( 香水工場の )
香る生活
オードトワレはトイレと関係あり?
(2012/04/16)
日本語では「香水」の呼び名は一つですが、欧米では数種類の呼び名があります。その一つ「オードトワレ」の笑える思い出(2012/04/17)。
「オードトワレ」というコトバをご存じでしょうか?「トワレ」と短く表現されることもあります。
香水は香料濃度で分類され、濃度が高い順から次のように呼ばれます。
・パルファン(Parfum)
・オードパルファン(Eau de Parfum)
・オードトワレ(Eau de Toilette)、略して「トワレ」
・オーデコロン(Eau de Cologne)、略して「コロン」
日本語の「香水」は厳密には「パルファン」を意味しますが、広い意味で、香水は「コロン」から「パルファン」まですべてを差します。
中学で英語を習い始めたとき、牛のことを英語では「Cow」や「Bull」「Ox」と呼び分けると習ってひっくりかえりました。「牛は牛の一言だろう」と思ったわけです。
しかし、生活への関わり方が深いモノほど名前が増えるのは当然の原理。香水もそういう背景から呼び方が増えていったのかもしれません。
「オードトワレと書いてあるが、トイレで使うのか?」
オードトワレのフランス語表記は「Eau de Toilette」。
問題はフランス語の「Toilette」が、英語の「Toilet」、そして日本語の「トイレ」に感じられてしまう点です。直訳すると「Eau de Toilette=トイレの水」(Eau = 水、de = 英語のof)。
つまり、それって「トイレの芳香剤」?・・・という構図です。
フランス語はふつうは日本人には読みにくいですが、Toiletteという単語は、なんとなく「トイレット」と読めてしまうところに誤解が起きます。
「オレが買ったのは、トイレの芳香剤か!」と、さぞお客様も驚かれたのだろうと空想して、忘れられない問い合わせになりました。
英語の「Toilet」には日本語で意味する部屋としてのトイレや排泄行為、さらには便器の意味もあります。
しかし、フランス語の「Toilette」は、そういう意味もありながらが、同時に「化粧室」の意味も。英語の「Toilet」と比較すると、イメージはなかり柔らかで上品です。フランス人にとって「Toilette」は「身だしなみ」「身づくろい」「身だしなみを整える部屋」としてのニュアンスも強く、決してダイレクトでネガティブなイメージだけではありません。
実際「Toiletry」(トイレタリー)といえば、英語でもフランス語でも「化粧品」になります。「Eau de Toilette」は、専門家には異論があるかもしれませんが、私が訳すなら「身だしなみのための化粧水」「身づくろいのための化粧水」といったところでしょうか。
「トワレ」を意味する場合、英語では「Eau de Toilette」というフランス語をそのまま使用します。「The Water of Toilet」では、本当に「トイレの水」になってしまうためです。
ちなみに米国ではトイレの意味で「Toilet」が使用されず「REST ROOM」(レストルーム、休憩所)や「BATH ROOM」が使用されます。「Toilet」という直接的な表現は日本の「便所」「厠(かわや)」同様、今後英国でも使用されていかなくなるかもしれません。
ところで、このオードトワレというコトバ、使われなくなりつつあります。
オードパルファムとオードトワレの濃度差は実は大差なく、現在の化粧品会社さんはオードトワレ濃度と思われるものでもデフォルトでオードパルファムと命名されるところがほとんどです。イメージもいいですし。
市販香水では、メンズ香水にオードトワレと命名しても女性用はオードパルファムがすでに標準かもしれません。
世界の化粧品業界ではこのような傾向が明確になりつつあり、今後「オードトワレ」という表現は世界市場から徐徐に消滅していく可能性があります。
(2012-04-16)
日本語では「香水」の呼び名は一つですが、欧米では数種類の呼び名があります。その一つ「オードトワレ」の笑える思い出(2012/04/17)。
オードトワレとは?
