( 香水工場の )
香る生活
香りの花:沈丁花 (1)
沈丁花の名所は少ないかも・・ (2022/02/23)
( 香り麗しい )
今年も沈丁花の季節が来ようとしています。
この花の開花は、多くの地域で3月初旬。
この時期、日本では卒業や転職、転勤が多い、何かと気持ちが揺れる時期なんですよね。
たとえば卒業シーズン。その学校での生活が終わる頃、校門の周囲に咲き誇る沈丁花の花があれば、その頃の気持ちが、花の姿や香りとともに記憶されるかも。
とくに香りは、その時の心理状態を記録する効果があり、何年か経過して、花の香りで、思わずリアルな記憶がフラッシュバック・・心理学的に有名なプルーストエフェクトを体験することもありうる。
現在、梅が全国的に満開の季節ですが、梅には有名な公園・庭園・寺院・神社などが数多く。
桜・・こちらも全国に名所だらけ。
水仙、藤、薔薇など季節を彩る花には、有名な名所や公園が多いですが、「沈丁花寺?」「沈丁花公園?」「沈丁花屋敷?」
などの「沈丁花の名所」はほぼ聞かない。
どこで咲いているかと言えば、「そのへんに咲いている」が、みなんさんのイメージではないでしょうか。
おそらく見栄えが今ひとつということか?
花の姿はかわいいのですが、低灌木ですから。
全体のぱっと見に”華がない”ところが弱いのかな・・
(人材も似ていると思う、こういう目立たない人々の中に本物の天才が隠れている)
沈丁花の芳香は、見栄えだけ品種改良された薔薇などと比較すると、よほど魅力的な花に思えますが、沈丁花の名所を作ろうなんていう酔狂な人は、多くないようです。
お客様コメント:
沈丁花ですが、木の割には短命で、十数年であれよあれよという間
に枯れていくそうです。
病気にもなりやすいらしいので、名所も難しいのではないでしょうか。
・・ Pなつこ
(国分) そうなんですか、知らなかった・・
(2022-02-23)
( 香り麗しい )
切ない香り、プルーストエフェクト
今年も沈丁花の季節が来ようとしています。
この花の開花は、多くの地域で3月初旬。
この時期、日本では卒業や転職、転勤が多い、何かと気持ちが揺れる時期なんですよね。
たとえば卒業シーズン。その学校での生活が終わる頃、校門の周囲に咲き誇る沈丁花の花があれば、その頃の気持ちが、花の姿や香りとともに記憶されるかも。
とくに香りは、その時の心理状態を記録する効果があり、何年か経過して、花の香りで、思わずリアルな記憶がフラッシュバック・・心理学的に有名なプルーストエフェクトを体験することもありうる。
沈丁花で有名な名所?
現在、梅が全国的に満開の季節ですが、梅には有名な公園・庭園・寺院・神社などが数多く。
桜・・こちらも全国に名所だらけ。
水仙、藤、薔薇など季節を彩る花には、有名な名所や公園が多いですが、「沈丁花寺?」「沈丁花公園?」「沈丁花屋敷?」
などの「沈丁花の名所」はほぼ聞かない。
どこで咲いているかと言えば、「そのへんに咲いている」が、みなんさんのイメージではないでしょうか。
おそらく見栄えが今ひとつということか?
