たちはベタガードの開発課程で、"理想のスキンケアとは?"というテーマに関して、とくに感じたことがあります。

スキンケアやハンドクリームの開発では、成分とその効果が一番重要です。

その次に使い勝手(ここではテクスチャーなど)が重要になります。

しかし、実際にそのスキンケアを使用するシーンで一番重要なことは、

(1) 常時、オイルによる保護
(2) 必要なときに必要な量のオイルの補充

という点です。

優れたスキンケアクリームを持っていても、付けなければ意味がありません。

仕事の間にスキンケアクリームは常に落ち続けています。それを補充するため、何度も何度も付け直すという作業は、案外、面倒で手間です。

しかも、最適なタイミングで、適量を付けるという作業、実際にやってみるとなかなか実行できません。

看護師さんやヘアサロンの方なら共感していただけるかも。意外と難しいんですよね。

その点、皮脂はそのへんの制御が全自動なんです。

これが凄いと思うゆえんです。


皮脂と似たオイルは?


・ホホバオイル
最初に上げたいオイルがホホバオイル。皮脂と似た成分構成です。だから、私はホホバが好きです。ベタガードも、もちろん、ホホバ配合。

・アルガンオイル
近年、ヒットしているオイルですよね。比較的高価な高級路線コスメに配合されるようになりました。

・スクワランオイル
こちらもスキンケア成分として有名です。実は、スクワランオイルも皮脂に似た成分で、皮膚との相性がよい成分です。

これらは酸化しにくく、スキンケアには常連の成分となっています。どれも皮脂に近いという点が大いに評価されています。

こうやって考えれば、スキンケアは、皮脂の再現を試みるためのツールと言えるかもしれません。



  • (2017-09-12)
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