「オードトワレ」というコトバをご存じでしょうか?「トワレ」と短く表現されることもあります。
香水は香料濃度で分類され、濃度が高い順から次のように呼ばれます。
・パルファン(Parfum)
・オードパルファン(Eau de Parfum)
・オードトワレ(Eau de Toilette)、略して「トワレ」
・オーデコロン(Eau de Cologne)、略して「コロン」
日本語の「香水」は厳密には「パルファン」を意味しますが、広い意味で、香水は「コロン」から「パルファン」まですべてを差します。
中学で英語を習い始めたとき、牛のことを英語では「Cow」や「Bull」「Ox」と呼び分けると習ってひっくりかえりました。「牛は牛の一言だろう」と思ったわけです。
しかし、生活への関わり方が深いモノほど名前が増えるのは当然の原理。香水もそういう背景から呼び方が増えていったのかもしれません。
お客様からの電話
「オードトワレと書いてあるが、トイレで使うのか?」
オードトワレのフランス語表記は「Eau de Toilette」。
問題はフランス語の「Toilette」が、英語の「Toilet」、そして日本語の「トイレ」に感じられてしまう点です。直訳すると「Eau de Toilette=トイレの水」(Eau = 水、de = 英語のof)。
つまり、それって「トイレの芳香剤」?・・・という構図です。
フランス語はふつうは日本人には読みにくいですが、Toiletteという単語は、なんとなく「トイレット」と読めてしまうところに誤解が起きます。
「オレが買ったのは、トイレの芳香剤か!」と、さぞお客様も驚かれたのだろうと空想して、忘れられない問い合わせになりました。
「化粧室」的なニュアンス
英語の「Toilet」には日本語で意味する部屋としてのトイレや排泄行為、さらには便器の意味もあります。
しかし、フランス語の「Toilette」は、そういう意味もありながらが、同時に「化粧室」の意味も。英語の「Toilet」と比較すると、イメージはなかり柔らかで上品です。フランス人にとって「Toilette」は「身だしなみ」「身づくろい」「身だしなみを整える部屋」としてのニュアンスも強く、決してダイレクトでネガティブなイメージだけではありません。
実際「Toiletry」(トイレタリー)といえば、英語でもフランス語でも「化粧品」になります。「Eau de Toilette」は、専門家には異論があるかもしれませんが、私が訳すなら「身だしなみのための化粧水」「身づくろいのための化粧水」といったところでしょうか。
英語でも使える「Eau de Toilette」
「トワレ」を意味する場合、英語では「Eau de Toilette」というフランス語をそのまま使用します。「The Water of Toilet」では、本当に「トイレの水」になってしまうためです。
ちなみに米国ではトイレの意味で「Toilet」が使用されず「REST ROOM」(レストルーム、休憩所)や「BATH ROOM」が使用されます。「Toilet」という直接的な表現は日本の「便所」「厠(かわや)」同様、今後英国でも使用されていかなくなるかもしれません。
消滅傾向の「オードトワレ」
ところで、このオードトワレというコトバ、使われなくなりつつあります。
オードパルファムとオードトワレの濃度差は実は大差なく、現在の化粧品会社さんはオードトワレ濃度と思われるものでもデフォルトでオードパルファムと命名されるところがほとんどです。イメージもいいですし。
市販香水では、メンズ香水にオードトワレと命名しても女性用はオードパルファムがすでに標準かもしれません。
世界の化粧品業界ではこのような傾向が明確になりつつあり、今後「オードトワレ」という表現は世界市場から徐徐に消滅していく可能性があります。
(2012-04-16)
( 香水工場の )
香る生活
香水がきつい上司、どう悟らせる?