花の姿はかわいいのですが、低灌木ですから。
全体のぱっと見に”華がない”ところが弱いのかな・・
(人材も似ていると思う、こういう目立たない人々の中に本物の天才が隠れている)
沈丁花の芳香は、見栄えだけ品種改良された薔薇などと比較すると、よほど魅力的な花に思えますが、沈丁花の名所を作ろうなんていう酔狂な人は、多くないようです。
お客様コメント:
沈丁花ですが、木の割には短命で、十数年であれよあれよという間
に枯れていくそうです。
病気にもなりやすいらしいので、名所も難しいのではないでしょうか。
・・ Pなつこ
(国分) そうなんですか、知らなかった・・
(2022-02-23)
( 香水工場の )
香る生活
香りの花:ヒヤシンス
いえいえ、ヒヤシンス香水の話ではありませんよ・・ (2022/02/22)
( 冷気の中で可憐な香りを漂わせるヒヤシンス )
キンモクセイのようにはっきととした強烈な香りでないので、「香りの花」としてのイメージは薄いかも知れませんが、かなり、上品です。
花はパイナップルのように盛り上がって豪華。
そこに上品な香りが漂いますから、イメージはウィンナ・ワルツのような優雅な輝き。
開花は1月~2月、冷気の中で香るフローラルな香りで春への期待感がふくらみます。
Wikipediaによれば、ヒヤシンスの名前の由来は、ヒュアキントスという名前だそうです。
「ヒュアキントスは、ギリシア神話に登場する美少年である」とのこと。
カタカナでは「ヒュアキントス」と書きますが、ラテン語では「Hyacinthus」、英語では「Hyacinth」。
日本語の「ヒヤシンス」は、英語の「Hyacinth」を、ローマ字風に読んだものと思われますが、英語での発音は「ヒアシンス」とは全然違う。
(カタカナでは表記不可能ですが) あえて書けば「ハイアシンス」、とくに最後の「ス」は日本語にない「th」の音が全然違う。
つまり、ヒヤシンスというコトバは、古代ギリシア語・ラテン語のヒュアキントスを英語読みして、さらにそれを日本語風に読んだコトバのようです。
読み方は違いますが、ヒヤシンス = ヒュアキントス少年となります。
そして、ヒュアキントスは、この方は古代スパルタのアミュークライ市生まれの美少年ということらしい。
(お花の由来が、市町村名などまでトレースできる事例は珍しい)
では、なぜヒュアキントス少年は、花になったのか、という部分も、Wikipedia内にちゃんとありました。
ギリシア神話の神様の一人アポローンとヒュアキントスが、二人で遊んでいるとき、アポローン投げた円盤が、間違ってヒュアキントスの頭に当たり亡くなった。
少年の死を悼んだアポローンは、少年を花に変えたという。
これがヒヤシンスである。
(どちらかと言えば、花になるより、生き返らせてもらった方が、私ならうれしいいかも)
( ヒュアキントスの死を悼むアポローン Wikipedia「ヒュアキントス」 )
花の物語を知ると、またいっそう、この花がステキに見えてくるから、ふしぎです。
意外にも男の子だったとは・・
そして、その芳香ですが、これは私が解説するより、花の芳香成分分析を精力的にされている「大田花き花の生活研究所」さんから引用します。
(大田花きラボさま、いつもお世話になります)
ヒヤシンスの香りとは・・
ヒヤシンスの香りは「グリーンノート」と呼ばれる青葉の香りを思わせる爽やかな香りが特徴となっています。
これはフェニルアセトアルデヒドと呼ばれる芳香成分が含まれているためです。
フェニルアセトアルデヒドはヒヤシンスの香りに代表されることから別名「ヒヤシンスアルデヒド」とも呼ばれ、フレグランスの世界ではグリーンノートを作るための主要成分になります。
上の説明にあるようにヒヤシンスの特徴的な香り成分は、天然のフェニルアセトアルデヒド。
この成分は、香水メーカーなら単品で持っているところが多い。
当社にもあるので、以前、その単品の香りを確かめたことがあるが、とてもより香りとは思えなかった。
正直、下品な印象。
ところが、実際に生花が咲き、社内にこの香りが漂ったとき、天からの声のように美しく感じた。
( ヒヤシンスの姿・形・香りよし! この花に人気があるわけに納得 )
長々とこんな記事を書いていると、読者のみなさんは、「もしかしてヒヤシンス香水?・・」と予想されるかもしれない。
しかし、今回の記事は、社内の開発プランとはまったく無関係。
お願いしてみようかな~という気持ちはあるが、以前、パフューマーは「難しい香り」と言っていた。
お客様コメント:
ヒアシンスの香り大好きです。作ってほしいです。
・・ちゃぼ
(2022-02-22)
( 冷気の中で可憐な香りを漂わせるヒヤシンス )
香りがすばらしい!
