大企業なら当然持っているマスコミリスト。彼らの強みはリストを所有しているだけでなく記者やライターさんたちと個人的なコネクションを維持していることです。

マスコミにとっても知らない会社から送りつけられるプレスリリースや他人から持ち込まれるネタよりは、知っている人間からの情報の方が安全です。企業が広報担当者をスカウトする際はどれくらいマスコミと個人的コネを持ち、どれくらいマスコミを動員できるかも一つの基準になります。


当社の場合マスコミとは無縁です。コネも皆無。個人的な知人もいません。

多くの中小企業にとってそれが普通です。なので、私のやるべきことは、たんに地道な正面突破。


まずは売り込みたいマスコミを絞ると、化粧品ですので、女性誌で発行部数が多くてプレスティージャスなところ・・・書店の女性誌コーナーを大きく占める雑誌を考えるとよいかもしれません。そんなところに売り込めるのでしょうか？



次回の販促は．．．
★マスコミリストを作成せよ#2
(2006-05-21)

注文していた仏サンゴバンのボトルが東京港に荷揚げされたとき「フォークリフトありますか？」と貿易会社さんから電話をもらいました。ファブレスの当社には当然ない。

とりあえず持ってきてもらうと「愚か者は自分で経験するまで学ばない」ということわざが脳裏をよぎる。

やってきたのはクレーン車だった。宅急便の受け取りとは勝手が違う。

どうぜ学ぶのなら体で覚える方が身に付く。

クレーンで下ろされた物はバラし小分けにして事務所の倉庫に運び入れた。手伝ってくれるスタッフもおらず、ほぼひとりで日暮れまでやった。腰が曲がった。アンチエイジングどころの話ではない。一気に老けた。

教訓：パレットでモノを引くということはパレット単位で輸送し、パレット単位で受け取り、パレット単位で保管し、パレット単位で工場に入れること。

パレット単位で保管できる倉庫が必要だし、パレット単位で工場に入れられる手順を踏んでおくこと。間違っても途中でバラしてはいけない。今日は物流のイロハをカラダで勉強させてもらった。

課題：巨大な木製パレットが残った。粗大ゴミとしてさえ出せない。キャンプファイヤには使えそうだが．．． (2006-05-20)

プレスリリースは新聞や雑誌の紙面に掲載されることが目標ですが、最近はプラスしてネット内のニュースサイトなどにも掲載されたいものです。ネットに掲載されることは紙面とはまったく違った別の効果が期待できます。

グーグルとヤフーで「プレスリリース」を引くと、ソニーやNECなど大手企業のプレスリリースやリリース代行会社が上位を占めますが、それらを抑えて2大検索エンジンの最上位に来るのが「日経プレスリリース」。

覗いてみればそこにリリースを寄せる企業群は、ほぼ一部上場か有名どころ。

町工場が、こんなハレ舞台にリリースを寄稿してもよいものだろうか、と腰が引けそうだが寄稿そのものは問題ない(と思われる。でもスパム行為は論外)。ちゃんとフィルターを掛けてくれる。

どういう基準で掲載の採否が判断されているのか「日経プレスリリース」さんにメールを出してみました。返事は期待していませんでしたが意外にも親切。その日の内に返信がありました。一部引用します。

「過去に日経４紙（本紙・産業新聞・金融新聞・日経ＭＪ）に記事の掲載実績がある、あるいは最近注目されているベンチャー企業など」

なるほど明快。最低条件として日経の記事に取り上げられた経験があること、または有名であることなんですね。町工場にはいずれも困難なことですが、私には「だから、チャレンジしてみてください」と声をかけてもらっているように聞こえてきます。時間は掛かるでしょうが。

次回の販促は．．．
★マスコミリストを作成せよ
(2006-05-19)

新製品が完成した暁にはメーカーたるもの、やはりプレスリリース。今日、取り上げられなくてもプレスリリースはきっちり出していきたいと考えています。

え？新製品完成打ち上げ？身内で飲んでいる場合ではない。在庫の山になるかもしれない恐ろしい薄氷の上にまさに立とうとしている瞬間です。息を止めて踏み出す第一歩はマスコミへのリリース。

とはいえ無名の会社が無名の製品を出したところで誰が取り上げてくれるか？FAXの場合、新聞社に届くプレスリリースは一枚につき1〜2秒で読まれそのほぼすべてが即ゴミ箱行き、一握りが少し読まれてたくさんあるなかで1枚採用されるかどうか、メールならさらに短い時間で処理されていると予想します。


次回の販促は．．．
★実績あればその日に掲載だが、町工場(こうば)にはハードルが高い「日経プレスリリース」
(2006-05-18)

『コンシンのジェル』の主成分は下記のようなものです。

グリセリン、メドウフォーム油、オリーブ油、ヒアルロン酸Na、コメヌカスフィンゴ糖脂質、トレハローズ、アロエベラエキス．．．

手の届くところに置いておけば、気が向いたときすぐに実験ができます。これらは私のPCの横に置いてあります。

重要な成分で机の上に鎮座していないのがオリゴヒアルロン酸。最近販売が開始されたホットな原料のためまだ入手できていませんでした。オリゴヒアルロン酸とはヒアルロン酸の親戚ともいうべき物質です。次の投稿でオリゴヒアルロン酸を採用したワケをお話しします。



(2006-05-15)

無理矢理言えば定価の10分の1です。3,000円のクリームだと容器原価は300円、5,000円だと500円というのは遠くない数字(食品などと比較するとかなり高い目ではないでしょうか？)。

では10万円のクリームだと容器原価は1万円？・・・それは違います。バブル仕様の場合、そもそも原価計算は意味をなしません。 (2006-05-14)