(2012/04/10)
言えばいいのになかなか言いにくいこと、多いですよね。他人の強すぎる香水もその一つ(2012/04/10)
読売新聞「大手小町」の中にある「発言小町」は、女性たちの意見がひしめいて、ちょっとしたトレンド・ウォッチができるサイトです。
まれにのぞくことがあります。先日は「香水のきつい男性上司」という痛い質問が投稿されていました。
新任してきたイケメン上司。それはウエルカムだが、外出から帰社してくると「香り直し」のつもりか香水を数プッシュするとのこと。オフィスを彼好みのニオイに染め上げることに職場の女性たちが怒り心頭という内容でした。
注目度は高いようで数日でたくさんの返事が集まっていました。過激な意見、平和的解決案の提案、ご意見はいろいろ。
私にも妙案はありません。しかし、おもしろいと感じたことは「女性が男性の香水に悩む」今時の世の中事情。
この種の悩みは、以前なら男性から女性に対して多かった香害クレームですが、今では逆転現象が起きているんですね。
そういえば、先日取材に来られた女性記者さんは、職場で、香水が強い男性同僚に対してモノ申したい模様でした。
「はっきり言えばいいじゃないですか!」なんて無責任なことを言えません。ニコニコする以外、やはり妙案は見あたりませんでした。
自分が付けている香水をほめられることは、たぶん、うれしいでしょう。が、香害を指摘されることは、微妙に恥ずかしいもの。文化的な問題なんでしょうかね。
☆今日の香り一句:「キミ、香水、きつくないか!」は「鼻毛出てますヨ」と似ている。なかなか言えないな。
(2012-04-10)
言えばいいのになかなか言いにくいこと、多いですよね。他人の強すぎる香水もその一つ(2012/04/10)
イケメン上司の香害
読売新聞「大手小町」の中にある「発言小町」は、女性たちの意見がひしめいて、ちょっとしたトレンド・ウォッチができるサイトです。
まれにのぞくことがあります。先日は「香水のきつい男性上司」という痛い質問が投稿されていました。
新任してきたイケメン上司。それはウエルカムだが、外出から帰社してくると「香り直し」のつもりか香水を数プッシュするとのこと。オフィスを彼好みのニオイに染め上げることに職場の女性たちが怒り心頭という内容でした。
注目度は高いようで数日でたくさんの返事が集まっていました。過激な意見、平和的解決案の提案、ご意見はいろいろ。
女性が男性の香水にモノ申したい時代
私にも妙案はありません。しかし、おもしろいと感じたことは「女性が男性の香水に悩む」今時の世の中事情。
香害クレーム
この種の悩みは、以前なら男性から女性に対して多かった香害クレームですが、今では逆転現象が起きているんですね。
そういえば、先日取材に来られた女性記者さんは、職場で、香水が強い男性同僚に対してモノ申したい模様でした。
でも、はっきりとは言えないもどかしさ
「はっきり言えばいいじゃないですか!」なんて無責任なことを言えません。ニコニコする以外、やはり妙案は見あたりませんでした。
自分が付けている香水をほめられることは、たぶん、うれしいでしょう。が、香害を指摘されることは、微妙に恥ずかしいもの。文化的な問題なんでしょうかね。
☆今日の香り一句:「キミ、香水、きつくないか!」は「鼻毛出てますヨ」と似ている。なかなか言えないな。
(2012-04-10)
( 香水工場の )
香る生活
義援金のご協力、感謝いたします
(2012/04/07)
3月当社では沈丁花キャンペーンを実施していました。毎年恒例のキャンペーンですが、震災からちょうど1年、義援金活動も同時に行いましたので特別なキャンペーンとなりました。
そんな事情も手伝ってか、毎年なじみのお客様に来ていただくと同時に、新しいお客様にもご来店頂き、オードパルファム「沈丁花」、また、このキャンペーンのために特別に制作したオードパルファム「復興の花」を多数ご購入いただきました。
この場を借りて、社員一同、心より御礼申し上げます。
3月キャンペーンの売上集計がでました。
義援金額 → 1,254,000円
義援金は被災地の各県庁の義援金受付窓口に今月20日までに直接振り込む形でお届けいたします。被災地の復興に少しでもお役に立てることを祈ります。
(4月12日振り込み完了しました)
(2012-04-07)
3月当社では沈丁花キャンペーンを実施していました。毎年恒例のキャンペーンですが、震災からちょうど1年、義援金活動も同時に行いましたので特別なキャンペーンとなりました。
多数のご来店ありがとうございました!