キンモクセイのようにはっきととした強烈な香りでないので、「香りの花」としてのイメージは薄いかも知れませんが、かなり、上品です。
花はパイナップルのように盛り上がって豪華。
そこに上品な香りが漂いますから、イメージはウィンナ・ワルツのような優雅な輝き。
開花は1月~2月、冷気の中で香るフローラルな香りで春への期待感がふくらみます。
名前は、ギリシア神話由来
Wikipediaによれば、ヒヤシンスの名前の由来は、ヒュアキントスという名前だそうです。
「ヒュアキントスは、ギリシア神話に登場する美少年である」とのこと。
カタカナでは「ヒュアキントス」と書きますが、ラテン語では「Hyacinthus」、英語では「Hyacinth」。
日本語の「ヒヤシンス」は、英語の「Hyacinth」を、ローマ字風に読んだものと思われますが、英語での発音は「ヒアシンス」とは全然違う。
(カタカナでは表記不可能ですが) あえて書けば「ハイアシンス」、とくに最後の「ス」は日本語にない「th」の音が全然違う。
ヒヤシンスは、美少年だった
つまり、ヒヤシンスというコトバは、古代ギリシア語・ラテン語のヒュアキントスを英語読みして、さらにそれを日本語風に読んだコトバのようです。
読み方は違いますが、ヒヤシンス = ヒュアキントス少年となります。
そして、ヒュアキントスは、この方は古代スパルタのアミュークライ市生まれの美少年ということらしい。
(お花の由来が、市町村名などまでトレースできる事例は珍しい)
では、なぜヒュアキントス少年は、花になったのか、という部分も、Wikipedia内にちゃんとありました。
なぜ美少年は花になったか?
ギリシア神話の神様の一人アポローンとヒュアキントスが、二人で遊んでいるとき、アポローン投げた円盤が、間違ってヒュアキントスの頭に当たり亡くなった。
少年の死を悼んだアポローンは、少年を花に変えたという。
これがヒヤシンスである。
(どちらかと言えば、花になるより、生き返らせてもらった方が、私ならうれしいいかも)
( ヒュアキントスの死を悼むアポローン Wikipedia「ヒュアキントス」 )
ヒヤシンスの芳香
花の物語を知ると、またいっそう、この花がステキに見えてくるから、ふしぎです。
意外にも男の子だったとは・・
そして、その芳香ですが、これは私が解説するより、花の芳香成分分析を精力的にされている「大田花き花の生活研究所」さんから引用します。
(大田花きラボさま、いつもお世話になります)
ヒヤシンスの香りとは・・
ヒヤシンスの香りは「グリーンノート」と呼ばれる青葉の香りを思わせる爽やかな香りが特徴となっています。
これはフェニルアセトアルデヒドと呼ばれる芳香成分が含まれているためです。
フェニルアセトアルデヒドはヒヤシンスの香りに代表されることから別名「ヒヤシンスアルデヒド」とも呼ばれ、フレグランスの世界ではグリーンノートを作るための主要成分になります。
ヒヤシンスは、予想した香りより100倍美しい
上の説明にあるようにヒヤシンスの特徴的な香り成分は、天然のフェニルアセトアルデヒド。
この成分は、香水メーカーなら単品で持っているところが多い。
当社にもあるので、以前、その単品の香りを確かめたことがあるが、とてもより香りとは思えなかった。
正直、下品な印象。
ところが、実際に生花が咲き、社内にこの香りが漂ったとき、天からの声のように美しく感じた。
( ヒヤシンスの姿・形・香りよし! この花に人気があるわけに納得 )
ヒヤシンス香水を作るのか?
長々とこんな記事を書いていると、読者のみなさんは、「もしかしてヒヤシンス香水?・・」と予想されるかもしれない。
しかし、今回の記事は、社内の開発プランとはまったく無関係。
お願いしてみようかな~という気持ちはあるが、以前、パフューマーは「難しい香り」と言っていた。
お客様コメント:
ヒアシンスの香り大好きです。作ってほしいです。
・・ちゃぼ
(2022-02-22)
( 香水工場の )
香る生活
ろうばいピクチャーまつり の結果
参加いただいた方々に御礼申し上げます・・ (2022/02/08)
( たくさんのご応募、ありがとうございました )
当社の香水「ろうばい」と、蝋梅(ロウバイ)の花など「冬~早春」を感じさせるものをいっしょに撮影し、Twitterにて投稿いただくという企画。
去年、4回シリーズとしてはじめて、今回がその最終回。
(本企画は、これで、いったん終了です)
・ろうばいピクチャーまつり
・金木犀ピクチャーまつり
・くちなしピクチャーまつり
・沈丁花ピクチャーまつり
社内全員で拝見し、社内投票を行いミーティングにて「4作品」を当選とさせていただきました。
当選の方、おめでとう、そして、落選の方、せっかく応募いただいたのに申し訳ございません。
当選基準は、好みに依存します、またお恥ずかしながら営業の一環でもありますので、商品がきれいに撮れている方が高得票になりやすかったこと、ご了承ください。
・まち さんの作品 →
花びらを衣装に見立てたイラストながら、まったく違和感がありません
ロウバイの花びらの "かわらしさ" が伝わるな~
・りゅーた さんの作品 → 商品のボトルと背景のロウバイ、ともに美しく、雰囲気ある色彩がいいですね
・りゅうのこ金田 さんの作品 → バックの青色とロウバイの黄色、強いコントラストが印象的
・Suica さんの作品 → 文学作品とのコラボ、う~ん、思いつかなかった
ここからは、残念ながら今回、当選となりませんでしたが、国分のお気に入りの作品をピックアップさせてください・・
・六月 さんの作品 →
「ほころぶ冬」というタイトルまでおしゃれです
毎回、本企画にはもったいない作品をお寄せいただき光栄です!
・qualle さんの作品 →
冬枯れの大地の風合い、地面感が心に響く~ 武蔵野の地面はこんな感じ
・たけのもと さんの作品 →
花と商品のコンビネーションが格調高く、そして、きれい
・歌種 さんの作品 →
青空を背景にロウバイを撮影すると青色の鮮明さが際立ちますね、ブルーの輝きと商品の存在感が私の一押しでした
・西藤智 さんの作品 →
構図も写真も美しく、また花びらの蝋のような質感がステキ
(2022-02-08)
( たくさんのご応募、ありがとうございました )
ろうばいピクチャーまつり とは?
当社の香水「ろうばい」と、蝋梅(ロウバイ)の花など「冬~早春」を感じさせるものをいっしょに撮影し、Twitterにて投稿いただくという企画。
去年、4回シリーズとしてはじめて、今回がその最終回。
(本企画は、これで、いったん終了です)
・ろうばいピクチャーまつり
・金木犀ピクチャーまつり
・くちなしピクチャーまつり
・沈丁花ピクチャーまつり
44作品のご応募
社内全員で拝見し、社内投票を行いミーティングにて「4作品」を当選とさせていただきました。
当選の方、おめでとう、そして、落選の方、せっかく応募いただいたのに申し訳ございません。
当選基準は、好みに依存します、またお恥ずかしながら営業の一環でもありますので、商品がきれいに撮れている方が高得票になりやすかったこと、ご了承ください。
当選の発表
・まち さんの作品 →
花びらを衣装に見立てたイラストながら、まったく違和感がありません
ロウバイの花びらの "かわらしさ" が伝わるな~
・りゅーた さんの作品 → 商品のボトルと背景のロウバイ、ともに美しく、雰囲気ある色彩がいいですね
・りゅうのこ金田 さんの作品 → バックの青色とロウバイの黄色、強いコントラストが印象的
・Suica さんの作品 → 文学作品とのコラボ、う~ん、思いつかなかった
当選ではないが、ぜひ紹介したい作品
ここからは、残念ながら今回、当選となりませんでしたが、国分のお気に入りの作品をピックアップさせてください・・
・六月 さんの作品 →
「ほころぶ冬」というタイトルまでおしゃれです
毎回、本企画にはもったいない作品をお寄せいただき光栄です!