そんな事情も手伝ってか、毎年なじみのお客様に来ていただくと同時に、新しいお客様にもご来店頂き、オードパルファム「沈丁花」、また、このキャンペーンのために特別に制作したオードパルファム「復興の花」を多数ご購入いただきました。
この場を借りて、社員一同、心より御礼申し上げます。
集計結果の公開
3月キャンペーンの売上集計がでました。
義援金額 → 1,254,000円
義援金は被災地の各県庁の義援金受付窓口に今月20日までに直接振り込む形でお届けいたします。被災地の復興に少しでもお役に立てることを祈ります。
(4月12日振り込み完了しました)
(2012-04-07)
( 香水工場の )
香る生活
*初対面男性の体臭は、女性のチェックポイント
(2012/04/07)
女性は相手の体臭から予想以上に多くの情報を得ています。男たちが心すべきポイント(2012/04/07)
「女性がチェックする初対面男性の10のポイント」のようなタイトルを付けると読んでもらいやすいそうです。
しかし、恋愛ハウツー本が、こぞって取り上げるテーマですのでが、今日は、こと女性から見た男性のニオイについてウンチクします。
「怖いモノ見たさ」というコトワザ(?)があるくたいで、ちょっと怖いモノを見てみたいという心理が人にはあります。
似た心理に「臭いものを嗅いでみたい」という心理も人には備わっているようです。臭いとわかっていながら「どれくらい凄いニオイか」は確かめたくなるものです。
シュールストレーミングは、ノルウェーが誇る世界屈指の臭い発酵食品。
小泉武夫教授の本で日本でもすっかり知名度をあげました。YouTubeでは、この缶詰を開けて絶叫する人々の動画が多数アップされています。
どちらかというと「楽しい!」絶叫系に近いかと。
この「臭いモノ嗅ぎたさ」は、男性より女性に強い傾向がないでしょうか。
女性は、一般に男性よりよりニオイに敏感です。意識的にしろ・無意識にしろニオイからいろいろな情報を得ます。
当然、初対面の男性もビジュアル・肉体的な特徴やファッションセンスは一番のインパクト。
指先の清潔度も女心に訴えるものがあるとか。最近では欧米のように靴の輝き具合までチェックされるそうで、いやはや厳しい世の中です。
それらビジュアル系情報は大脳皮質で理性的に処理され判断されます。しかし、ニオイはどうでしょう?
相手から感じられる体臭は、理性的な判断を得意とする大脳皮質ではなく、本能に近い大脳辺縁系で、もっと原始的に「好き・嫌い」の感情になりやすいと思われます。
好き・嫌いは理屈ではないので、どうにもできません。
確かなエビデンスは、まだ存在しませんが、動物には体臭で自分との相性を本能的に嗅ぎ取る働きがありそうです。
それらは意識に上がってこないケースが多く、なぜ好きか、なぜ嫌いか説明できないけど、やっぱり「あの人、・・なのよネー」となりやすい部分です。
相性の問題なのでムリして体臭を変えても意味がありません。
しかし、最低でも清潔感がある体臭でなければ、本能が判断する前に無条件にショットアウトされる可能性もあります。
こちらは日常生活の習慣や心がけ次第でなんとでもなる部分ではないでしょうか。
汚れた体臭ではなく、アナタの真の体臭を相手の女性に届けることが最初のステップかもしれませんね。
香水は、体臭を隠す、あるいは体臭を隠すための小道具と思われがちですが誤解です。
香水は体臭と混じり合い、体臭を引き立てるものです。反面、マイナスに働くこともあります。
魅力的な体臭を台無しにするような香水を付けるくらいなら、むしろ香水はオススメできません。
しかし、ばっちり決まる香水だと、フェロモン的な効果を発揮する瞬間にもなります。巷のフェロモン香水では絶対に演出できない効果です。
(2012-04-07)
女性は相手の体臭から予想以上に多くの情報を得ています。男たちが心すべきポイント(2012/04/07)
女性がチェックする男性の体臭
「女性がチェックする初対面男性の10のポイント」のようなタイトルを付けると読んでもらいやすいそうです。
しかし、恋愛ハウツー本が、こぞって取り上げるテーマですのでが、今日は、こと女性から見た男性のニオイについてウンチクします。
女性に強い「臭いモノ嗅ぎたさ」
「怖いモノ見たさ」というコトワザ(?)があるくたいで、ちょっと怖いモノを見てみたいという心理が人にはあります。
似た心理に「臭いものを嗅いでみたい」という心理も人には備わっているようです。臭いとわかっていながら「どれくらい凄いニオイか」は確かめたくなるものです。
シュールストレーミングは、ノルウェーが誇る世界屈指の臭い発酵食品。
小泉武夫教授の本で日本でもすっかり知名度をあげました。YouTubeでは、この缶詰を開けて絶叫する人々の動画が多数アップされています。
どちらかというと「楽しい!」絶叫系に近いかと。
この「臭いモノ嗅ぎたさ」は、男性より女性に強い傾向がないでしょうか。
女性は、一般に男性よりよりニオイに敏感です。意識的にしろ・無意識にしろニオイからいろいろな情報を得ます。
ビジュアル面は理性で、ニオイは本能的に判断されがち
当然、初対面の男性もビジュアル・肉体的な特徴やファッションセンスは一番のインパクト。
指先の清潔度も女心に訴えるものがあるとか。最近では欧米のように靴の輝き具合までチェックされるそうで、いやはや厳しい世の中です。
それらビジュアル系情報は大脳皮質で理性的に処理され判断されます。しかし、ニオイはどうでしょう?
相手から感じられる体臭は、理性的な判断を得意とする大脳皮質ではなく、本能に近い大脳辺縁系で、もっと原始的に「好き・嫌い」の感情になりやすいと思われます。
ニオイでわかる相手との相性
好き・嫌いは理屈ではないので、どうにもできません。
確かなエビデンスは、まだ存在しませんが、動物には体臭で自分との相性を本能的に嗅ぎ取る働きがありそうです。
それらは意識に上がってこないケースが多く、なぜ好きか、なぜ嫌いか説明できないけど、やっぱり「あの人、・・なのよネー」となりやすい部分です。
相性の問題なのでムリして体臭を変えても意味がありません。
本当の自分の体臭を届けよう
しかし、最低でも清潔感がある体臭でなければ、本能が判断する前に無条件にショットアウトされる可能性もあります。
こちらは日常生活の習慣や心がけ次第でなんとでもなる部分ではないでしょうか。
汚れた体臭ではなく、アナタの真の体臭を相手の女性に届けることが最初のステップかもしれませんね。
体臭を引き立てる香水を選ぶ
香水は、体臭を隠す、あるいは体臭を隠すための小道具と思われがちですが誤解です。
香水は体臭と混じり合い、体臭を引き立てるものです。反面、マイナスに働くこともあります。
魅力的な体臭を台無しにするような香水を付けるくらいなら、むしろ香水はオススメできません。
しかし、ばっちり決まる香水だと、フェロモン的な効果を発揮する瞬間にもなります。巷のフェロモン香水では絶対に演出できない効果です。
(2012-04-07)
( 香水工場の )
香る生活
*香水の保管期限、いくときは行くよ
(2012/04/05)
案外よくいただく質問が今日のテーマ(2012/04/05)
「保管期限」か「賞味期限」か「消費期限」「使用期限」「有効期限」か・・・ちょっとややこしくなるので厳密には区別せずにお話ししますね。要は香水ってどれくらいもつの?というお話。
化粧品の大敵は「腐敗」と「酸化」。香水にはさらに「揮発と目減り」があります。
最初に結論を言えば、3年や4年は問題ないことが多いようです。
保管環境によって違うので断言はできませんが、香水は比較的長持ちします。ときとして引き出しの中で忘れ去られ、10年や20年後使ってみたら「使えた!」という話は珍しくありません。
簡単です。食品と同じくニオイと見た目です。ニオイがよくて見た目も変化していなければまずは大丈夫。
え?そんなに単純なの?