・qualle さんの作品 →
冬枯れの大地の風合い、地面感が心に響く~ 武蔵野の地面はこんな感じ
・たけのもと さんの作品 →
花と商品のコンビネーションが格調高く、そして、きれい
・歌種 さんの作品 →
青空を背景にロウバイを撮影すると青色の鮮明さが際立ちますね、ブルーの輝きと商品の存在感が私の一押しでした
・西藤智 さんの作品 →
構図も写真も美しく、また花びらの蝋のような質感がステキ
(2022-02-08)
( 香水工場の )
香る生活
( 香水工場の )
香る生活
「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト
ローズマリーのちょっといい話 (2022/01/31)
( ボスニア・ヘルツェゴビナのローズマリー畑。アドリア海に面したバルカン半島はローズマリーの世界的産地、残念ながら自分で撮影してきたものではないが、いつの日か見学に行きたい・・ )
ローズマリーファンの国分です。
ローズマリーとの出会いは10年前、ベタガード の開発のとき。
開発では、ワセリンのねちっこさをどやって軽減するかというテーマで、いろいろな植物オイルや精油(エッセンシャルオイル)を試したが、そのときローズマリーと出会いました。
料理で多用されるハーブなので名前は知っていましたが、本格的にローズマリーの効能など調べたのです。
そして、腰を抜かしました。
おそらく現在知られている薬草で、最強の抗酸化ハーブ。
「記憶力を高めるハーブ」としても有名で、認知症予防の効果も知られている。
そして、ローズマリーには、未だ発見されていない抗酸化や抗ガン作用の未知なる成分があるようだと言われている。
ベタガードのテクスチャー改善のためのオイルとして、また香りも薬草のようで、ローズマリーは最強に思えました。
先日、東京工科大学さんが、ローズマリーが新型コロナ抑制の可能性を発表しました(2022/01/12, 東京工科大学プレスリリース)。
ローズマリーは「何でも効くんです」派の私には、驚きではありませんでした。
しかし、この発表が好きなところは、ローズマリーの中のどの成分がそれなのかを特定している点。それがカルノシン酸。
これは奇跡の物質かも知れないので、気になる方は、ぜひ覚えてほしい。
ローズマリーには、数百の成分があるが、その中で有用な成分は20くらいで、とくに「カルノシン酸」と「ロスマリン酸」が重要。
世界の研究者もこのへんにフォーカスして研究されている方が多いようです。
強い抗酸化作用があり、コロナウイルスにもアンチエイジングにも効果が期待できるカルノシン酸。
しかし、なんとローズマリー精油には含まれない可能性が高い。
仮に含まれてもごくごく微量でしょう。
(ローズマリー精油とは、ローズマリーを水蒸気で蒸留して得られるオイル。化粧品でローズマリーを配合する場合、通常、このオイルを使う)
カルノシン酸自体が水溶性の性質らしいので、含まれるとしたら精油ではなく、むしろ、精油精製の際の残り水(フローラルウォーター)の中にある。
もし精油にカルノシン酸が含まれていたら、ベタガードのよい宣伝になるのに~と地団駄した。残念ではあるが、仕方あるまい。
ローズマリーの乾燥葉には、1%程度のカルノシン酸が含まれているという記事もある。
(ローズマリーやセージの乾燥葉には、1.5-2.5%のカルノシン酸が含まれている)
これが真実かどうか不明だが、仮にそうならお茶(ハーブティー)として飲むと、う~ん、効果ありそう。
しかしである、長年、ローズマリーを食してきた私から言わせてもらうと、とても毎日飲む気にはならない。
香りがパワフル過ぎるのだ。
(もっと言えば、なんか特定の成分の刺激が強すぎる、たぶん、カンファーではないか)
これは私が昨年より実施しているローズマリープロジェクトである。
( 「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト。写真は自作クラッカー、酒のつまみとして焼いたが、やはり、香りが強すぎる )
いろいろ試した。
お茶がダメなら、お菓子に入れで、ローズマリー葉の全量を食べてみる!という実験をやっている。
結論: → クッキー&クラッカーは、食べれるが、おいしくない
それにクッキーは自分で作ってはじめて知ったが、バターと砂糖の比率が、半端ない異様な高さ!