人類誕生以来、人は鼻と目を頼りに食品の安全を確認してきました。そして、時々失敗して下痢などに襲われ、個人の体験として、あるいは民族の経験や文化として学習していったのです。
人為的に製造された毒や日常的な体験ができない有害物質でない限り、食品の安全性を確かめる手段は、現在でも鼻と目がもっとも頼りになり信頼できます。
香水は滅多なことでは腐敗しません。香水は、通常エタノールに香料を混ぜて作るからです。香料もエタノールも通常、殺菌効果が高いもの。よって、香水は、多くの環境で「腐らず」保管できます。それゆえ防腐剤などは必要ありません。香水製造のために当社では防腐剤を使用していません。
酸化は若干影響を受けます。香水の原料となる香料やエッセンシャル・オイルには酸化しにくいものと酸化しやすいものがあります。
たとえばローズオイルの耐酸化力の強さは有名です。ホホバオイルも酸化しにくいと言います。ある知人は「ローズオイルとホホバオイルが最高に抗酸化力がある」と言っていました。
ローズオイルは100年しても使えるという人もいます。
反面、柑橘系のオイルなどは酸化しやすいと言われます。しかし、多少酸化したからといって使えないかというと別問題。酸化もいろいろですから。多かれ少なかれ、食品も化粧品も完全に無酸化状態のモノは存在しません。
香水は揮発しやすい製品です。たとえば、海外輸入物で日本到着後コンテナを開けてみたら「10%くらいの商品で液体の目減りが」といったインポート業者さんの話は珍しくありません。
ひどいときは全体の5割が目減り品だったというような話もあります。香水を取り扱っているわれわれとしては、これは実話だから笑えない話ですが、笑ってしまいます。このレベルの目減りですと、香水そのものではなく、生産工程に問題がありそうですね。
香水の有効期限は一概に言えないのが現状ですが、実状数年は楽勝で持つモノがほとんど。
成分の酸化のしにくさやボトルの密封度の高さがあれば10年以上余裕で持つケースも考えられます。
以上のような状況を総合的に判断して当社では未開封・未使用で3年、使用しはじめて1年程度を目安に使い切ることをお勧めします。見た目やニオイがよければ、もっと長い時間使われても問題ないでしょう。
(2012-04-05)
案外よくいただく質問が今日のテーマ(2012/04/05)
香水ってどれくらいもつの?
「保管期限」か「賞味期限」か「消費期限」「使用期限」「有効期限」か・・・ちょっとややこしくなるので厳密には区別せずにお話ししますね。要は香水ってどれくらいもつの?というお話。
化粧品の大敵は「腐敗」と「酸化」。香水にはさらに「揮発と目減り」があります。
最初に結論を言えば、3年や4年は問題ないことが多いようです。
保管環境によって違うので断言はできませんが、香水は比較的長持ちします。ときとして引き出しの中で忘れ去られ、10年や20年後使ってみたら「使えた!」という話は珍しくありません。
痛んでいるのか、そうでないのか、どう判断するの?
簡単です。食品と同じくニオイと見た目です。ニオイがよくて見た目も変化していなければまずは大丈夫。
え?そんなに単純なの?
人類誕生以来、人は鼻と目を頼りに食品の安全を確認してきました。そして、時々失敗して下痢などに襲われ、個人の体験として、あるいは民族の経験や文化として学習していったのです。
人為的に製造された毒や日常的な体験ができない有害物質でない限り、食品の安全性を確かめる手段は、現在でも鼻と目がもっとも頼りになり信頼できます。
香水を痛める原因・・・腐敗
香水は滅多なことでは腐敗しません。香水は、通常エタノールに香料を混ぜて作るからです。香料もエタノールも通常、殺菌効果が高いもの。よって、香水は、多くの環境で「腐らず」保管できます。それゆえ防腐剤などは必要ありません。香水製造のために当社では防腐剤を使用していません。
香水を痛める原因・・・酸化
酸化は若干影響を受けます。香水の原料となる香料やエッセンシャル・オイルには酸化しにくいものと酸化しやすいものがあります。
たとえばローズオイルの耐酸化力の強さは有名です。ホホバオイルも酸化しにくいと言います。ある知人は「ローズオイルとホホバオイルが最高に抗酸化力がある」と言っていました。
ローズオイルは100年しても使えるという人もいます。
反面、柑橘系のオイルなどは酸化しやすいと言われます。しかし、多少酸化したからといって使えないかというと別問題。酸化もいろいろですから。多かれ少なかれ、食品も化粧品も完全に無酸化状態のモノは存在しません。