(クッキーを自作して以来、クッキーはあまり食べなくなった)
お餅に混ぜ込んだローズマリーはどうか?
ヨモギ餅のように生地にローズマリーパウダーを混ぜ込む。
結論: → 案外いけるけど、食べたいというほどでない
「食べたい」という気持ちにならないと続かないし、手間暇がかかる。
パウダーにしてご飯や肉料理、サラダなどに振りかけて食べるやり方。
結論: 相手次第でおいしく食べられる
ローズマリーの独特のニオイは食べにくいが、醤油との相性は悪くないと現状思っている。
「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト経過は、またレポートしたい。
食品会社じゃないのに、なぜそんなに・・?というご意見はもっとも。
実は、食品の前にローズマリーコスメをいろいろ試作していた。
スキンケアやアイクリームなど。
まだ完全撤退したわけでないが、失敗している。
とりあえず食品でおもしろいものが作れれば、コスメにフィードバックできるかもと空想している。
お客様コメント:
ローズマリー茶はレモンとあわせると飲みやすいのかも。水にレモンスライスとローズマリーを放り込んで冷蔵庫で一晩、なんてレシピもあるそうです。
・・・
うちでは、葉をキッチンバサミで刻んで粗塩に混ぜ、フライドポテトにかけます。
ポテトは皮付きのが良く合います。
花はエディブルフラワーになるので、そのままサラダの飾りにしたり、氷を作る時、製氷皿に入れたりします。
ローズマリー大好きなので、コロナウイルスに効いたら、すごく嬉しいです。
若返りのハーブと呼ばれていますよね。
ブログいつも楽しみです!
・・lapis
フォカッチャに刻んだローズマリーのはを混ぜ込んで焼いたものは、イタリア語の先生(イタリア人)には評判が良かったような…!
・・Largo
いつも楽しく拝読してます。
クッキーじゃなくてパンならどうでしょう?お肉との相性はもともといいのでしょうね。ベーコンやチーズ、オリーブなども一緒に練り込んで。
すみません、自分ではまだ作ってないのでなんとも。でもおしゃれなカフェでそんなパンを見かけたことがあるような。
私もローズマリー大好きです。育てやすくて根付けば暴れるくらいに生長します。使い道に困るくらいなので、大量に消費できたらいいですよね。
・・ヒロ
ローズマリーがコロナに!?
興味深い内容を、ありがとうございます。
精油にカルノシン酸が含まれてないのは残念ですが、今後の食レポ(?)に期待しております!!