香水を痛める原因・・・揮発と目減り
香水は揮発しやすい製品です。たとえば、海外輸入物で日本到着後コンテナを開けてみたら「10%くらいの商品で液体の目減りが」といったインポート業者さんの話は珍しくありません。
ひどいときは全体の5割が目減り品だったというような話もあります。香水を取り扱っているわれわれとしては、これは実話だから笑えない話ですが、笑ってしまいます。このレベルの目減りですと、香水そのものではなく、生産工程に問題がありそうですね。
香水の保管期限の結論
香水の有効期限は一概に言えないのが現状ですが、実状数年は楽勝で持つモノがほとんど。
成分の酸化のしにくさやボトルの密封度の高さがあれば10年以上余裕で持つケースも考えられます。
以上のような状況を総合的に判断して当社では未開封・未使用で3年、使用しはじめて1年程度を目安に使い切ることをお勧めします。見た目やニオイがよければ、もっと長い時間使われても問題ないでしょう。
(2012-04-05)
( 香水工場の )
香る生活
輝いている男はニオイも違う
(2012/04/04)
体臭は健康のバロメーターですが、心のバロメーターにもなります(2012/04/04)
どこの会社にも周囲の注目を集めるやり手の男性がいるものです。もちろん、やり手の女性もおられますが、今日は男性に焦点を当てます。
若くして部長や会社上層部の地位に昇るヤツ、地位はなくても誰もが認めるできるヤツ、必ず結果を出すヤツ、社内をまとめるヤツ・・・どこの組織にもノリノリで輝いている人々が存在します。
彼らの共通点は、通り目に輝き。そして、案外認知されていませんが、匂いも違います。私流に表現すれば「オーラ臭」。オーラ臭のようなものがでています。
心地よい体臭は健康な肉体が基本です。病気になれば体臭も不快なニオイになりがちです。
昆虫や動物の中には敵に遭遇したときとっさに威嚇の悪臭を放つものがいます。逆立ちスカンクのように。
ヒトにも、驚くことに、怒りや強い感情で匂いを発することが知られています。
もちろん、スカンクほどの強烈なヤツではありませんが、出ています。噴射しています。
それがどういう物質か特定されていません。が、ヒトも香りを発する生き物であることは科学的に検証可能です。
ノリノリ男の魅力的な香りは、女性にとっては、セクシーに感じられるでしょう。
また、心のハリを失った男達のすいた匂いは、けっして加齢臭だけの匂いではありません。
心のハリを失えば、肌色を失いますが、肉体から発せられる香りも失います。
オーラ臭を発散せよ。自分の気持ち次第である程度変えることができます。
(2012-04-04)
体臭は健康のバロメーターですが、心のバロメーターにもなります(2012/04/04)
香りも滴るいい男
どこの会社にも周囲の注目を集めるやり手の男性がいるものです。もちろん、やり手の女性もおられますが、今日は男性に焦点を当てます。
若くして部長や会社上層部の地位に昇るヤツ、地位はなくても誰もが認めるできるヤツ、必ず結果を出すヤツ、社内をまとめるヤツ・・・どこの組織にもノリノリで輝いている人々が存在します。
彼らの共通点は、通り目に輝き。そして、案外認知されていませんが、匂いも違います。私流に表現すれば「オーラ臭」。オーラ臭のようなものがでています。
心のハリと体臭
心地よい体臭は健康な肉体が基本です。病気になれば体臭も不快なニオイになりがちです。
昆虫や動物の中には敵に遭遇したときとっさに威嚇の悪臭を放つものがいます。逆立ちスカンクのように。
ヒトにも、驚くことに、怒りや強い感情で匂いを発することが知られています。
もちろん、スカンクほどの強烈なヤツではありませんが、出ています。噴射しています。
それがどういう物質か特定されていません。が、ヒトも香りを発する生き物であることは科学的に検証可能です。
ノリノリ男の魅力的な香りは、女性にとっては、セクシーに感じられるでしょう。
くたびれたニオイは、加齢臭だけが原因ではない!
また、心のハリを失った男達のすいた匂いは、けっして加齢臭だけの匂いではありません。
心のハリを失えば、肌色を失いますが、肉体から発せられる香りも失います。
オーラ臭を発散せよ。自分の気持ち次第である程度変えることができます。
(2012-04-04)
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