・・おさとう
ローズマリーのカルノシン酸がコロナに効果あるんですね。良いことを教えていただきました!粉末にしてふりかけるのなら、頑張れば毎日でも摂れそうな気がします。
(カルノシン酸は関係ないですが)ローズマリーを剪定した際、一部をチンキにしてローズマリー軟膏作っていますが、蚊に刺された時などのかゆみ止めに効果ありました(私だけかも?)。
カロフィラムオイルと混ぜれば、肌トラブルには最強だと思っていますが、どちらも匂いが強すぎるのが難点でしょうか…
・・めぐみお
ローズマリー丸ごと食べようプロジェクト期待してます。
有効成分の特性を理解しておりませんので稚拙な意見ですが、唐揚げ粉とかはいかがですか?ローズマリーはポテトとも相性が良いので、揚げ物にかけるふりかけ的な商品だと使うかもなぁとおもいました。
・・rinseki
(2022-01-31)
( ボスニア・ヘルツェゴビナのローズマリー畑。アドリア海に面したバルカン半島はローズマリーの世界的産地、残念ながら自分で撮影してきたものではないが、いつの日か見学に行きたい・・ )
ベタガードとローズマリー
ローズマリーファンの国分です。
ローズマリーとの出会いは10年前、ベタガード の開発のとき。
開発では、ワセリンのねちっこさをどやって軽減するかというテーマで、いろいろな植物オイルや精油(エッセンシャルオイル)を試したが、そのときローズマリーと出会いました。
料理で多用されるハーブなので名前は知っていましたが、本格的にローズマリーの効能など調べたのです。
そして、腰を抜かしました。
おそらく現在知られている薬草で、最強の抗酸化ハーブ。
「記憶力を高めるハーブ」としても有名で、認知症予防の効果も知られている。
そして、ローズマリーには、未だ発見されていない抗酸化や抗ガン作用の未知なる成分があるようだと言われている。
ベタガードのテクスチャー改善のためのオイルとして、また香りも薬草のようで、ローズマリーは最強に思えました。
ローズマリーがコロナウイルスに効く
先日、東京工科大学さんが、ローズマリーが新型コロナ抑制の可能性を発表しました(2022/01/12, 東京工科大学プレスリリース)。
ローズマリーは「何でも効くんです」派の私には、驚きではありませんでした。
しかし、この発表が好きなところは、ローズマリーの中のどの成分がそれなのかを特定している点。それがカルノシン酸。
これは奇跡の物質かも知れないので、気になる方は、ぜひ覚えてほしい。
ローズマリーには、数百の成分があるが、その中で有用な成分は20くらいで、とくに「カルノシン酸」と「ロスマリン酸」が重要。
世界の研究者もこのへんにフォーカスして研究されている方が多いようです。
精油にカルノシン酸は含まれるか?
強い抗酸化作用があり、コロナウイルスにもアンチエイジングにも効果が期待できるカルノシン酸。
しかし、なんとローズマリー精油には含まれない可能性が高い。
仮に含まれてもごくごく微量でしょう。
(ローズマリー精油とは、ローズマリーを水蒸気で蒸留して得られるオイル。化粧品でローズマリーを配合する場合、通常、このオイルを使う)
カルノシン酸自体が水溶性の性質らしいので、含まれるとしたら精油ではなく、むしろ、精油精製の際の残り水(フローラルウォーター)の中にある。
もし精油にカルノシン酸が含まれていたら、ベタガードのよい宣伝になるのに~と地団駄した。残念ではあるが、仕方あるまい。
ローズマリー茶なら?
ローズマリーの乾燥葉には、1%程度のカルノシン酸が含まれているという記事もある。
(ローズマリーやセージの乾燥葉には、1.5-2.5%のカルノシン酸が含まれている)
これが真実かどうか不明だが、仮にそうならお茶(ハーブティー)として飲むと、う~ん、効果ありそう。
しかしである、長年、ローズマリーを食してきた私から言わせてもらうと、とても毎日飲む気にはならない。
香りがパワフル過ぎるのだ。
(もっと言えば、なんか特定の成分の刺激が強すぎる、たぶん、カンファーではないか)
「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト
これは私が昨年より実施しているローズマリープロジェクトである。
お茶がダメなら、葉っぱを全量、食しちゃいましょう!という話。
これが「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト
これが「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト
( 「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト。写真は自作クラッカー、酒のつまみとして焼いたが、やはり、香りが強すぎる )
いろいろ試した。
ローズマリークッキー、ローズマリークラッカー
お茶がダメなら、お菓子に入れで、ローズマリー葉の全量を食べてみる!という実験をやっている。
結論: → クッキー&クラッカーは、食べれるが、おいしくない
それにクッキーは自分で作ってはじめて知ったが、バターと砂糖の比率が、半端ない異様な高さ!
(クッキーを自作して以来、クッキーはあまり食べなくなった)
ローズマリー餅(もち)
お餅に混ぜ込んだローズマリーはどうか?
ヨモギ餅のように生地にローズマリーパウダーを混ぜ込む。
結論: → 案外いけるけど、食べたいというほどでない
「食べたい」という気持ちにならないと続かないし、手間暇がかかる。
ローズマリーふりかけ
パウダーにしてご飯や肉料理、サラダなどに振りかけて食べるやり方。
結論: 相手次第でおいしく食べられる
ローズマリーの独特のニオイは食べにくいが、醤油との相性は悪くないと現状思っている。
「ローズマリーをまるごと食べよう」プロジェクト経過は、またレポートしたい。
ローズマリーコスメの失敗
食品会社じゃないのに、なぜそんなに・・?というご意見はもっとも。
実は、食品の前にローズマリーコスメをいろいろ試作していた。
スキンケアやアイクリームなど。
まだ完全撤退したわけでないが、失敗している。
とりあえず食品でおもしろいものが作れれば、コスメにフィードバックできるかもと空想している。
お客様コメント:
ローズマリー茶はレモンとあわせると飲みやすいのかも。水にレモンスライスとローズマリーを放り込んで冷蔵庫で一晩、なんてレシピもあるそうです。
・・・
うちでは、葉をキッチンバサミで刻んで粗塩に混ぜ、フライドポテトにかけます。
ポテトは皮付きのが良く合います。
花はエディブルフラワーになるので、そのままサラダの飾りにしたり、氷を作る時、製氷皿に入れたりします。
ローズマリー大好きなので、コロナウイルスに効いたら、すごく嬉しいです。
若返りのハーブと呼ばれていますよね。
ブログいつも楽しみです!
・・lapis
フォカッチャに刻んだローズマリーのはを混ぜ込んで焼いたものは、イタリア語の先生(イタリア人)には評判が良かったような…!
・・Largo
いつも楽しく拝読してます。
クッキーじゃなくてパンならどうでしょう?お肉との相性はもともといいのでしょうね。ベーコンやチーズ、オリーブなども一緒に練り込んで。
すみません、自分ではまだ作ってないのでなんとも。でもおしゃれなカフェでそんなパンを見かけたことがあるような。
私もローズマリー大好きです。育てやすくて根付けば暴れるくらいに生長します。使い道に困るくらいなので、大量に消費できたらいいですよね。
・・ヒロ
ローズマリーがコロナに!?
興味深い内容を、ありがとうございます。
精油にカルノシン酸が含まれてないのは残念ですが、今後の食レポ(?)に期待しております!!
・・おさとう
ローズマリーのカルノシン酸がコロナに効果あるんですね。良いことを教えていただきました!粉末にしてふりかけるのなら、頑張れば毎日でも摂れそうな気がします。
(カルノシン酸は関係ないですが)ローズマリーを剪定した際、一部をチンキにしてローズマリー軟膏作っていますが、蚊に刺された時などのかゆみ止めに効果ありました(私だけかも?)。
カロフィラムオイルと混ぜれば、肌トラブルには最強だと思っていますが、どちらも匂いが強すぎるのが難点でしょうか…
・・めぐみお
ローズマリー丸ごと食べようプロジェクト期待してます。
有効成分の特性を理解しておりませんので稚拙な意見ですが、唐揚げ粉とかはいかがですか?ローズマリーはポテトとも相性が良いので、揚げ物にかけるふりかけ的な商品だと使うかもなぁとおもいました。
・・rinseki
(2022-01-31)
( 香水工場の )
香る生活
ベタガードを冷蔵庫に貼ってみた
search